OL百合族19歳

劇場公開日:

解説

「セーラー服・百合族2」の続篇で、高校を卒業し、OLになっても離れられない二人の百合族を描く。脚本は「不純な関係」の斎藤博、監督は「字能鴻一郎の濡れて打つ」の金子修介、撮影は片岡二郎がそれぞれ担当。

1984年製作/68分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1984年7月27日

ストーリー

高校を卒業した百合族コンビの甲田なおみと石原美和子は同じ会社に勤めるOLとなり、二人は密かにマンションを借りた。なおみは毎朝、同じ電車に乗る営業の正木を意識するようになった。仕事の鬼のなおみは、昼休みも電卓を叩いており、その姿を正木と同じ課の由起がからかうと、彼女は恥ずかしそうにうつむいた。美和子はなおみの様子から、彼女が正木に好意を抱いていることを察する。帰宅準備のロッカールームで、男に気を取られるなおみを、嫉妬にかられた美和子がなじる。なおみも「OLは結婚よ」と反発。その夜、二人は街で男をナンパしホテルに入る。数日後、美和子は正木になおみの気持ちを伝える。なおみは美和子のおせっかいにカッとなるが、結局は体を重ねる。なおみはうれしさから美和子に電話してしまう。美和子はいたたまれず、夜のオフィスに向うと、そこでは課長の弓岡が左遷を苦に自殺しようとしており、なぐさめているうちに、二人はいつの間にかドッキングしてしまう。なおみは嫁入り道具をトラックに積んで正木のマンションに向おうとしていた。その頃、正木は由紀と激しく体を重ねていた。二人は以前から深い関係で、なおみはそれを知っても結婚すると言い張った。結婚式の日、なおみは美和子に電話してウェディング・ドレスを届けて欲しいと話す。こうでもしないと美和子は来てくれないと思ったのだ。しぶしぶ出かける美和子。式の時間になり、神父の前に正木が立っているが、なおみは現れない。その頃、控え室ではなおみと美和子が愛撫し合っていた。百合族のまま別れられない二人は教会から走り去るのだった。

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