色ぼけ欲ぼけ物語
劇場公開日:1963年12月24日
解説
「ニッポン珍商売」の富田義朗、小林久三、「ばりかん親分」の堀内真直が共同でシナリオを執筆、堀内真直が監督した風俗喜劇。撮影もコンビの加藤正幸。
1963年製作/82分/日本
劇場公開日:1963年12月24日
ストーリー
女性スカウトの段原金作は元北支派遣軍森山部隊の生き残りの勝木、八田、永田、朴らと共に、倉本元中尉から、終戦直後森山部隊長と山田兵長がイントクした時価三億円のダイヤを山分けしようと話しかけられた。その晩金作のアパートに永田と朴さんが忍びこんだ。かつて山田がこのアパートに住んでいたからだ。しかし足をふみはずした二人は、女スリスプートニックのおぼんの部屋に落ちてしまった。おぼんに色仕掛ですっかりまるめこまれた金作は、結婚資金にと、いよいよ、ダイヤモンド捜しは盛んとなった。まず部隊長を捜さなければならない。しかし、行方は仲々つかめなかった。そこで倉本はダイヤモンドを探す元手にダイヤモンドとひきかえに株をもつ話をした。勿論倉本の虚構である。輸出詐疑の常習犯である倉本が人のいい金作らを詐したのだ、やがて嘘がばれた。金作が森山部隊長をみつけたのだ。今はラーメンの屋台をひく森山娘子を見て、全てを知った金作は、必死になって倉本を追求した。国外に逃亡しようとする寸前倉本は逮捕された、無事に戻った金は、川田刑事と森山の娘ひろ子の結婚資金に使われた。結婚式場に金さんのラッパがリュウ、リュウと響き渡った。