喧嘩屋一代 どでかい奴

劇場公開日:

解説

スラム街の住人とヤクザをめぐって展開されるアクションドラマ。脚本は「しびれくらげ」の石松愛弘、監督は「ママいつまでも生きてね」の池広一夫。撮影は「ボクは五才」の森田富士郎がそれぞれ担当。

1970年製作/87分/日本
原題または英題:Soft-Boild Goro
配給:ダイニチ映配
劇場公開日:1970年11月14日

ストーリー

地方の新興都市のスラム街。ごきぶりと呼び名される青木吾郎は、スラム街のガードマンを自認する、喧嘩好きの楽天家であった。ところが、街は都市計画の犠牲となり、たちまち取り壊しの憂目となった。吾朗はその響音の中で、浮浪児時代の無二の親友、関口と奇しき対面をした。住家を奪われた仲間の面倒をみるために、吾朗は一計を案じた。それは街に巣くう戸田興行と磯部組というやくざの二大勢力の縄張り争いのピンハネをしようというわけだ。この計画は順調に進んだ。吾朗にも、胸をしめつけられるような片想いの女、保母の圭子がいた。しかし、圭子が関口の恋人であると知った吾朗の心は乱れに乱れた。そのウサばらしが、戸田興行への殴り込みとなり、その結果が刑務所入りだった。一年後、出所した吾朗は関口の市長選挙出馬を知った。しかし関口はいまや戸田興行を乗っ取って勢力拡大する磯部に脅迫されていた。やがて吾朗は、保釈の身も省みず、親友のために磯部の横腹にナイフをつきさした。逃走する吾朗は、関口のことを考えた。関口は変った。会わない方がよかったと思った。やがて、スラム街の朝もやの中、サーチライトに追いつめられた吾朗は、圭子の絶叫を耳にしながら機動隊のライフルに倒れた。

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