宇宙からのメッセージ MESSAGE from SPACE

劇場公開日:

解説

宇宙人に侵略された惑星から救出の願いをこめて放たれた木の実。その実を拾い、救出の願いに応えるべく立ちあがった八人の勇者の活躍を描く。脚本は「柳生一族の陰謀」の松田寛夫、監督も同作の深作欣二、撮影も同作の中島徹がそれぞれ担当。音響はSPACE SOUND4方式。

1978年製作/105分/日本
原題または英題:MESSAGE from SPACE
配給:東映
劇場公開日:1978年4月29日

ストーリー

惑星ジルーシアは、太陽系から二百万光年の彼方にある平和な星であったが、今は宇宙の侵略者ガバナス人の要塞と化し、ジルーシア人は壊滅の危機にさらされていた。長老キドはこの危機を救う奇蹟の願いをこめた八つのリアべの実を太陽系連邦へ向けて放つとともに、孫娘のエメラリーダに八人の勇者を連れて帰るように命じた。リアべの実は、シロー、アロン、ジャック、メイア、ガルダらの手に渡った。ガバナス皇帝ロクセイアは地球征服をねらい、攻撃を続けた。地球連邦評議会議長アーネスト・ノグチはガルダに調停を依頼する。窮状を知ったシローたちは、リアべ号を完成させ、ジルーシア救出へと向かった。途中、不時着した星で、彼らはガバナス先王の子、ハンス王子と出会う。彼もリアベの実を持っていた。八人の勇者たちとガバナス軍の壮烈な宇宙戦がくりひろげられる。ガバナス要塞を破壊するためには、惑星を粉砕するしか方法はなかった。長老キドを残したまま、ジルーシアは爆音とともに宇宙に散った。その瞬間、リアべの実は宇宙に純白の花をあざやかに咲かせる。故郷をなくしたジルーシア人と、シローたちを乗せた帆船は、新天地を求めて字宙ヘと旅立って行くのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
特撮監督
矢島信男
脚本
松田寛夫
原案
石ノ森章太郎
野田昌宏
深作欣二
松田寛夫
製作
植村伴次郎
渡邊亮徳
高岩淡
平山亨
岡田裕介
サイモン・ツェー
杉本直幸
伊藤彰将
メカデザイン
石ノ森章太郎
ひおあきら
青柳誠
撮影
中島徹
美術
三上陸男
背景
西村三郎
装置
稲田源兵衛
装飾
西田忠男
音楽
森岡賢一郎
録音
荒川輝彦
照明
若木得二
編集
市田勇
衣裳
高安彦司
美粧
枦川芳昭
結髪
白鳥里子
進行
豊島泉
進行主任
長岡功
助監督
俵坂昭康
鈴木秀雄
藤山顕一郎
スチル
鈴木和生
特殊撮影
高梨昇
操演効果
鈴木昶
特撮美術
大澤哲三
特撮照明
大西美津男
移動効果
小西浩
特殊効果
久米攻
特撮装置
吉岡茂一
特撮製作担当
中村義幸
特撮進行
山本吉応
視覚効果
中野稔
光学撮影
デン・フィルム・エフェクト
特撮助監督
松本清孝
キャラクター製作
株式会社コスモプロダクション
擬斗
菅原俊夫
SF考証
野田昌宏
撮影助手
北坂清
中村正行
北村武士
堀正通
美術助手
森田和雄
高橋章
小川富美夫
装飾助手
布部栄一
照明助手
渡辺喜和
春田辰雄
千本省剛
広田重治
堀文夫
松本博文
加藤平作
録音助手
栗山日出登
堀池美夫
編集助手
玉木濬夫
矢島稔之
荒木健夫
三宅弘
特撮撮影助手
岩城利男
高橋政千
特撮美術助手
園田一佳
松原裕志
寒竹恒雄
木目憲悟
家辺信二
藤田泰男
操演効果助手
白石義明
関山和昭
吉岡健一
佐藤幹雄
芳賀真人
渡部正昭
根岸泉
特撮照明助手
日出明義
小林一哉
高坂俊秀
特殊効果助手
中村信二
ナレーション
芥川隆行
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映画レビュー

2.50156 サンダー杉山は勘弁してくれ

2024年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

1978年公開
ノリは全くの東映ライダー、レンジャー系に東映俳優総出演。
特撮ものは東宝系でないと違和感を覚えていたので
もう一つ無意味にしっくりこなかった。
ほとんど宇宙空間だけなので特撮が素晴らしい、という感は
出なかった。
森岡賢一郎の音楽は雄大で機会があればまた聴きたいです。
50点
初鑑賞 1978年4月27日 梅田東映

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NWFchamp1973

2.0奇跡のようなすれ違い

2022年6月29日
iPhoneアプリから投稿

これだけ鮮やかに技法と主題がすれ違っている映画も珍しい。

深作欣二といえば、対象の持つ自意識を無理やり引きずり出してしまうかのような暴力的でジャーナリスティックな接写だ。一方でスペースオペラというのは既に『2001年宇宙の旅』や『スター・ウォーズ』が示している通り、極端な引きやロングショットを多用することで、宇宙の悠久と雄壮を叙事詩的に語り上げている。

言わずもがな深作のカメラワークとスペースオペラのフォーマットほど折り合いの悪いものはない。故郷を賭けた壮大な戦争は、せせこましい画角の中でチンピラの小競り合いに堕してしまっている。普段であれば諸手を挙げて喝采を送りたくなるような小粋なセリフ回しも、ここでは叙事詩的荘厳を損なうスポイラーでしかなかった。

とはいえやはり、ここまで徹底的にちくはぐな映画はそうそうお目にかかれるものではない。そういうカルト的な意味では価値のある映画といえなくはないが、それなら『仁義の墓場』とか『いつかギラギラする日』のほうがよっぽど面白いしカルト的なんですよね…

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共感した! 1件)
因果

5.0not only天本英世but also三谷昇 ババアの役ってえの...

2021年6月30日
PCから投稿

not only天本英世but also三谷昇
ババアの役ってえのが
見どころでヤンスエ~!

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全休

3.0着眼点は良かったと思います・・・内容が伴っていれば名作だったかも⁉

2021年5月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 2件)
共感した! 6件)
アキ爺

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