劇場公開日 1981年3月14日

「TVアニメをいっさい見ずに・・・」機動戦士ガンダムI kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0TVアニメをいっさい見ずに・・・

2019年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 今回初めてガンダムというものを見た。一生見ないで済むものならば、そうしたのに、あまりにも比較されるミリオタ作品が登場するので見ないわけにはいかなくなった。

 福井晴敏氏が独自のガンダム論を展開していたのが面白かった。戦争がどのように起こるのか、どのように発展していくのかを熱く語っていたが、この劇場版1作目だけではそこまでの奥深さはなかったように思う。ガンダムの素人が語ってもしょうがないのだが、善と悪とがはっきりわからないアニメとしては珍しいのだろう。それだけでも見る価値があるのかもしれない。

 連邦軍と独立軍という設定にしては、ゲリラが活躍しているのは連邦国側だし、地球上の勢力図がさっぱりわからなかったり、独立戦争という割には立場が逆転した侵略戦争っぽいところが謎だ。

 カイが「死んだら恩給を受けられるようにしてくれ」と言ったところが印象的。民間人が突如軍人に仕立て上げられるところは突飛な設定であるが、考えさせられる。ラスト近くで、ジオン側のモビルスーツがバージョンアップし、途方に暮れる連邦軍。ガルマの死と独裁を狙う兄の演説が空恐ろしいものを感じさせた。

kossy
カズヒロさんのコメント
2020年1月11日

機会があったら、オリジンも観てください。なんで一年戦争にまで発展したのか描かれてます。本当に戦争は馬鹿な行為って思い知らされる作品です。

カズヒロ