ゴジラ 2000 ミレニアムのレビュー・感想・評価
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このゴジラはベビー?
ゴジラの見せ方は今までで一番良いと思いました。 暗い街を闊歩するシルエットのゴジラは絵になっていた。 放射熱線を吐く時も赤色に変わっていて、 今までとは違う残念さもあったけど、 演出もカッコよかった。 顔は少し爬虫類ぽくなっていて好き嫌いは別れそう。 エンディングの炎の中のゴジラもとても渋かった。 ただやはり映画は敵役が大事。 ミレニアンが全くダメでした。 何故UFOにしたのか?せっかくの復活作なのに 誰も対怪獣にしろと言わなかったのかがスゴい謎。 ゴジラが良かっただけに非常に残念です。 あと人間パートのやたら間を取りながら喋るのが スゴく気になりました。 阿部寛さんとかちょっとツボに入りました。
ゴジラ予知ネットワーク
2024年1月23日 映画 #ゴジラ2000ミレニアム (1999年)鑑賞 根室にゴジラが現れ、東海村の原子力発電所に移動し、飛来したUFOと激闘 UFOは地球を侵略するためネットワークに侵入し この当時は #村田雄浩 さんが主演で、#阿部寛 さんが脇役だったんだな #西田尚美 さんは相変わらずステキ
今までで一番つまらなかったゴジラかも。 全く共感できない村田擬似家...
今までで一番つまらなかったゴジラかも。 全く共感できない村田擬似家族。過剰縁起の末に散る阿部寛。UFOはどこに行った? ゴジラの形状も個人的には今一つ。 新作予告もあったが、期待できそうもない感。なんでその時代設定? BS12
ゴジラ造形良し!音楽よし!脚本は…
当時、映画館で鑑賞しゴジラの復活に喜んだが、内容をほぼ覚えていなかったため、20年ぶり?に鑑賞。 変わらずカッコいいミレニアムゴジラ、音楽に心躍るがUFOとゴジラの関連性もイマイチで、人間パートもドラマがなく面白くない… 監督は平成VSシリーズ屈指の名作を生み出した大河原さんなのにどうしたのか…
ともあれハリウッド版ゴジラへの鬱憤は本作の公開で鎮まりました 製作の目的は果たしたといえます しかし大きな宿題が残されてしまったのです
1999年12月公開 ゴジラシリーズは1995年の「ゴジラvsデストロイア」で終わったはずでした 本当はハリウッドゴジラにバトンタッチされて、ハリウッド製作で新しいゴジラシリーズになっているという構想だったはずでした 本来は1993年の「ゴジラvsメカゴジラ」で平成ゴジラシリーズは一旦終了して、ハリウッド版ゴジラが1994年に公開される計画でした ところがこれの制作が遅れに遅れ、1996年頃の完成見込みとの情報が伝わります この間の穴埋めをどうするかということで、1994年は「ゴジラvsスペースゴジラ」が急遽撮られ、1995年には「ゴジラvsデストロイア」も製作されました 特に後者はラストでゴジラが死ぬ設定にしてあります もうこれ以上遅れないと思っていたのでしょう しかしハリウッド版ゴジラがさらに遅れると分かると、さあ困った!となり平成モスラシリーズをスタートさせることになります 1996年、1997年、1998年と平成モスラは3本公開されます 結局ハリウッド製作版ゴジラは、1998年の7月に日本公開されました 都合5年遅れです 怪獣映画としては史上空前の興行成績となり、普通の怪獣映画の10倍以上の巨額の製作費を回収して、その製作費の3倍程ものリターンをもたらしてくれました 散々遅延して迷惑した東宝もホクホクです 大成功と言えるでしょう しかし、内容はどうだったか?というと話は別です コアなゴジラファンほど酷評するのです 毛嫌いされて、こんな映画はゴジラではないと憤激されてしまったのです それも日本国内だけでなく、海外のゴジラファンからも これではハリウッド版ゴジラでシリーズ化という構想は引っ込めざるを得ません そこで計画されたのが本作というわけです 幸いハリウッド版ゴジラは7月の公開であったので、その冬の怪獣映画は予定日通りモスラ3でそのまましのぎ、翌年の12月公開の怪獣映画はモスラは取りやめてゴジラの新作を日本製作で撮るという方針が固まります ハリウッド版ゴジラで離反しそうなゴジラファンをつなぎとめる必要があったのです だから、本当のゴジラとはこうだというものを作らなければならなかったのです 監督は平成ゴジラで評価の高かった大河原孝夫と決まります 特技監督はモスラ3で特技監督デビューをした鈴木健二をあてます モスラ3での恐竜シーンの低レベルさは酷評を受けていましたが再起用されました 川北紘一さんが庇ってくれたのかも知れません 内容はまあまあ良かったと思います 日本のゴジラらしいオードソクックスな映画にまとまりました 物語の設定はデストロイヤの続きではないようです 平成ゴジラのどの作品ともつながりません 前半のゴジラを出現を追跡するお話はなかなかのサスペンス風味があり新鮮です しかし、後半になると従来的な印象になってしまうのは少し残念 それでも本編と特撮がとてもうまくシームレスに繋がっています 主人公の子供を息子ではなく娘にしたところも良かったと思います 女性雑誌記者役の西田尚美は印象に残る良い演技を見せます 彼女、近年は「半沢直樹」の鉄の女役で話題になる良い仕事をしていました 超美人ではないものの美しさは20年以上経っても、いやむしろ逆に今の方が美しさを増しているように思えました だから本作をひさびさに観た時にすぐ彼女だと気がついたのです 特撮では冒頭の根室への上陸シーンは特に見事な出来映えでです 凄い!これがゴジラだ!と長年のファンに歓声をあげさせるものです 大事なことは構図と照明の演出です それがこの一連のシーンでは完璧でした ことに夜霧による空気遠近法を強調する演出は大成功しています そして火災による赤い背景光にシルエットとして浮かぶ黒々としたゴジラの姿 もちろん近影には根室の街を目の高さで実写とミニチュアを交えて合成してあります 電柱と電線や生活感のある風景を取り入れるのは平成ガメラの良い点を学んで取り入れています 本作はハリウッド版ゴジラだけでなく、平成ガメラシリーズへの回答が多分に含まれているように感じます 1999年3月にガメラ3が公開されています 正にこれから本作の撮影が始まろうというタイミングだったのです 自衛隊の扱いを含め、物語の空気感が似ています 特撮の絵づくりにも、平成ガメラシリーズを大いに参考にしているように感じました 日本海溝から浮上したUFO も平成ガメラの第1作を連想させますし、飛行するともう回転ジェットが欲しいほど寄せて来ます ただ特撮の軍配はどうかというと ミニチュアワークも特撮も本作の方が予算規模が大きい分凄い映像が多いはずなのに、残念なことに効果的で印象に残るものはガメラ3の方が多く印象も質も上です とはいえ西新宿の超高層ビルの上にUFOが乗っかり、それを自衛隊が爆弾を仕掛けて破壊するシーンは見ものです 超高層ビルの高層階から大量の煙が舞い上がり、やがてビル全体が最上階から崩壊を始め周囲にはまるで火山の火砕流のような噴煙が押し寄せます その絵面は、911そのままの予言になっているではありませんか! 911は2001年の9月11日ですから、本作は約2年後の事件の有り様を特撮映像で先取りしていたのです それ程の映像を撮ったのです そこは素直に評価したいと思います ガッカリしたのは宇宙怪獣オルガの最初の形態が、大昔の火星人の想像画のタコそっくりであったことです 余りにもセンスがありません 冗談でしょと呆れてしまいました 樋口真嗣や庵野秀明がこのシーンの絵コンテを任されていたならどのように料理しただろうかと考え込まされてしまいます ともあれハリウッド版ゴジラへの鬱憤は本作の公開でとりあえず鎮まりました 製作の目的は果たしたといえます ではこれからのゴジラのシリーズ展開はどうするのか? そのような大きな宿題は残されてしまったのです 何も解決していません ゴジラのブランドを永続的なものにする その課題はなにも解決していないのです 決定的な新しい価値の創造が必要なのです ゴジラ映画に求められるものとはそれだったのです でも一体それはなにか? その時点では誰も分かっていなかったのです
ミレニアムシリーズ第1作
ゴジラを自然災害的存在として捉え、それに対して人類がいかに対抗していくかを重点的に描く、いわゆるディザスタームービー路線へ立ち返る。 ゴジラの造形が一気に凶悪化したデザインになっている。また、CG加工と実写との合成技術が向上し効果的に使用されている。 ハリウッド版「GODZILLA」のイメージ払拭のために日本版ゴジラシリーズを復活させた。 と言いつつ、主人公篠田親子のゴジラ予知ネットや観測ワゴン車等は「ツイスター」あたりの影響が大きいと思える。また、冒頭、ワゴン車でゴジラと接近遭遇するシーンは「ジュラシックパーク」のワンシーンを彷彿とさせる。 オルガ、そして片桐と、邪魔する者を排除したゴジラが、次はお前らだと言わんばかりに口からオレンジの熱光線を吐き出しながら新宿を焼き尽くしていくエンディングは、ゴジラ作品の本質を捉えた素晴らしい締め方だと思う。
カッコいいゴジラがもったいない
見てなかったので、見てみました。 ゴジラのデザインは好きなんだけど、、他がグダグダ。 人も怪獣も全体的に何がしたいのかわからないし、一番盛り上がるはずのラストバトルも面白くなかったです。
ゴジラ対“岩”
村田雄浩演ずる篠田博士は第1作の理念を受け継いで、ゴジラを殺さないという考えが浮き彫りにされる。宇宙からきた岩の塊が中心となって『インデペンス・デイ』の様相を表しはじめ、かなりSFチックな映像が中心となってしまう。この宇宙から来たと思われた岩のオブジェが『メッセージ』へと引き継がれたのかもしれない。 背びれが一段と大きくなったプレミアムゴジラ。新たなスタートを切るにはもっと大胆なイメチェンや新たなテーマが見えてくればよかったのに、コンピュータのY2K2000年問題などから着想を得ただけの内容だった。 新宿シティタワーの爆破は911前だけあって、大胆にやったともんだと感心する。オルガナイザーG1という治癒能力のある細胞を医学に応用できればなんて発想もあったけど、逆に考えれば軍事利用だったできそう。 阿部寛の最期はかつての峰岸徹の最期とシチュエーションが似ているけど、こちらはゴジラの神々しさを間近で見た阿部がその狂暴なる美に酔いしれた感じがしてとても良かった。やっぱ神やな、ゴジラは。 「ゴジラは俺たちの中にいるんだ・・・」って、んなバカな・・・ゴジラは全部妄想みたいな感じのセリフにはがっかり。
なんだこれ
UFO がメインの敵とかどうなの? 家族の物語が物語の中心になると、急に内容がご都合主義的な感じになり、こんな事がまかり通るのかよ?と変な感覚に囚われる。 ミレニアム2000とか、タイトルが恥ずかしくなりそうで盛り上がりは少ない。 宇宙人がミレニアンって安直にも程がある。 UFO が巨大生物化した時はタコの出来損ないにも見えたし、UFOを殻の様に被ってるとガメラにも見えた(笑) で、怪獣プロレス始まっても、もう1つ盛り上がらない。 これでは何をもってゴジラなのか?分からない。 過去の作品から現在に至るまで、様々な意味が各作品にあるだろうが、顔立ちはとんがり、背鰭はやけにでかくなり、特撮は頑張ってはいるものの、劇場公開作品なのに、今時のウルトラマン○○○をTVで観てるのとそれほど変わらないレベルなのは技術の進歩のせいか? 昨今はネット配信の劇場未公開作品のレベルも金かかってて凄くなってるから、劇場公開レベルの作品とネット配信での公開作品の境界線がひどく曖昧になってるから、その理屈だとこの作品は…だし 恐らくは今、ネット配信の中に並べられても動かない作品になるだろうと思う。 ほんとは「あ~ゴジラ観たわ~」って気分にさせてもらいたかったな~
ゴジラの新しい造形に魅力を感じなかった
シリーズ23作目。 1995年に平成VSシリーズが終了した後、1998年に待望のハリウッド版が公開された。 期待して待っていたのだが、これが見事に裏切られ、そのショックは今も癒えない。 翌1999年、名誉回復の為に、本家ゴジラが帰って来た。 冒頭、北海道根室を重量感たっぷりに蹂躙する姿は、これがゴジラだ!という製作側の雄叫びが聞こえて来そうだ。 しかしながら、ストーリーも一本の映画としても不発だったと言わざるをえない。 “科学の傲慢”をテーマに挙げているそうだが、それがイマイチ伝わりにくい。 復活作早々、対戦相手がUFOなのがリアリティに欠ける。 そのUFOがタコ型宇宙生物に変化した時は失笑してしまった。 スタッフは新旧の面々が入り混じり、積極的にCGを取り入れたものの、CGと特撮が上手く噛み合っていない。 そして、ゴジラの新しい造形には正直驚いた。 以前のゴジラは良くも悪くもヒューマニズムや生物としての魅力を感じさせたのだが、本作の新たなゴジラは荒々しい凶暴さが特徴となっている。 それを象徴するのが、今までの倍近くはある巨大な背ビレ。 VSシリーズのイメージを払拭させようという意気込みだろうが、ゴジラの表情に覇気が無く、動きも緩慢で、質感も材料が変わったの?と思うくらい着ぐるみである事を感じさせる。 肝心のゴジラ自身に魅力を感じないのだから、不発と思っても無理はない。 復活一作目なので、長い目で見るしかない。 キャストの一人に今や超売れっ子の阿部寛。 トップスターとなった今、出演オファーをしても実現は難しいだろう。 ある意味、お宝映像。
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