劇場公開日 1962年8月11日

キングコング対ゴジラのレビュー・感想・評価

全35件中、21~35件目を表示

3.0昭和日米怪獣タイトルマッチ

2021年5月8日
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今にして思えば、権利関係をよくクリアできたと思える珍品的作品でした。それなのに、60年前の作品であることを差っ引いても、全編に漂うチープ感はいかんともしがたく、コングのデザインもなんかブサイクでした。高島忠夫や有島一郎のコメディリリーフは面白いんだけど、怪獣ものにしては結構尺を取っていてアンバランスな感じでした。

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シネマディクト

4.0実質的にゴジラシリーズの最初のリブート

2020年1月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

1962年のお盆映画
ゴジラ映画はゴジラの逆襲以来7年ぶり、第三作になる

ゴジラは1954年の第一作が革新的過ぎて、続編を営業上求められてもそれを超えるものは撮れる訳がない
それを第二作では、その無理を押した結果あのような無様な結果となった
それが製作陣も良く分かっているから7年も期間が空いたのだ

その間、別の怪獣をラドンやモスラというように模索したり、地球防衛軍とか宇宙大戦争とか妖星ゴラスとかのSF映画を模索して来た

しかし、やはりゴジラという看板は魅力的でなんとか復活させたかったはずだ
だから今でいうところのリブート企画が必要だったのだ

モスラは実際のところ1937年の元祖キングコングの翻案であったから、そのライセンスを契約する必要があったから本作が生まれたのだと思う

キングコングの巨額のライセンス料を償却するためには何が何でも当たる企画が必要だったのだ
ならばキングコングそのものを撮ってしまえ
なんならゴジラも出せ
それなら絶対当たるだろう!
そのような乗りでできた企画だったのではないだろうか

元祖キングコングのオマージュを丁寧に散りばめて、基本元祖キングコングのリメイクとなっている
ゴジラは突き詰めるとゲスト怪獣に過ぎない

しかしゴジラ映画として観るとリブートなのだ
戦争とか原水爆反対とかのメッセージ性は完全に削ぎ落とされて、キングコングと同レベルの単なる巨大モンスターとして登場させている
だから、これからはいつでも大した理由が無くても登場可能になったのだ
お話も意識的に女性や子供向けに寄せて来ている
モスラでの女性と子供向けの怪獣映画の路線の上に作られているのだ

しかも戦うシーンは、当時大人気だったプロレスを思わせるようなシーンまで入れてある
だから男性も喜ぶ内容になっている

果たして本作は空前の大ヒットとなり、キングコングの契約権料は回収もでき、それ以上の成功となった
単に興業収入だけでなく、今後ゴジラ映画をどんどん撮れるようになったのが最大の成功だろう

次のゴジラ映画早く撮りたいな!
次の対戦相手は?
モスラで行くか!

こうして東宝特撮はこんなイケイケムードになっていくわけだ
酔っ払ってしまったといっても良い

大成功は凋落の芽を人知れず生み出すもの
それが明らかになるのは数年後のことになる
その原点は本作にある

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あき240

4.0少年の心で観よう

2019年6月25日
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生まれる前の映画。ゴジラはともかく、キングコングの毛並み具合と着ぐるみ感がなんともチープ。登場する人間の滑稽な会話や行動様式、両雄が戦う場面はとても面白かった。でもね、最後はマジ、これ?結局、なんなん?プツッと無理に切ったみたいな。
生まれる前、戦争が終わってまだどこかにその名残があった頃でしょう。でも、ユーモアたっぷり、大らかで心にゆとりのある良い時代だったんだろうね。今と全然違う。結構、羨ましい。

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totechinsyan

3.0パシフィック製薬のパシン錠。ライバル会社はセントラル製薬だ。

2019年5月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

 この映画の前半はかなりコメディ仕立てになっています。高島忠夫と藤木悠のコンビが最高。大タコが現われても「宣伝部長の多胡さんだろ」ですもん。そんなコミカルな中であってもゴジラの北極海から登場シーンは素晴らしいものだ。それなのにパシフィック製薬としては魔神を宣伝材料にしたいためゴジラが上陸してもらっては困るの一点張り。ファロ島ではコングがオオダコをやっつけて、まんまと酒を飲んで捕獲。原住民の中では根岸朋美が色っぽくて綺麗だ。コングを見世物にするために日本に連れ帰るというのはコング一連の映画の定番。多胡さんはそれをゴジラと対決させるという発想まで社員に伝えるのだ。

 なお、防衛庁ならびに各省庁はキングコングの日本への持ち込みを禁止。そんな折、ゴジラは松島湾沖から東北に向かって本土上陸を果たすのだった。日本では100万ボルト作戦、落とし穴作戦のため、那須での建設が急ピッチで始まる。さらにコングも嵐のおかげで日本へ上陸を果たし、ゴジラのいる方向へと向かっていた。しかし、ゴジラは高圧電線で食い止められたらが、コングは止められなかった。そして運悪く、桜井の妹ふみ子(浜美枝)がコングの手の中に・・・。

 麻酔弾によってコングを眠らせ、富士山にいるゴジラと直接対決させる防衛庁の方針。岩の投げ合いによる小競り合いと直接組んでの戦い。一進一退を繰り返し、二人の決戦は伊豆半島へ。ついに熱海城が破壊される。

 笑えるシーンといえば、キングコングだってそうだ。高圧電線の電気を食べたり、国会議事堂によじ登ったりと笑ってしまう部分もある。勢いあまって岩に頭をぶつけるとか。

 ゴジラの生死は不明だったが、コングは故郷の南海方面へ泳いで帰っていった・・・

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kossy

3.5なんか楽しい

2019年3月3日
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鑑賞方法:VOD
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アキ爺

5.0どちらが勝つか?世紀の大決斗!

2019年1月21日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館、TV地上波、VOD

笑える

楽しい

興奮

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しゅうへい

4.0シリーズ第3作。 タライ回しにされた企画が何故か東映に回ってきたキ...

2018年4月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

シリーズ第3作。

タライ回しにされた企画が何故か東映に回ってきたキングコングVSモノ!

前作から時間が経過していることもあって特撮技術の向上がもろに出ているのが特徴的。

ファロ島部族の魔神さまぁ〜ダンスが音楽も含めてとにかく最高!

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NORIDAR

3.0着ぐるみなのに感情が伝わる(笑)

2017年3月28日
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鑑賞方法:DVD/BD、VOD

単純

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

4.0楽しい

2016年11月1日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

楽しい

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A

5.0ゴジラ映画の最高傑作で最高動員ですよ!

2016年9月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

評価が低すぎる!大スターのキングコングと戦ってるんですよ!
チャンピオン祭りでの鑑賞でしたが、公開前からワクワクでした。
初日に梅田東宝で朝から並んで観たのを思い出します。
ガメラ対ジャイガーを蹴ってまで観に行きました。
いやー、面白かった。最高の出来です。
この不当な評価に苛立って、投稿しました。

1970年の鑑賞です。確か春休み。

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Ruka_Hijiri

3.5テレビ番組へのアンチテーゼなのか?

2016年8月11日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

興奮

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せんだい

4.0面白かった

2016年8月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

笑えるシーンが全体にちりばめられていたので観ていて飽きることがなかった。コングの口があまり動かないのが少し気になった。

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棒人間

3.0部長がよかった

2016年1月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

寝られる

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吉泉知彦

3.5娯楽の全てが詰まっている。

2014年5月25日
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笑える

楽しい

興奮

野球も音楽も舞踊も探検もマスコミもプロレスも鉄道も。
怪獣はあんまり大事にされてないかもだけど、とにかくどんな世代が見ても何かしらヒットする凄い脚本と演出。
もともと有島一郎さんが好きすぎるが、高島忠夫さんの実力を思い知った。

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たけたけ

4.0日本の怪獣王対アメリカの怪獣王…本当に夢があった時代

2012年6月14日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

1955年公開『ゴジラの逆襲』以来、7年振りとなったシリーズ3作目。
本作から“ゴジラシリーズ”が定着した。

前作のラストで氷の中に閉じ込められたゴジラが復活、南の島の王者キングコングと戦う。
公開時は爆発的な大ヒットとなり、シリーズで一番の観客動員数を誇る。
興行収入も、今で言うと軽く100億は超えている。(観客動員数比較では、『踊る2』とほぼ同等)

本作はシリーズの転換期の一つ。作品雰囲気がガラリと変わった。
第一作目は反核の暗く重たい雰囲気、『空の大怪獣ラドン』『地球防衛軍』もシリアスな雰囲気だったのに対し、本作はカラッと明るい娯楽作。というか、完全なコメディ。
ゴジラシリーズが“軽く”なってしまった原因の一つでもあるが、ゴジラが正義のヒーローになってしまう今後を思えばまだまだ。
それを払拭するほどの娯楽性がある。

見てて飽きないし、ゴジラ側のドラマとキングコング側のドラマが交互に進んでいくストーリー展開は、後の怪獣映画の傑作『ガメラ 大怪獣空中決戦』にも影響を与えたほど。
また、キングギドラやメカゴジラやモスラとは違う、がっぷり四つに組んでゴジラと戦う姿はキングコングだけの魅力で、平成VSシリーズで再登場の声も上がったのも頷ける。

日本の怪獣王とアメリカの怪獣王の再戦は、怪獣映画ファンの夢である。
(追記:そして2020年、ハリウッドで『ゴジラvsコング』が!)

そうそう、最後に本作の見所をもう一つ。
有島一郎演じる多湖部長!
この強烈キャラクターは怪獣映画史上随一。

また、シリーズで初めて製作・田中友幸、監督・本多猪四郎、特技監督・円谷英二、脚本・関沢新一、音楽・伊福部昭の“ゴールデン・チーム”が揃った。
この5人のチームは『怪獣大戦争』まで続き、シリーズの黄金期を支えていく事になる。

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近大