ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘のレビュー・感想・評価
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善玉でも悪玉でもない
悪の組織が出てくる島が舞台なのでその島に眠るゴジラが目を覚まして宝田明たちを結果的に援護射撃する筋書き。
宝田明が悪党なのにヒーローなので華麗なる大泥棒みたいです。悪の組織があんな戦闘機を出撃できるなんてあり得ないですけどむやみに深刻な内容でなく子どもが楽しめる内容なのがよかったです。
モスラのレスキューも良かったです。
愛嬌あるゴジラ
80年代に観た記憶ではエビラが凄い怖かったのだけど、
人間パートも含めかなり子ども向けである事に驚いた。
人間パートも今までで一番楽しく観れたのは
小難しい会社の話や政治の話ではなく
冒険っぽい雰囲気だったからかもしれない。
主人公の犯罪者設定は特に活きて来ることもなく、
何故だったのかは疑問。
怪獣と人間の合成シーンも今までで一番違和感なく
迫力があったので、ゴジラにはちょけてほしくなかった
鼻スリスリとかいらん!と思ったけど、
もはやこの昭和ゴジラは子ども向けなので、
子どもが喜んでいるならそれで良いのかもしれない。
ゴジラ対エビラ
昭和ゴジラシリーズ7作目
まともに視聴した記憶がなかったので、改めて見たがなんじゃこれな作品
南海の孤島を舞台にゴジラが大暴れ…するにはするが、中盤までゴジラは動かないので、非常に退屈
人間パートもなんかよく分からない4人組とインファント島の住民、悪の組織が出てくるしっちゃかめっちゃかなシナリオ
モスラの活躍もほんのちょっとで、怪獣大戦争に続きゴジラ映画である必要性を感じない
昭和シリーズ屈指のハズレ作品である
ストーリー:☆★★★★
怪獣・特撮:☆★★★★
俳優の演技:☆☆★★★
音楽 :☆★★★★
「第一次怪獣ブームの中で制作された子供向けゴジラ、ゴジラ映画初の水中決戦作品」
独自採点(55):今作品以降都市破壊は少なくなってきた。
制作田中友幸、監督福田純、特技監督円谷英二、音楽佐藤勝
通称:大戦争ゴジ流用(南海ゴジ)・登場怪獣:エビラ/モスラ/大コンドル・防衛:無し・昭和41年12月17日公開・86分・上陸地(レッチ島洞窟内から)・破壊地(南海の孤島赤い竹秘密基地・都市破壊無し)・特撮爆破炎上破壊規模D
スーツは前作の流用、『キングコング対エビラ』として制作される予定が、アメリカ側の難色でゴジラ映画になった、また海用としてモスゴジが使われている。キングコングに近いキャラクタ設定で陽気な仕草として若大将の加山雄三を真似て鼻をこするシーン('64)などもみられ子供路線が明確になった作品。破壊神ゴジラ像はもう全く見られない。そもそも本土には現れないので防衛する兵器などはなく、南海の孤島で陽気な音楽の中なぜか戦闘機の攻撃を受ける、久々に戦闘機との攻防があるが秘密結社からの攻撃なので戦闘機を難なくはたき落とす。見せ場といえばエビラとの海中格闘シーン。モスラの出演もかなり少ない。ゴジラ登場はレッチ島洞窟、早々と海でエビラと対決本作海用には大戦争ゴジとモスゴジのスーツが使われた。赤イ竹団が島を爆破させる直前中島春雄ゴジラが海へ飛び込むシーンは命がけの見せ場。
60年代後半は50年代後半の映画黄金期から比べ観客動員は1/4以下になっていたが、今作は345万人と大健闘である。1972年東宝チャンピオン祭り(74分)で再映。
時代:サンダ対ガイラ・南海の大決闘(封切料金¥400※実勢価格約半額)ウルトラQ・ウルトラマン放映、第一次怪獣ブーム、カラーテレビ大卒の初任給が2万5千円の時代に約20万円、日本人口1億人突破、丙午、新宿駅西口地下広場竣工、八尾市で生活保護受給母子がミルクを冷やす冷蔵庫を処分しろと言われ心中。ビートルズ来日(6/29-7/3)、国立劇場開場、中国 文化大革命
<ファッション>
原宿族、ロングブーツ大流行、モッズルック
<ヒット商品>
サニー(自動車)、カローラ(自動車)、サッポロ一番、ポッキー
<流行語>
こまっちゃうナ、しあわせだなぁ シュワッチ (「ウルトラマン」)
3C (カラーテレビ(color television)、カー(car)、クーラー(cooler)のこと)
<テレビ・CM>
『魔法使いサリー』『サンダーバード』『奥さまは魔女』『笑点』放送開始
明るい楽しいゴジラ映画。 耐久ダンスって何だろう? ニヒルなアウト...
明るい楽しいゴジラ映画。
耐久ダンスって何だろう?
ニヒルなアウトロー宝田明がかっこいい。
水野久美の美しさ、平田昭彦の悪の組織に痺れる。
東宝特撮への挑戦に対する回答がこれだったとは 失望しかない
つまらない
眠気に襲われ目を開けているのが苦痛だった
1966年は日本の特撮界に取っては重要な年だ
何故なら東宝特撮が独占していた怪獣映画に他社が次々に挑戦を始めだしてきた年だからだ
俄かに風雲急を告げてきた年なのだ
前年の年末に大映が大怪獣ガメラで参入してきて、更に第2弾のガメラ対バルゴンを4月に公開してきている
しかもその併映作品はあの大魔神だ
東映は7月に海底大戦争を日米合作で出してきた
さらに12月には怪竜大決戦を公開してきたのだ
テレビでは同じ4月からサンダーバードが、6月からは宇宙家族ロビンソンが、7月からはマグマ大使とウルトラマンがスタートしている
東宝特撮はどうだったか?
前年12月に怪獣大戦争を公開して、この1966年は
7月にサンダ対ガイラ、そして12月に本作を公開している
この2作で東宝特撮はサンダーバードや宇宙家族ロビンソン、ガメラ、大魔神、海底大戦争、怪竜大決戦を迎え撃ったのだ
海中シーンがあるのは、前年12月に世界同時公開された007サンダーボール作戦の影響だろう
日本でも1966年最大のヒット映画になっている
この作品の海中シーンは当時画期的で世界的に海中シーンを真似していれるのがブームになっている
ストーリーも007に多大な影響を受けている
殆ど怪獣のでる007の紛い物だ
ダンスシーンやゴジラが踊るのは何故?
この1966年6月にビートルズが来日して大ブームだったからだ
対象観客と想定されているのは、明らかに当時20歳前後であった団塊の世代だ
当初はキングコングものを製作するはずだったものが紆余曲折の末に本作になったとしても、過去のゴジラの系譜からは全くかけ離れたゴジラ映画になってしまったのだ
ともあれ東宝特撮は本作をもってこの重要な年、1966年の年末を締めくくったのだ
つまり東宝特撮は国内外のライバルの挑戦を歯牙にもかけなかったのだ
言い換えれば唯我独尊、我が道を行くだったのだ
トップランナーの東宝特撮がこれでは、日本の特撮映画のレベルは追い越し始めた海外の特撮にキャッチアップするどころかますます低下していく行くことになるのだ
南の島のゴジラさん
南の島に行ってしまったゴジラ第7作目。何となくなんですが、平成シリーズでは北の海から来るイメージのあったゴジラが本作では南の島に行っています。ゴジラ登場シーンでは普通に寝てて微笑ましい。何処かしら酔いつぶれて寝てるように見えるのは南の島だからでしょうか?
しかし、ゴジラの起こし方が雷ってえげつない!雷なんぞで起こされようもんなら、そりゃ機嫌も悪くなって起き抜けからエビラと喧嘩の1つもしますわ。よく考えるとエビラって普通に住んでただけなんで、赤イ竹が勝手にやって来て嫌いな黄色い汁流すわ、ゴジラに絡まれるわでけっこう可哀想かも。
エビラは出てきてそうそう人食べてましたね。そう言えばエビって何を食べるんだろう?っと思って検索してみると貝や魚の死骸を食べている模様。なるほど雑食なら人間を食べても問題ないですね。キーキー鳴いてたのも「エビって鳴くの?」っと思って検索したら、なんと伊勢海老には第二触覚の根本に発音器があるのだとか。知らんかった!勉強になるなぁ。
しかし、「赤イ竹」は何をしたかったのか?っというか、組織のネーミングセンスはもう少しどうにかならなかった物なのでしょうか?けっこうな人員いたのですが、よくあんな社名で人集まりましたね。隊員は意味なくやたら変な方向に銃撃ってるし、組織は危機管理も含めザルっぽいですが、人事だけは優秀なのでしょうか?
あの秘密基地作るのにはそれなりに資金と時間が必要と思われるのですが、ゴジラが前作でキングギドラと戦ってたのが1965年。本作が66年なのでゴジラが島にやって来たのはここ一年以内のはず。あんな核融合できる施設が一年で出来上がるとも思えない、と考えるとゴジラが来た時には秘密基地はとっくにあったはず。なのに・・・ゴジラがいた事を知らなかったとは。せめてゴジラ来たの気付いて対策を考えようよ、赤イ竹。そんなユルユルな危機管理だから基地踏み潰されちゃうでしょ。
そう言えば赤イ竹の秘密基地で何かの実験している部屋に入ろうとして、「ダメだ、入るな!核融合してる!」って言ってたのですが、核融合は一目見てわかる物でしょうか?自分で見たことないので何とも言えないのですがとっても不思議です。誰か見たことある方教えて下さい。
等と色んな疑問が湧き出てくる作品でしたが、違う時代だったって事で勝手に納得しておこうと思います。エビラと戦ってる時の音楽がやたら軽かったのも、きっと時代ですね!
生まれて初めて映画館で観たゴジラ映画。真夜中の荒海からにょっとつき...
生まれて初めて映画館で観たゴジラ映画。真夜中の荒海からにょっとつき出すエビラのハサミは、子供心に十分インパクトがあって怖かったです。モスラは最後にちょこっと出てくるだけ。
ごきげんだなぁ!ラリーダンス
遭難したマグロ漁船に乗っていた兄は生きていると、いたこの言葉をそのまま信じた良太。はゴーゴーラリーダンスで知り合った大学生たちと、勝手に人のヨットに乗り込んだ。そこには金庫破りの男・吉村も乗船していたが、なんとか南洋へと冒険を続ける。そこで巨大なエビに沈没させられるが、ある島へと漂流したのだった。
奴隷船と赤い竹という組織の基地。そこから逃げ出してきたインファント島の娘・ダヨ(水野久美)と合流した4人は、島の洞窟へと避難するが、そこはゴジラの眠る巣だったのだ。モスラが助けに来てくれるまで待つのももどかしく、仲間たちを助けるという積極的な行動に出ることにした。
風船に乗ってたまたまインファント島へとたどり着いた良太はそこで生存していた兄とともに小舟に乗って島へと戻る。島では吉村達がゴジラを雷によって目覚めさせ、赤い竹を倒そうとしていたのだった・・・。
黄色い汁、黄色の発煙筒、そして核兵器工場。反戦、反核といったテーマを直接的な言葉を使った作品。小さい子供たちには理解できるのだろうか。それより、岩石バレーボールを楽しんだゴジラ対エビラ前半戦から、海中での闘いへと展開し、ゴジラがもぎ取ったハサミで遊んでる姿がほほえましい。ゴジラが暴れたおかげで核兵器のスイッチが入ってしまい、島ごと消え去ってしまう恐怖。モスラは間に合うのか!?と、楽しませてくれた。
監督も代わり、音楽も伊福部さんではなく、エレキブームに乗って作ったと思われるBGM。当時の流行がわかる、懐かしさもある映画だ。
秘密結社の野望を打ち砕け!
ゴジラシリーズ第7作。
DVDで4回目の鑑賞。
監督が本多猪四郎からアクション描写に定評のある福田純に替わって、軽快なテンポが特徴的な作品に仕上がりました。コメディ要素も付加されて、まさに“明るく楽しい東宝映画”を地で行くような娯楽活劇となっていました。
冒頭は恐山のイタコが登場し、どんなことになるんやろうと首を傾げましたが、その後の展開がすこぶる面白い! 南海の孤島・レッチ島に漂着した若者たちを待ち受ける危機また危機! 冒険に次ぐ冒険! スリルとサスペンス!(笑)
島を牛耳る秘密結社“赤イ竹”の世界征服計画を打ち砕くため、偶然洞窟に眠っていたゴジラを落雷によって目覚めさせ、攻撃に転じて行く序盤から中盤辺りにかけての展開がテンポ良く、まさに活劇の醍醐味を味わわせてくれました。
ゴジラとエビラの戦いではシリーズ初の水中での戦闘が描かれました。着ぐるみの中に酸素ボンベを仕込んでの撮影だったそうですから、その大変さは並大抵のものではなかったでしょう。その甲斐あっての迫力あるシーンに手に汗握りました。
赤イ竹は、レッチ島の近くにあるインファント島から原住民を捕まえて来ては、労働力として不当に働かせていました。それを助けるために、当然の如くモスラが飛来! ゴジラとは翼チョップを浴びせる程度の絡みしかありませんでしたが、画面に華やかさをもたらしてくれました。
クライマックスのゴジラ大ジャンプは名シーン!
直後のレッチ島大爆発も秀逸の極みでした!
【余談】
平田昭彦が芹沢博士以来の眼帯をしたキャラクターを演じていました。赤イ竹の幹部であり、芹沢博士とは真反対の悪役を熱演。これがまたよく似合ってるんだよなぁ!(笑)
島の娘・ダヨ役で、我らが水野久美様もご出演! 野性味溢れる役どころでしたが、お顔の美しさのせいで、あまりそれが感じられなかったのが残念でした(笑)
※鑑賞記録
2020/04/17:Amazonプライム・ビデオで鑑賞
水に浸かって怪獣プロレス(笑)
水中戦?をするゴジラが観れるのは本作だけか。
それにしても、エビラ泳がない。
南国ムードいっぱいで、小美人まで色黒になってるし(笑)
物語は金庫破りのお兄ちゃんと体力バカ大学生、アホな漁師兄弟の青春ストーリー(笑)
ゴジラ、南の島へ行く
シリーズ7作目。
本作でゴジラシリーズはまた一つの転換期を迎える。
監督が福田純に、特技監督に円谷英二と共に弟子の有川貞昌が参加、音楽が佐藤勝へとバトンタッチ。
全体的に若返った印象が作品雰囲気からも分かる。
舞台も南の島となり、怪獣映画の醍醐味である都市破壊が無いのは残念だが、新怪獣エビラとの海中戦は南の島ならでは。
ゴジラも海から現れる怪獣で、ゴジラと同等に海中戦を展開したのはエビラくらい。
作品雰囲気がとにかく明るく楽しく、まるで監督の福田純の代表作の一つ、若大将シリーズのよう。
ゴジラも今まで以上に擬人化が進み、若大将の真似をするのはご愛嬌。(前作のシェーに比べればまだまだ許せる)
実は本作は当初、ゴジラではなくキングコングが主役だった。
ファンの間では有名な話。
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