拳銃無頼帖 流れ者の群れ

劇場公開日:

解説

松浦健郎の原作を松浦健郎と「抜き射ちの竜 拳銃の歌」の佐藤道雄が共同で脚色「間諜中野学校 国籍のない男たち」の野口晴康が監督したアクションもの。撮影は「赤い殺意」の姫田真佐久。

1965年製作/93分/日本
原題:The Drifters
配給:日活
劇場公開日:1965年1月15日

ストーリー

水原組と丸千組の激しい縄張り争いは凄絶な射撃戦の結果水原組の大勝に終った。丸千組の組長丸川千吉はこのドサクサに水原組とは別の組織八紘会の手によって射殺された。生きのこった丸千組の幹部麻島七郎、円谷昇、三宅寅夫の三人は、組長の遺言通り組の資金を山分けして、ヤクザから足を洗うことに決めた。しかし麻島はひとり復讐を誓っていた。麻島と別れた円谷と三宅は、温泉街で知り合った女、好子に口説かれ高崎にバーを買って、ささやかな商売を始めた。一方八紘会の組長貝塚大作は麻島らの復讐を恐れて、麻島には銀次郎、円谷には青大将、三宅には金メダルとそれぞれに殺し屋を雇った。それからしばらくたったある日、高崎に住みついた円谷と三宅はふとしたことから、地元のヤクザ白虎組といさかいを起し、それが貝塚大作の耳にはいった。ただちに青大将、金メダルが殺しに駈けつけた。が、間一髪麻島がかけつけ、二人は難をのがれた。だがそんな麻島に、正体の知れぬ男青田と、小料理屋の女和子が影のようにつきまとっていた。やがて銀次郎も麻島をみつけだした。二人は真夜中の岸壁で対決した。だが麻島は丸腰であった。銀次郎はそんな麻島の勇気にほれこみ、そのまま姿を消した。三宅も円谷も今は復讐を誓って麻島の下に集った。また青田も仲間入りを申し出た。四人は綿密な打合せの後八紘会のねじろへ乗こんだ。しかし事前にこれを察知した貝塚の策略で四人は地下牢にとじこめられ絶体絶命となった。が、これを救ったのは銀次郎であった。勢いにのった銀次郎を含めた五人は八紘会を全滅させた。そのとき警官隊が彼等をとり囲んだ。青田は刑事で、和子は婦警であった。今は心残りなく麻島ら三人は静かに青田の前に両手をさし出した。

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