エル・オー・ヴィ・愛・N・G

劇場公開日:

解説

ファッション界を舞台に殺人事件に巻き込まれたひとりの青年の野望と愛を描く。脚本は「陽暉楼」の高田宏治、監督は「日本海大海戦 海ゆかば」の舛田利雄、撮影は「TOSHI_in_TAKARAZUKA_Love_Forever ラブ・フォーエバー」の西垣六郎がそれぞれ担当。

1983年製作/110分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1983年12月24日

ストーリー

立花協は吉沢松彦に拾われ、無為な日々を送っていた。ある日、吉沢からファッション・デザイナー・日夏蘭に、一枚の封筒を届けるように命じられた協は、彼女を一目見てその美しさに魅了されてしまう。その夜、ボクシング・ホールでは、新人ボクサー・海堂征人が猛然とラッシュしていた。吉沢は征人に近々大金が入るからアメリカで修業しないかと誘う。その晩、吉沢が自宅で殺された。協が逮捕され、彼の体から多量のコカインが検出されるが、誰かに注射されたものとわかり放免となった。吉沢のマンションに戻った協は、吉沢が隠していた写真のネガと杉谷しのぶ宛の葉書を探し出した。写真を拡大し、写っている卒業証書から小学校の名を読みとった協は北海道へ向う。そして杉谷しのぶの父が網走刑務所で服役中と知った協は網走へ行き、そこで面会に来た蘭そっくりのしのぶと出会った。彼女は蘭なのか、協は混乱しながらも、その夜しのぶと愛を交わした。翌朝、彼女は黙って協の元を去った。吉沢は蘭の秘密を知り、脅していたのだが、それに気づいた秘書の三島が吉沢を殺したのだ。一方、東京ではパリ帰りの蘭が、ファッションンョーの打ち合わせをしていたが、主役のモデルが交通事故で入院したという知らせで、早急に代役のオーディションを行なうことになった。そのオーディションに協が現われ、選ばれた彼はパートナー・英子との特訓を始めた。同じ頃、征人が協と組み真犯人を捜し、金を脅し取ることを話す。ショーの数日前、蘭宛に「三億円、ヨウイセヨ」と脅迫状が届いた。協の仕業だという三島の言葉に蘭は問いただすが協は応じない。ショー当日、蘭のところに刑務所の父親が亡くなったという知らせが届く。そしてショーの際中、三島は三億円を約束の場所に届けた。三億円を受けとった征人は三島の一味に襲われるが、警察に助けられショー会場へと向かった。ショーは大成功に終わった。蘭は喜びいさんで協のもとに駈けつけるが、協の指さした方向を見て愕然とする。そこには逮捕された三島と刑事の姿があった。協は蘭に一緒に逃げようと告げるが、蘭は刑事の方に歩み寄り、協と征人もその場で刑事に自首するのだった。

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