女奴隷船

劇場公開日:

解説

舟崎淳の『お唐さん』を映画化した海洋活劇。田辺虎男が脚色し、「人形佐七捕物帖 鮮血の乳房」の小野田嘉幹が監督した。撮影は「水戸黄門とあばれ姫」の山中晋。

1960年製作/83分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1960年1月3日

ストーリー

昭和二十年初頭、秘密命令を帯びて大本営に向った須川中尉は、敵機の攻撃に会い南シナ海で遭難した。上海に帰るという得体の知れない貨物船に救われた。実は、日本の女たちを上海に売り飛ばす“お唐さん船”と呼ばれている女奴隷船だった。野戦看護婦になるという名目で送りこまれた瑠美子は、この船の実体を知り海中に身を投じようとした。が、見つけられ首領クインの命で体刑を加えられた。須川がこれをかばい水夫たちを殴り倒した。--突然海賊船が姿を現わした。貨物船は火を放たれ、須川らは海賊船に移った。船は海賊たちの本拠である小島に碇泊した。島では女たちのセリ売りが始められた。売約済みの女に焼鏝をおすという残虐な行為に、女たちは舌を噛み切る決意をした。死なれてはと、奴隷小屋に監禁された。須川は見張りを倒し、女たちを連れ出した。が、須川が瑠美子と、人江まで逃げ高速艇を奪おうと相談しているのを聞いたクインは一行から抜け出し逃亡を知らせた。クインは須川に惚れていた。一等航海士の海蛇が機関銃を持って須川の許に走り、援助を願い出た。彼は脱走兵だったのだ。海蛇の助けと、女どもの奮戦で海賊たちは倒された。須川は首領を倒した。

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映画レビュー

1.0新東宝といえば三原葉子!

2021年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 冒頭は戦争のドキュメント映像なので、ちょっとは期待してみた。しかし、登場する船はほとんどが模型。  奴隷船には“クイーン”を名乗る実質的にボスの三原葉子。船長のオンナではあるが、菅原文太に惚れてしまう。などと内輪もめが始まるかと思いきや、突如現れた海賊船。え?海賊の首領である丹波哲郎一行は奴隷船にあっけなく乗り込み、女奴隷10数人とクイーン、そして須川を船に乗せ海賊の島(?)へと連れてゆく。  拳銃を奪ったり奪われたりと、主導権がコロコロ変わる。二転三転とかいう言葉じゃなく、漫才のボケとツッコミみたいな展開なのだ。さすがに最後の銃撃戦では女も何人か殺され、派手なアクション。でも眠くなってきた。唯一、目を見開いて見てしまったのは三原葉子のセクシーダンスだろ!やっぱり。それだけで1点加点だ。

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kossy

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