エンジェル 僕の歌は君の歌
劇場公開日:1992年11月7日
解説
別れた恋人の命があと1週間だと知った青年の姿を描くラヴ・ストーリー。監督は「スキ!」の渡邊孝好、脚本は「「バカヤロー!3 「へんな奴ら」」の一編「過ぎた甘えは許さない」の監督を担当した長谷川康雄、撮影は「薄れゆく記憶のなかで」の高間賢治が担当。
1992年製作/日本
配給:東宝
劇場公開日:1992年11月7日
ストーリー
大川竜彦は、天野香織と別れたその翌日、神係爽子という美女と出会う。彼女の鞄の中には死んだばかりの大物政治家や人気タレントなどの写真に混じって、香織の写真が入っていた。奇妙な胸騒ぎを覚えたのもつかの間、人気タレントを始めとして爽子の鞄の中に入っていた人物が次々と死んでしまう。竜彦は必死になって爽子を探しだし、彼女が天使であること、そして香織が1週間後の7月7日午後7時に死亡する予定であることを聞き出した。香織は既に医師の石田とつきあい始めていたが、事態を彼女に伝えたいのだが混乱させたくないと必死になる竜彦の姿に何かを感じ、再び熱い感情を抱き始めた。竜彦、香織、そして爽子はそれぞれの思いを胸にニュージーランドへ向かう。そこは学生ラグビーの花形として活躍していた竜彦にとって憧れの国であり、香織と2人で行く約束をした国でもあった。そこで竜彦は香織に遂に真実を打ち明けた。日本との時差の関係でその日に死ななかった香織は竜彦とともにお互いにもっと生きていたいと願う。今までの記憶を全く無くしてもいいのなら生きることができると言う爽子の言葉にうなづく2人。数カ月後。街には、何知らぬ顔ですれ違う竜彦と香織、2人は再び恋に落ち、また一から始まるのだった。そして2人を見つめる天使から人間になり年老いた爽子の姿があった。