続社長学ABC
劇場公開日:1970年2月28日
解説
前作「社長学ABC」のコンビ笠原良三と松林宗恵が脚本、監督を担当したシリーズ第三十三作。撮影も「社長学ABC」の長谷川清が担当。
1970年製作/91分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1970年2月28日
ストーリー
大日食品KKの新社長丹波久はヤング・パワーの起用を策し、網野前社長の秘書井関を営業本部課長心得に、成績優秀な新入社員三浦、花井両名を直属の部下として配した。、ところが、取引先の汪滄海の姪、梨花が東京の駐在員として、机を並べてからというもの、彼女をめぐっての恋の珍作戦が展開した。その上、井関は梨花の歓迎パーティを開いたことから、恋人の未知子から梨花との間を疑われる始末。一方、親会社の郷司大社長のひと言で大社長の椅子のおあずけをくい、丹波の隣で会長を務める参太郎だが、仕事がなくて、毎日が退屈の連続。そこへ、郷司大社長から広島・福山の珍味海産物の「阿藻珍味KK」と提携協力して、海外輸出の促進を計れという耳よりな話が持ち込まれた。女房厚子の浮気の封じ込め作戦を巧みにかわして参太郎は福山に向ったがどうも様子がおかしかった。仙酔島には東京にいるはずの梨花がいたり、目ざす阿藻珍味の会長は不在、社長の阿藻次郎も宴会が終ると姿を消していたり、不思議なハプニングの連続。しかし、丹波はそんなことには無頓着で、美人の芸者とイチャイチャ。すっかりあてられた参太郎に井関が、どうやら汪滄海が阿藻珍味と内密に話を進めていると報告。帰京後、参太郎は巻き返し作戦に出た。その特命をうけた井関は汪滄海と直接交渉し、彼に手を引いてもらうことに成功した。さらに梨花にはフィアンセがあることを聞かされ、愕然とするが、しかしこれで未知子とも万事うまくいはずであった。