草迷宮

劇場公開日:

草迷宮

解説

死んた母親の口ずさんでいた手毬唄を探して旅をする少年を描く。79年、ピエール・ブロンベルジュのプロデュースにより、ジュスト・ジャカン、ヴレリアン・ボロズウィックがそれぞれ監督したふたつのエピソードと共に、「プライベート・コレクション」というタイトルで、パリで公開された。泉鏡花原作の短篇小説を基にし、「サード」の寺山修司と岸田理生が脚本を共同執筆、監督は「ボクサー」の寺山修司、撮影は「夕暮まで」の鈴木達夫がそれぞれ担当。

1983年製作/50分/日本
配給:東映
劇場公開日:1983年11月12日

ストーリー

あきらは、死んだ母親の口ずさんでいた手毬唄の歌詞を探して旅をしている。彼は校長や僧を訪ね教えを請う。あきらが旅の途中で想い出すのは死んだ母親のことであった。彼が住んでいた裏の土蔵には千代女という淫乱狂女がおり、千代女に近づくと母親にひどく叱られた。人の話では千代女は父が手込めにした女中で、怒った母が十年も閉じ込めているという。ある日あきらは美しい手毬少女に出会うが、彼女を追いかけているうちに、ある屋敷の中に入りこむ。その屋敷には妖怪たちがおり、大小の手毬が飛びかい首だけの母親もいた。そしていつしかあきらの葬いに変った。それは夢だった。あきらはまた、旅を続けるのであった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

4.0新宿東映ホールで鑑賞

2024年6月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

手毬少女に惹かれて何回も観ました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ムーラン

4.5寺山ワールドを堪能

2020年11月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

難しい

1979年制作
寺山の死後1983年公開。
三上博史の映画デビュー作。
端正な美少年で、まだ変な癖がついていない三上博史。
非常に皮下脂肪の少ない三上博史の全裸がみられます(ぼかしあり)。

40分と短いので、あまり負担にはなりません。凝縮した寺山ワールドを堪能しました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
カールⅢ世

3.5うん寺山修司

2020年7月20日
PCから投稿

寺山修司的雰囲気が満載で良かったと思います。やはり寺山修司は普通の監督になるんではなくてこういうものをぽつりぽつりととる監督でしょう。それが持ち味があって良いと思います。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
タンバラライ

4.5夢か現実か。かなり昔の作品なのだけれど映像がすごい。伊丹十三出まくり。

2018年10月3日
iPhoneアプリから投稿

夢か現実か。かなり昔の作品なのだけれど映像がすごい。伊丹十三出まくり。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
collectible