修羅がゆく4 東京大戦争

劇場公開日:

解説

場外馬券場の利権争いにつけこんで関東進出を企む関西ヤクザが仕掛けた戦争に立ち向かっていく男たちの姿を描いた極道アクションの第4弾。監督は前作までの和泉聖治に代わり、「餓狼伝」の佐々木正人が担当している。川辺優と山口正人による同名コミックを、佐々木と「修羅がゆく2 戦争勃発」の井上鉄勇が共同脚色。撮影には菊池亘があたっている。主演は「勝手にしやがれ!! 英雄計画」の哀川翔。スーパー16ミリからのブローアップ。

1997年製作/93分/日本
配給:KnacK
劇場公開日:1997年1月10日

ストーリー

新宿・歌舞伎町の純愛横丁付近の空き地に、場外馬券場の建設が決まった。この利権をめぐって、同じ関東木曜会に属する春田組と友成組が睨み合いを展開しており、歌舞伎町に居を構えた本郷組も、その動向に目を向けている。ある日、仕事にあぶれ自棄を起こしていた荒木というペルー日系三世の青年が、春田組と友成組の小競り合いに巻き込まれてしまった。ひょんなことから彼を助けた本郷は、これがもとで、春田組と本郷組の争いに巻き込まれてしまう。このことを知った関西の岸田組組長・伊能は、今が関東進出のチャンスとばかり、配下を引き連れて関東に乗り込み、荒木や友成組組長・友成を利用してゆさぶりをかけてきた。仲間内のいざこざを早く治め、岸田組の進出を防ぎたい関東木曜会・最高顧問の武山は、本郷の度量を認めて彼に木曜会に入ることを打診する。しかし、一匹狼の本郷はその申し出を断り、その代わりに岸田組の関東進出を阻んでみせることを約束した。そんな中、荒木と彼が愛した秀麗という中国人女性が、岸田組若頭・西脇によって殺される。ひたむきに生きていこうとしていた荒木を憎からず思っていた本郷は、伊能に対して怒りを爆発させ、伊能が場外馬券場の権利を友成から奪おうとしている現場に殴り込み、激しい銃撃戦を展開した。伊能にダメージを与えながらも本郷はこれを取り逃がしたが、岸田組の関東進出を阻むことには成功する。

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