劇場公開日 1972年3月12日

「ガイガンの存在が唯一の救い」地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ガイガンの存在が唯一の救い

2012年6月16日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

シリーズ12作目。

前作でも正義のヒーローだったゴジラだが、本作と次作はその極み。
地球の危機に怪獣島から出動、平和の為に戦う。

当時は低年層を対象にした第2次怪獣ブーム真っ只中で、正義のヒーロー=ゴジラは子供たちの強い味方として人気を博したのだが、ゴジラはやはり恐ろしい存在であって欲しいので、どうしても好きになれない。

特撮も音楽も過去の作品からの流用、オリジナリティに欠ける。
(特撮の過去作品からの流用も、本作と次作でピークを迎える)

鈍い2代目キングギドラは非常に哀しいが、それをカバーしたのが新怪獣ガイガン。
その奇抜でクールなデザイン、残忍な戦い方は“宇宙の殺し屋”の名に相応しい。
キングギドラを置いてさっさと逃げ出す最後も何だか悪役っぽい。

やっと見つかった、本作の誉められる点。

近大