新サラリーマン専科

劇場公開日:

解説

平凡なサラリーマンの一家に巻き起こる騒動を描いたコメディ・シリーズの第3弾。監督は前2作も手掛けた朝原雄三。東海林さだおの人気漫画のキャラクターをもとに、前作でもチームを組んだ山田洋次、朝原雄三、鈴木敏夫が共同脚色をつとめた。撮影にはやはり前作同様、近森眞史があたっている。主演も前作と同じく三宅裕司がつとめるが、その妻の役は前作までの田中好子から、「Morocco 横浜愚連隊物語」の岸本加世子にバトンタッチされた。また、「GOING WEST 西へ…」の森繁久彌がゲスト出演している。

1997年製作/107分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1997年11月22日

ストーリー

日向電機に勤める平凡なサラリーマン・石橋万作の家に、妻・たか子の父・寺内庄助が転がり込んできた。どうやら、老人ホームへの入居を勧める兄夫婦の家を飛び出してきてしまったらしい。万作はそんな庄助を快く迎えてやるが、庄助は孫たちにチンチロリンを教えたり、アダルトビデオを持ち込んだり、食事に文句をつけたりと、何かとトラブルを巻き起こした。一方、万作は会社でもトラブルに巻き込まれてしまう。総務部課長に昇進した彼は、中元や歳暮のみならず、備品の購入に到るまで、会社が全てを仲丸屋デパートと単独取引していることに疑問を抱いた。そして、その仲丸屋の接待に上司の冬木部長たちと出席した万作は、帰りのお土産袋の中に200万円分の商品券を発見する。そのことがきっかけで、冬木部長が長期に渡って賄賂を受け取っていたことを知った万作は、クビを覚悟で、直訴状とともにその商品券を社長室の前の目安箱に投函した。その頃、家では庄助が行方をくらまして大騒ぎが起きる。実は、庄助は福井県の三方五湖を旅していた。そこで、新宿でソープ嬢をしているルカという女性に出会った庄助は、居心地の悪い実家へ真っ直ぐ帰れずにいた彼女を優しく説得してやり、実家に帰る決心をさせてやる。翌日、庄助は東京へ戻り、贈賄事件も万作の勇気ある告発が社長に高く評価され、冬木部長が免職処分となったことで一件落着した。それから後、平和を取り戻した万作一家は休みを利用して、老人ホームに入居している庄助を訪ねる。

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