行き止まりの挽歌 ブレイクアウト

劇場公開日:

解説

アウトロー刑事の人間としての、男としての生き様を描く。栗本薫原作の小説「行き止まりの挽歌」の映画化で、脚本は「またまたあぶない刑事」の柏原寛司が執筆。監督は「聖女伝説」の村川透、撮影は「トリナクリア PORSCHE 959」の矢田行男がそれぞれ担当。

1988年製作/111分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1988年7月30日

あらすじ

暴力団竜田組の息のかかった“ドルフィン”のバンドマン・島田が殺された。捜査にあたった新宿西署の刑事・梶竜介は暴走族の沢野未来という少女に目をつけた。島田の部屋に一緒に写っている写真があったのだ。しかし、未来は何もしゃべらず、間もなく釈放された。一匹狼の梶に西村という若い刑事がパートナーとしてついた。事件を追ううちに別の殺人事件が浮かび上がった。ある政治家がSMプレイ中に誤って女を殺してしまい竜田組の仲井に助けを求めたのだ。そのときの恩があって仲井はいろいろと悪どいことも大目に見てもらっていた。捜査には本庁も介入してきて梶ははずされた。未来が狙われるようになったので、梶は自分のアパートに匿ってやったが、敵は手強かった。やがて梶は一人で巨悪に立ち向かうことを決意し刑事をやめた。そして未来を連れて逃亡。二人は刑事に追われるハメになるが、梶は仲井を殺し、西村によって逮捕された。

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映画レビュー

5.0村川透監督の最高傑作

2025年4月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

幸せ

ヨコハマ低能デカ二人組のように決してフザけ過ぎずも、若干のユーモアを効かせつつ、滅びの美学を感じさせる良質なハードボイルド刑事もの。本作は村川透監督の最高傑作ではないだろうか。 これをにっかつロマンポルノ終焉後のシネロッポニカの直営劇場で封切りで観られたことは誇りである。
主演はドラマ『ベイシティ刑事』終了後間もない藤竜也。たまらない監督・主演コンビ作である。
IX-IXという山下達郎チックな声質と歌い方のバンドによる英語の主題歌がラジオから流れるような雰囲気を醸し出した効果的な使い方をしている。

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風魔鬼組頭

2.0自分のことをボクという石野陽子

2019年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

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kossy