地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガンのレビュー・感想・評価
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アンギラスの意味とは
いつの間にかゴジラが正義の味方になってしまい、
エンディングでは僕等のゴジラと歌い出す。
この方向性だとウルトラマンで良いじゃんと
思ってしまう。
ウルトラマンのいない怪獣映画に見えて
一気に萎えてしまった。
ガイガンのビジュアルも好き嫌いあるだろうが、
僕的にはウルトラマンの怪獣と言う感じがして
ゴジラっぽくはない気がして違和感がありました。
アンギラスは1匹だけ何をしているのか分からなかった。
台詞吹き出しは子ども向けだから仕方ないのだけど、
あまり良い印象は受けなかった。
あとシンプルに戦いシーンが長い。
特に勝つための手段があるわけでもなくひたすら長い。
続くメガロもただただ心配です。
0043 おいアンギラス 偵察に行け オケ
1972年公開
東宝怪獣路線の象徴的な作品。
ヘドラでは全く感じなかった円谷ゴジラの匂いが戻ってきた。
物語の筋は二の次、怪獣ありき、戦いありき
なんでこんなにカッコよく見えたか?
おカネかけずに怪獣シーンを出せよ、という会社の無茶な要求への
アンサーはライブフイルム使っているからやん!だった。
( と大人になって気がついたが。)
総進劇ゴジの中に三大怪獣ゴジが映り込んでも
小学5年生には違和感なく映り
もっとも顕著だったのは音楽が昔のゴジラ映画だったから。
安くあげるため音楽プロデューサーの所氏は伊福部昭には
新録ではなく過去の作品を流用許可を申し出る。
選曲で一番素晴らしかったのはタイトルバック。
一度も聞いたことのない曲で当然本作用のサントラと思いきや
昭和45年の大阪万博、三菱未来館の「日本の自然」で使われた
「火山」。
ガイガンのフォルムは見事の一言。
キングギドラとアンギラスの出演は「怪獣総進劇」でのカラミが
多かったからと推測しますが。
60点
初鑑賞 1972年3月19日 梅田劇場
パンフ購入
マンガに侵食されすぎ
怪獣に字幕いれちゃあおしまいよ。
そりゃ観る年齢層が下がってて、マンガの人気も高いから、映画に取り込むのはわからなくもないが、当時のスタッフはどう思って作ってたか?気になる。ジャリのマンガ映画だから流行りを入れときゃ入るって事だったんだろうか?
と、映画に関係ない事ばかり書いてしまうほど、この作品の見所は少ない。
他の方も書いているがガイガン、ガイガン以外に見るものがない。
あのデザイン…顔立ち、腹のグラインダー(どうやって回転させんだよ?)と子どもの夢詰め込んで想像力を掻き立てる。でもそこまでで終わる。物語観ると終わってしまうんよな、この作品は。
色々言いたいが子どもランドのゴジラ型ビルどんだけでかいんだ?周りをキングギドラとガイガンが飛んでるけど、見た目は軽く三倍くらい大きい。
ギドラが身長100mはあったと思うから、あのビルは最低300m以上の高さ大きさの建物なのか…と思ったら設定は展望台が50mだって。
ゴジラと向かい合って大体同じサイズだからそうなんだろうな。
しかしレーザー装備のすげぇ塔。
正直ゴジラをひっくり返して一方的に攻めまくれる強力さ。
ギドラもガイガンも要らんくらい強い。
なのに、一切塔の防衛をしない…M星雲のやつら油断しすぎだろ。
で、お約束の怪獣プロレスになるのだがガイガンの攻撃がエグい。カギ爪で顔面集中攻撃や腹のグラインダーでアンギラス顔面切られるし。
ヒールらしい攻撃(笑)
ヒールらしく味方に攻撃誤爆させて仲間割れみたいになったり。
ゴジラもギドラに首投げの三本背負い?を何回も食らわせ、アンギラスとの合体攻撃を延々と繰り返す…映像の使い回しが多い。
まぁそれ以外も古い作品の映像使い回しが頻回で製作費安くなってるんだろうなと想像してしまった。
子ども向けゴジラ映画の限界が見えた作品だった。
ガイガンはゴジラ映画史上最もcool!な怪獣だ!一つ目とお腹のノコギリがカッコいい!
①一方、キングギドラの地位低下が激しい。『怪獣総進撃』では10匹以上の怪獣とタイマンはっていたのに、ガイガンとタッグなのにゴジラとアンギラスのタッグに負けてしまうなんてね…泣
70sゴジラ
吹き出しでセリフをしゃべるゴジラとアンギラスはとりあえずかわいい。
本編そのものがコメディタッチなので、これはこれでありだと思う。
シリーズ12作目にしてゴジラが悪の怪獣から正義の味方へ路線変更されている。
断末魔
時系列にするとこうなる
ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃 1969年12月
ゴジラシリーズは一旦終了した
ガメラ対大魔獣ジャイガー 1970年3月
ガメラ対深海怪獣ジグラ 1971年7月17日
ガメラシリーズはここで力尽きた
ゴジラ対ヘドラ 1971年7月24日
ゴジラシリーズのリーブトというべき作品
地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(本作) 1972年3月
ヘドラの延長線上の作品というより、ライバルのガメラの要素を取り込んだゴジラとガメラのが統合されたかのようになっている
そのコンセプトは成功したのか?
大失敗だ、目も当てられない程の悲惨さだ
まさに怪獣映画の断末魔だ
ガイガンのビジュアルコンセプトはガメラの悪役怪獣の凶器を身体的特徴とするものにされていいる
ゴジラはガメラ同様地球側の味方だ
子供受けできる工夫として吹き出しというテクニックを使っている
当の子供ですら呆れかえったろう
子供は子供騙しを嫌うものだ
しかし怪獣映画はもう他にないのだ
テレビはどうか?
帰ってきたウルトラマンが1971年4月からスタートしていた
仮面ライダーも同年4月のスタートだった
映画作品の方が一番クオリティが低い
なんという情けないことだ
怪獣映画の暗黒時代だ
夜明けはまだまだ先
闇はもっと深まっていくのだ
「いそげよ!」「OK!」
怪獣シュクラ?の漫画を持ち込んだ売れない漫画家。源吾とマネージャートモ子(ひし美ゆり子)がいる喫茶店では「戦争を知らない子供たち」のインストゥルメンタルが流れている。雇われることが決まった源吾だったが、“絶対の平和”という言葉が気に入らない。シュクラとママゴンに拘るところが面白い。
拾ったテープを再生すると、遠く離れたゴジラ島の怪獣を刺激してしまったようだ。「おいアンギラス」「なんだい?」「すぐていさつにゆけ」「OK!」「いそげよ!」。吹き出しではあるが怪獣の会話が面白い。
兄を助けるためにゴジラタワーに向かう源吾とトモ子だったが、あっけなく捕まり、そこでM宇宙ハンター星雲から来た子供ランド会長と事務局長から平和について説明を受ける。そしてテープを取り戻した彼らは宇宙怪獣キングギドラとガイガンを呼び寄せるのだった。東京を中心に破壊しまくれ!てな感じで。
子供ランドと東京の位置関係がハッキリしないのでイライラしたが、ガイガンの全身刃物といった造形が不気味。しかし、わざわざお腹の電ノコを使う必要性はない。しかし、4大怪獣決戦になるとゴジラもアンギラスも血しぶきを上げるという残虐さ。そして宇宙人たちの本当の姿はゴキブリという気色悪さ。血を見ると元気になるゴジラも素敵だった!
ガイガンの存在が唯一の救い
シリーズ12作目。
前作でも正義のヒーローだったゴジラだが、本作と次作はその極み。
地球の危機に怪獣島から出動、平和の為に戦う。
当時は低年層を対象にした第2次怪獣ブーム真っ只中で、正義のヒーロー=ゴジラは子供たちの強い味方として人気を博したのだが、ゴジラはやはり恐ろしい存在であって欲しいので、どうしても好きになれない。
特撮も音楽も過去の作品からの流用、オリジナリティに欠ける。
(特撮の過去作品からの流用も、本作と次作でピークを迎える)
鈍い2代目キングギドラは非常に哀しいが、それをカバーしたのが新怪獣ガイガン。
その奇抜でクールなデザイン、残忍な戦い方は“宇宙の殺し屋”の名に相応しい。
キングギドラを置いてさっさと逃げ出す最後も何だか悪役っぽい。
やっと見つかった、本作の誉められる点。
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