誘う女(1995・日本)

劇場公開日

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解説

人気バイオレンス作家にレイプされたという妄想が次第にエスカレートしていく女性の姿を描くサスペンス・スリラー。監督は「熱血ゴルフ倶楽部」の児玉高志。原作は、鎌田敏夫の角川ホラー文庫『ルージュ』に収録の小説 『レイプ』。主演は、「WINDS OF GOD」の今井雅之、「東雲楼・女の乱」の森崎めぐみ、「さわこの恋 1000マイルも離れて」の喜多嶋舞。

1995年製作/87分/日本
配給:タキコーポレーション=ゼアリズ

ストーリー

弾正雅之というペンネームを持つ大久保雅人は、もともと童話作家志望の純情青年だったが、穴埋めのため無理に書かされたバイオレンス小説が大ヒットし、今や売り上げベスト3入りをする人気作家となっていた。その小説は、妻の康子でさえ書いているものと本人の実像が違い過ぎるというほど過激なものだ。ある日、弾正の留守中に電話があり、安倍智子という女性が自分は弾正にレイプされたと訴えた。康子が智子と会って話を聞くと、自分の経験が小説に書かれているというファンにありがちな妄想に近く、さらに智子は、小説同様に起きる連続レイプ事件の犯人は弾正だとさえ主張した。康子に取り合ってもらえない智子は、レイプされた様子の写真を自分で撮り、弾正のあとをつけて彼の鞄に写真を忍び込ませた。そして再び康子に電話して、証拠の写真があるはずだと告げる。写真を見つけた康子は、すべて智子の一人芝居であると喝破し、追い討ちをかけるように連続レイプ犯が逮捕されたことを智子に告げて、嫌がらせに決着をつけようとした。たしかにレイプ犯は逮捕され、犯人の自白により智子のもとにも刑事が訪れた。絶望した智子は恨みの一念で、あるシナリオを実行に移す。次回作のネタに行き詰まっていた弾正に智子は近付き、レイプの体験を告白すると言って彼を誘惑、あたかもレイプのような肉体関係を結びそれをビデオに収めた。弾正はそれを小説化していく。智子はまたも康子に電話し、まだ出版されてない小説でのレイプ内容を次々と披露し、今度こそ自分は弾正に犯されたと勝ち誇った。取材をしたのだという康子の反論に対し、智子は例のビデオを送りつけ、康子はついに精神に異常をきたしてしまう。ようやく弾正は事の次第を理解した。智子は、かつて弾正のマンションの向かいに住んでおり、そこでのレイプ事件を弾正に目撃され小説に描かれていたのだ。許しを請う弾正を智子は逆にレイプする。だがそんな彼女も弾正を殺すことはできなかった。

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