機動戦士ガンダムIのレビュー・感想・評価
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これ一本ではどうにも評価できない
記念碑的アニメシリーズの全ての始まり。厳密にはテレビシリーズの再編集で、映画用に一部リファインされているが、第一部であるこの映画は、嚆矢として世に放たれ、好評を受けて続編の製作が決まったという背景があり、まだ製作手法が確立されていない。
というのも、その手法が結実した『めぐりあい宇宙』編では、大幅な加筆修正が施され、テレビシリーズでリタイアした安彦良和が手を付けなかった部分を贅沢に作り直している。
この映画が公開された時には、すでにその続編の製作がスタートしたばかりで、おもちゃ屋さんに要望されて登場させたGアーマーを出さない方向でリファインが進み、新作カットとしてファンの目を楽しませてくれた。どちらかというと一般の観客まで取り込んだ社会現象には、なり得ていない印象だった。
とにかく、このまま単体の映画として製作がストップする可能性を秘め、そろりと発信したので、新作カットも「おまけ」程度。主題歌は、暗く重たい『砂の十字架』しかも、レコード会社の関係で、谷村新司本人が歌わずに、やしきたかじんという、当時は無名だったのでパッとしない印象の映画に収まった。
内容は、一年戦争のコロニーから大気圏突入。北米大陸でのガルマ・ザビ特攻からのジオンの英雄としての国葬までで終わっており、アムロ少年の成長物語としては、非常に中途半端な内容。シャア・アズナブルの復讐劇としては第一部・完といったところで、仮にこの映画だけを見て、ガンダムを卒業してしまった人がいるとしたなら、非常に尻切れトンボの印象しかないであろう。
『哀・戦士』編『めぐりあい宇宙』編まで続けて見て初めてお話が完結するようにできているのだ。
この年になって映画館で観れるとは!
まさかのリバイバル、たった1日だけの上映ということで、行ってきました。
子供の時には理解していなかった(理解できなかった)台詞ひとつひとつの重みを、改めて感じます。
単なる正義と悪じゃなく、それぞれにそれぞれの生き様がある。だからガンダムは面白い。
でもテレビの凝縮版だから、テレビを知らない人には飛ばしすぎてちんぷんかんぷんかもしれませんね。その点だけ残念です。
劇場で観ることができた感激
昔のロボットアニメは作画崩壊が味があって良い。 14歳の少年アムロ...
初対面の女にいきなりビンタされるカイ・シデン
テレビアニメの方は何度も鑑賞したが劇場版は初めて
テレビアニメの再編集三部作の1本目
『哀戦士』『めぐりあい宇宙』』と2本目3本目には素敵なサブタイトルがあるが一本目にはない
映画業界の慣例らしいがもうそろそろサブタイトルをつけてもいいではないか
アムロとガンダムの出会い
ザビ4きょうだいの末っ子の戦士
地球に帰還し母との再会
グフのほんのご挨拶
矢継ぎ早だが悪くない
シャアとセイラがきょうだいという事実も早くもわかってしまう感じ
なぜかアムロの母親の声当てだけが目まぐるしく変化している
テレビ版は沢田敏子
劇場版は倍賞千恵子
特別版は池田昌子
理由はよくわかない
僕は声当ては声優養成学校出てないとダメだとは思わない
昔は舞台俳優が主流だったし戸田恵子のようにタレントから転身する者もいる
僕は声当て専門以外お断りという閉鎖的な思想はない
ただなぜ沢田敏子だけ外したのか
そしてなぜ倍賞千恵子が抜擢されたのか
さらにいえば沢田敏子ではなくなぜ池田昌子なのか
なぜだろう
疑問は深まるばかり
エンドクレジットで倍賞千恵子の扱いが大きすぎてシャアの人が映画会社に抗議したのはガンダムファンの間では有名な話らしい
実際はどうだったのかわからない
観たのは劇場版ではなく特別版だからだ
映画.comでは倍賞千恵子だが池田昌子に変更するべきだろう
映画やドラマの慣例では大物が脇役として登場する場合は最後に表記するのが慣例だ
東映時代劇オールスターキャストで片岡知恵蔵主演なら最後に市川右太衛門が来るように
テレビドラマなら主演小泉今日子が最初に出て最後に宇津井健が出る
エンディングテーマは作詞作曲谷村新司
歌はやしきたかじん
富野由悠季の趣味だろう
テレビアニメの方はあのお馴染みのオープニングテーマが話が進むにつれて違和感を覚える
正義の怒りとは連邦軍側だけの言い分ではあるまい
よくあることかも知れないが細かい内容は作詞家には伝えてないのかもしれない
徹夜で木下君と劇場前に並んだファーストエピソード
当時、いち早く初回上映を観に行くために、徹夜で劇場前に並ぶのがトレンドだったりしたわけですよ。
私&当時の友人・木下君と(誰だよ!それ!)おやつ&アニメージュだとか月刊OUTだとか持参で“親に頼み込んで”徹夜で並んだわけです。
若かったんだなぁ。
最近なら、シン・エヴァのパンフレット買いに行く時だって、早朝に小一時間ほど並んだ程度でくたびれまくったんだもの。
そして当時の高校生ってスレてなかったんだなぁ。“親に頼み込んで”徹夜ですもの(笑)
今の世なら、まさにド深夜のコンビニ前に、たむろしている高校生と思しき集団に出会うことも珍しくないもの。
で、映画なんですね。
戦犯は主題歌。
当時ね、まさに狐につままれたような感じだったですよ。
何しろ谷村新司さん作詞・作曲。←ここからして既に微妙。
そして最大の問題は歌い手。
やしきたかじんさんって「誰それ?」状態ですよ。
公開前に歌を聴いて思ったの。コレジャナイ!ガンダムだよ!って(笑)
いまだに、ガンダムの世界観には、全く相いれない歌だと思うです。
酢豚にパイナップルどころか、フルーツポンチまるっとぶっこんだみたいな?
負の遺産みたいな?←ちょっと言い過ぎ!(笑)
でもね、実際たかじんさんも、この曲を歌ったことを「人生最大の汚点」「この歌が話題に出ると機嫌が悪くなる」とまで語っていらっしゃったそうですからね。(Wikipediaより引用)
ほんっとその通りなの。ガンダムにしてもたかじんさんにしても、そのどっちからも世界観から、めっちゃ浮いてるです。
きっと劇中にあった、アムロと母の再会の“湿っぽい”エピソードなんかに寄せたんでしょうね。
そして、母の声は松竹配給繋がり?で倍賞千恵子さんなのね(笑)
やっぱりソレジャナイ!ガンダムですよ。
御大、違和感仕事しろ!ですよ。
御大も若かったのかなぁ(笑)
でね、映画。機動?修正
結構上手くまとめていたと思うです。
「ジオンの脅威」のエピソードで一旦切ったのは最善の判断だったと思うです。
何よりも映画館でガンダムを観ることができる幸せを、思う存分満喫したです。
当時は全席指定だとか、入れ替え上映だとか、そんなものなかったですからね。
一日に三回ほど続けて観たものです。
最前列でラジカセのテープをぐるぐる回したり、ベストポジションでシャッターチャンスを狙って、カメラをカシャカシャしながら(笑)
どアホウがストロボ焚くたびに、劇場中に「あ~…」とかため息が湧いたものですよ。
当時は映画泥棒とか、こすっからいこと言わないおおらかな時代でしたからね。
世が世なら10年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金、又はその両方が科せられる犯罪を、平然とやってのけていたわけですよ。多くの観客が(笑)
でね、また私の黒歴史です…
当時はまだコミケなんて無い時代。
でも、ちょいと離れた“微妙な都会”の街では「同人誌即売会」なんて催し物があったの。
そこでノーマルスーツのシャアのコスプレやらかしたんですよ…(^_^;
“母に頼み込んで”ミシンカタカタ回してもらって(笑)
映画自体はTVで観た既視感バリバリ伝説ですからね。
意外性だとか新鮮味だとかは全くないのはしょうがないです。
それなのに楽しめた、若き日の思い出&古き良き時代&黒歴史(笑)がたっぷりと詰まった映画です。
なので、思い出補正で★3.5です。
2021年の映画に向けてガンダムを見る!
2021年の映画に向けてガンダムを見る!
増えすぎた人類を宇宙スペースのコロニーに移民させていた宇宙世紀0079年の話。
地球の話じゃなかったんだ!宇宙世紀の話だったんだ!
コロニー郡のひとつがジオン公国を名乗って地球連邦政府から独立を宣言。その後連邦郡とジオンの戦争が始まった。
ジオン軍の戦争兵器にモビルスーツがあり、連邦軍も対抗してつくったモビルスーツがガンダム!なるほど。
主人公の少年アムロはジオン軍の攻撃から逃げている最中にたまたまガンダムを見つけ乗り込んでしまう。初めてのったにもかかわらずジオンのザクを倒すと言う快挙。
こんな感じでガンダムのパイロットがアムロになったのか〜。
知ってるようで全く知らなかった初期設定がいろいろわかった。
ホワイトベースのメンバーはほとんど10代の子供たち。普通の民間人も戦争に参加させられてつらい。
男なんだから泣くな!殴られなきゃ強くなれん!なと昭和的な根性論がつよい。
エヴァのしんじもそうだけど一回はやめたくなるんだね、パイロット。そりゃそうだ。
大人になってみるとますますおもしろい。
詳しくなくても知っている名シーンの連続
ヤマトは好きでした(笑) ・vs宇宙人と思ってたら違うんですね。ジ...
TVアニメをいっさい見ずに・・・
今回初めてガンダムというものを見た。一生見ないで済むものならば、そうしたのに、あまりにも比較されるミリオタ作品が登場するので見ないわけにはいかなくなった。
福井晴敏氏が独自のガンダム論を展開していたのが面白かった。戦争がどのように起こるのか、どのように発展していくのかを熱く語っていたが、この劇場版1作目だけではそこまでの奥深さはなかったように思う。ガンダムの素人が語ってもしょうがないのだが、善と悪とがはっきりわからないアニメとしては珍しいのだろう。それだけでも見る価値があるのかもしれない。
連邦軍と独立軍という設定にしては、ゲリラが活躍しているのは連邦国側だし、地球上の勢力図がさっぱりわからなかったり、独立戦争という割には立場が逆転した侵略戦争っぽいところが謎だ。
カイが「死んだら恩給を受けられるようにしてくれ」と言ったところが印象的。民間人が突如軍人に仕立て上げられるところは突飛な設定であるが、考えさせられる。ラスト近くで、ジオン側のモビルスーツがバージョンアップし、途方に暮れる連邦軍。ガルマの死と独裁を狙う兄の演説が空恐ろしいものを感じさせた。
よくできた戦争映画
面白かった。根強い人気が出るのも納得。
私のガンダム歴ですが・・・今回、初めてガンダムを観ました。
これは戦争映画だわ。戦争映画として面白い。
アクションシーンがすごい!・・・というよりは、作戦の遂行や軍人の振る舞いをリアルに描くことに重点が置かれている。そこが良い。エヴァンゲリオンでもそうなんだけど、何が燃えるか?っていうと、司令室でのエヴァ運用シーンが燃えるんですよね。
良い映画のお約束ですが、悪役もカッコいいんだ。主人公であるアムロから観たらジオン公国は悪役なんだけど、しかしそれは戦争という状況であるからこその悪役に過ぎず、敵の兵隊もみんな忠誠を尽くし勇敢に戦う男として描かれている。絶対的な悪というのは存在しない。
あと、民間人だった素人衆がホワイトベースの乗組員になって戦っていくという設定も上手いね。軍人を登場させるよりも楽しめる(何故なら、アニメの一般視聴者の大多数は軍人では無いのだから)。
SFとしても良い。このアニメ自体はフィクションですけど(一応、地球の未来の話なのかな?)、世界観とか、戦艦や戦闘機の運用方法とか、なんとなく現実世界と地続きになっているんだよね。
ガンダムというコンテンツを通して、製作者の中二病的なこだわりが所々で見える(特に戦争映画好きな人なら楽しめるのでは無いだろうか)。なんて言うか・・・「エヴァンゲリオン」と「スター・ウォーズ」を足して2で割ったような感じでした。
TVシリーズのダイジェスト
アムロ、行きまーす!
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