アワモリ君西へ行く

劇場公開日:

解説

秋好馨のマンガ「アワモリ君」の第三回目。前作「アワモリ君乾杯!」の新井一と「続サラリーマン弥次喜多道中」の長瀬喜伴が共同で脚色。監督は前二作に続いての古沢憲吾。撮影は「続新入社員十番勝負 サラリーマン一刀流」の飯村正。パースペクタ立体音響。

1961年製作/83分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1961年12月24日

ストーリー

アワモリ洋品店の息子アワモリ九と轟商事の給仕カバ山ダイガクは、学生時代から無二の親友だが、ダイガクが社員に昇格、大阪支社へ転勤を命じられた。そして幼馴染の加代子まで、高山繊維の会長の秘書になった。アワモリは商売のコツを覚えようと、ダイガクと大阪行の列車に乗ったが、特急の追加料金が払えず途方にくれたとき、青年紳士が助けてくれた。その紳士の行動を、中国服の美人がそッと見つめている。大阪に着いたアワモリは、がめついヨロメキおばさんの大浪ホテルで下働きとして働くことになった。大阪支社に初出勤のダイガクは、給仕不足の折柄とて再び給仕に逆もどり。驚いたことに、車中の青年紳士は東京から転任の高田課長だった。その高田は大場支社長から縁談をもちかけられて大弱り。というのも、ファッション・スクールに在学中の高山幸子と恋愛中だからである。ある日、高田に誘われて一杯のんだダイガクは、見合いの替玉役を引き受けた。同じ頃、大浪ホテルのアワモリは、中国服の美人から高田の調査を依頼された。見合いの相手が高田とは露知らぬ幸子は、小柳ルミを身代りにたてたため、大阪城へ颯爽と乗りこんだダイガクはチンクシャのルミにがっかり。幸子の相手がダイガクと知ったアワモリもびっくりした。やがて二人は別々の依頼人から幸子の私生活の調査を依頼され、敵味方となるが失敗つづきでクビになってしまった。ところで、轟商事浮沈の大事件が起こった。それを救うことができるのは高山繊維の会長だけだが、大阪へ旅行中だという。ご本人は学生時代のなつかしい下宿大浪ホテルへ加代子と共に落ちつき、アワモリやダイガクと差しつ差されつの上機嫌。翌日、二人の大活躍と幸子の口添えで轟商事は危機を脱した。幸子こそ高山会長の孫娘で、中国服の美人は高山に頼まれて幸子の見合いの相手高田課長を調べていたのだった。ダイガクと高田は東京へ栄転がきまり、おばさんもアワモリに連れられて東京見物に向った。

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