女の警察 乱れ蝶

劇場公開日:

解説

「女の警察」シリーズ第4作。無頼シリーズの小沢啓一が「鉄火場慕情」に続いて取組み、脚本はこのシリーズの前作「女の警察 国際線待合室」を担当した中西隆三。撮影は「鉄火場慕情」で小沢監督とコンビを組んだ横山実。

1970年製作/85分/日本
原題:Swirling Butterfiles
配給:ダイニチ映配
劇場公開日:1970年7月11日

ストーリー

瀬戸内海航路の船上で篝正秋と悠子は七年ぶりに逢った。再会した喜びも束の間、悠子には総会屋の大物、醍醐がバックについていると聞かされ、正秋は呆然となった。最近ホステスの引抜きがひんぱんに行なわれ、仕事の邪魔をする黒木のボスが醍醐であった。黒木の正体をあばこうとした正秋は、ある日、何者かに背後から殴り倒されてしまった。数時間後、眼を覚した正秋の前に、美しい盲目の女性、洋子がいた。退院した正秋は、醍醐一派を敵として闘うことを決意し、弟分の四郎に色々情報を集めさせた。そして四郎は、洋子が黒木の妹であり、黒木は妹の目の治療のために、醍醐の仕事を手伝っていたことを伝えた。そんなとき、四郎の恋人、メイが醍醐一味に誘拐されてしまった。黒木は足を洗うためには、正秋を殺害することを命ぜられていた。正秋がマンションに帰ると黒木が待っていた。そのとき電話のベルが鳴り、洋子が醍醐に誘拐されていると知らせがきた。黒木は醍醐にだまされたことを知り、正秋と共に、洋子を救い出すために、醍醐のところへ乗り込んで行った。数日後、傷もいえた悠子の姿は、正秋と再会した瀬戸内航路の船上に、また正秋は洋子を連れて銀座の街をさっそうと歩いていた。「女の警察」はまたも健在であった。

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