男はつらいよ 寅次郎わが道をゆくのレビュー・感想・評価
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【”夫々の人生を歩む道”松竹歌劇団の華やかなレビューと、寅さん第二号の様な武田鉄矢演じる男の姿も可笑しき作品】
◆感想
・冒頭の寅さんの帽子型UFO飛来からの、銀色の寅さんが宇宙へ帰って行くシーンから始まるが、毎回良く考えるモノだなあ、と思いながらクスクス笑いながら観賞。
・今作のマドンナは木の実ナナさん演じる松竹歌劇団に所属するダンサーであるが、そういえば倍賞千恵子さんも松竹歌劇団出身であったなあ、と思いながら楽しく鑑賞。ラインダンスシーンなどとても、華やかである。
・武田鉄矢さんも、「幸福の黄色いハンカチ」に続いての、山田洋次監督作品出演であるが、寅さん第二号の様な感じの役で、とても良い。
彼が、寅さんを慕う気持ちが良く分かるのである。
<今作は、今までにない松竹歌劇団の華やかなシーンと、マドンナの長年の恋の相手との結婚を逡巡する姿や、雷雨の中マドンナが恋人の元に駆け寄り抱き付くシーンが印象的な作品である。>
木の実ナナ若い。 SKDって初めて見たけどなんか昭和だねーでもSK...
木の実ナナ若い。
SKDって初めて見たけどなんか昭和だねーでもSKDのシーンがちと長い感じがしたよ。
武田鉄矢も若くていい三枚目役だね。寅さんも楽しそう。
武田鉄矢のハマり役
武田鉄矢さんと木の実ナナさんダブルゲスト作
想定通りのモテない君役の武田鉄矢
おもしろいね。
九州弁が心地よくセリフに乗る
今回もタコ社長の無神経発言に定番の笑いポイント。
寅さん映画は序盤のこのお茶の間シーンが楽しみだ。
これで20作目を超えてきた。
日本もだいぶ近代化している。
本作の時代背景はピンクレディの名前が飛び出しよく分かる。
蒸気機関車が走ってた始めの頃の作品が懐かしくなる。
松竹歌劇団のレビューが観られる
歌劇団を題材にした映画として非常に楽しめた。
寅さんが木の実ナナ扮する紅奈々子に惚れてしまうのも合点がいく。
劇中劇ではあるが、今となっては観ることが叶わないSKDのレビューを観ることが出来るのは嬉しい限りの作品です。
寅さんに縁談が???
寅さんが真面目に だんご屋の仕事を始める。
それを見た社長が縁談の話を持ってくるが
さて いつまで続くやら
結局はいつものパターンになっていくのだが・・・・
浅草の華やかなレビューが作品に彩りを与える意欲作!
こうご期待。
Vol.21 ピンクレディーの時代なんだ。 マドンナ木の実ナナ、つ...
Vol.21 ピンクレディーの時代なんだ。
マドンナ木の実ナナ、つくりがでかい(笑)SKDの映像が超貴重です。
今作はなんといっても武田鉄矢。映画出演2作目の必死な演技に笑えます。ずっとこのキャラでいって欲しかったなぁ。さすがの寅さんも喰われ気味。でもふられながらも暖かくマドンナのラストステージを見守る姿に男を感じました。
寅さんはさくらの同級生で松竹歌劇団(SKD)の花形スターである木の実ナナに惚れてしまう。 本作は木の実ナナのプロモーションビデオ的な作品であるかもしれない。
BSテレビ東京で映画「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく」を見た。
劇場公開日 1978年8月5日
渥美清50才
倍賞千恵子37才
木の実ナナ32才
武田鉄矢29才
竜雷太38才
寅さんはさくらの同級生で松竹歌劇団(SKD)の花形スターである木の実ナナに惚れてしまう。
本作は木の実ナナのプロモーションビデオ的な作品であるかもしれない。
上映時間は103分。
満足度は5点満点で2点☆☆です。
木の実ナナのレビューも楽しめる豪華版。脇を固める出演者達はもちろん...
木の実ナナのレビューも楽しめる豪華版。脇を固める出演者達はもちろんだがゲストにも味があり、最後まで楽しかった。
寅さん流SKDレビューの開幕!
シリーズ21作目。
OPの夢は、寅さんは実は宇宙人! 迎えがやって来て、とらやの面々と別れを惜しみつつ、帽子型の宇宙船に乗って去って行く。
『未知との遭遇』『スター・ウォーズ』など空前のSFブームの年に公開されたパロディー。
序盤の騒動は、
おいちゃんが体調を崩す。
帰ってきた寅さんと真剣にとらやの将来について話し合うが…、
途方も無い夢みたいな事を語り出し、皆を呆れさせ、大喧嘩。
途中まではいい考えだったし、今のとらやをぶっ壊してビル工場にして全て機械化するというのは現代的ではあるんだけどね…。
旅は九州・阿蘇の温泉宿へ。
そこで女の子にフラれてばかりの青年・留吉と出会い、彼に人生や恋のアドバイス。
何故か寅さん、この町で“先生”と慕われるも、宿賃が無くてさくらに迎えに来て貰う。もはや何度目…?
『幸福の黄色いハンカチ』に続き山田作品参加の武田鉄矢が、方言丸出しのモテない田舎青年役で笑わせる。
反省し、とらやで真面目に働く寅さんだったが、当然長続きせず。
ある日とらやを訪ねてきた美女に一目惚れ。
さくらの幼馴染みで、SKD=松竹歌劇団の花形踊り子・奈々子。
今回は戦前戦後にかけて浅草の娯楽のシンボルであったSKDのレビューの世界が舞台。
華やかできらびやかにショーアップされたレビューの魅力がたんまりと。
自分はよく知らぬが、宝塚やアイドル公演みたいな…?
マドンナは、木の実ナナ。さすがの歌声や踊りを披露、ナイスバディで快活な女性役はハマり役。
奈々子とSKDのレビューにすっかり魅了された寅さんと、上京して来た留吉。毎日のようにレビューに通う。
まるで何とか48の公演にハマるヲタクそっくり…?
話の展開的には定番。
奈々子にのぼせ上がるが、彼女には結婚を考えている恋人が。
劇場の取り壊しが決定。私は、踊りたい、歌いたい!
自分の幸せか、自分が好きなこの世界か。
決意し、万感の思いと共に舞台の上で熱唱する奈々子の姿には胸熱くさせる。
ゴージャスなレビューの世界は寅さんの作風には珍しいが、そこはしっかり寅さんエッセンスとミックス。
ラストシーン、田舎に戻ってフラれ続ける留吉と訪ねてきた寅さんのオチに安心感。
「苦しい時の助け舟」
中学の頃を思い出すと恥ずかしいことばかりです
片思いの彼女に「好き」の一言が言えず犬の散歩のフリしてその子の家のまわりを歩いたり遠くから眺めていたり
今で言うストーカーと変わらないような事をしていたように思います
気さくに話ができたらどんなに幸せだろう、一緒に居れたらと思うだけで宙を舞うほどの気持ちになれる
でも怖くて怖くてそんな事口が裂けても言えない
もしあの時言えていたらきっと人生は変わっていたと思います
その時は分からなかったけど今なら分かる
たとえ告白して恋に破れたとしてもけっしてその子を嫌いになることはないだろうし寅さんのように相手の幸せを願いそうなる事を望むはず
人を好きになることは自分が幸せになることとは全く違う事なのだなって
「男はつらいよ」を見ているとホントにそう思えるのです
欲求を満たすことが幸せなのだとしたらとても底が浅くてつまらない、もっと深くてもっと大きくて でもほんの少しのことなのかもって今は思えます
苦しみ抜いた先にあり
ふと見上げたらあり
握っていた手のひらを開いたらあり
ものすごく忙しい時にもある
いつだってどこにだってあるような気がします。
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