続 女の警察

劇場公開日:

解説

梶山季之の原作を「夜の最前線 女狩り」の中西隆三が脚色し、「やくざ渡り鳥 悪党稼業」の江崎実生が監督したシリーズ第二作。撮影はコンビの横山実が担当した。

1969年製作/82分/日本
原題または英題:Women's Police Part 2
配給:日活
劇場公開日:1969年5月28日

ストーリー

篝は夜の蝶のスカウトとして名をはせ、一方では女の警察と呼ばれ夜の蝶たちの人望を集めていた。ある夜、篝は自分の店のホステス京子を引抜こうとしたクラブ「アロン」を訪れて、五年前の事件を思い出した。その頃、バーテンをしていた篝には、久美という恋人がいた。二人は将来を約束していたが、ある日久美が行きずりの中年男と心中をはかるという、篝には信じがたい事件が起った。その久美の姉が「アロン」のマダム久代だった。その夜、情報コンサルタントの早崎が、千絵という娘を連れて篝を尋ねて来た。千絵は久美と心中を図った男の妹で、事件の真相を尋ねに来たのだった。それから数日、篝は京子や由美子に手を伸ばしているのが、新宿を根城とする阿久根組であることを知った。それから、「アロン」が酒の密輸で挙げられ、阿久根組の「アロン」買収、京子の失綜と新しい事件が続いた。篝は弟分の次郎とともに今度の事件ばかりでなく、五年前の真相究明に乗出した。その頃、阿久根は悪徳弁護士藤倉をまじえ、篝たちの情報収集活動を妨害し、引き抜きで集めた夜の女たちを、外国に売りとばす算段をしていた。そんな折、韓国の実業家崔が、久代をマダムに迎えて、クラブをオープンした。だが、藤倉の合法的ないやがらせは、お客を店に寄せつけなかった。そして悪辣な阿久根は、久美の心中事件のからくりを崔父娘にも行なおうとしていた。それは注射で二人を眠らせ、放火して心中に見せかけるというものだったが、ずっと阿久根を洗っていた早崎の機転で篝に知らされた。やがて、阿久根と藤倉は篝と次郎のリンチに会い、警察に挙げられた。

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