悪魔の街

劇場公開日:

解説

復讐鬼と化した凶悪脱走犯の行動を中心としたアクションドラマ。“小説倶楽部”に掲載された松村基生原作を、「第8監房」の白石五郎が脚色し、「帆綱は唄う 海の純情」のコンビ鈴木清太郎が監督、永塚一栄が撮影を担当した。主な出演者は「志津野一平 謎の金塊」の河津清三郎、「雑居家族」の芦田伸介、「続ただひとりの人」の菅井一郎の他、由美あづさが入社第一回出演として登場する。

1956年製作/79分/日本
配給:日活
劇場公開日:1956年7月12日

ストーリー

T銀行支店を襲い殺人強盗を犯した暴力団の首領大庭は、戸川巡査の殊勲で逮捕されたが護送中に脱走し、中国人ボス王の邸に身を潜めた。富永捜査係長は急拠、部下の久保、佐々木刑事らを動員、大庭の捜索に努めた。一方大庭の配下早崎は競馬場で本命馬の騎手萩原を買収し、八百長レースで巨利を得ようとしていたが、萩原は彼と関係のある大庭の情婦房江に貢ぐため、顔役遠山の買収でレース当日、早崎を裏切った。大金を握って香港へ飛ぼうという計画の失敗した大庭は、王の提案で競馬場への銀行の現金輸送車襲撃を決意し、綿密な計画を立てて配下に指示を与えた。だが、大庭の脱走に協力した子分の木本は、口を割るのを恐れた大庭の密命で公衆電話で早崎と話している処を王の手下黄に射殺された。現金輸送車を狙う一味の車を尾行した久保刑事は王の邸に忍び込んだ処を発見され、大庭に惨殺される。相次ぐ大庭の非行を見た早崎は、彼の幼友達である戸川巡査が大庭の車にはねられて瀕死の重傷を負うのを目撃して遂に意を決した。彼は恋人である戸川の妹貴美子と連絡し、佐々木刑事に総てを打ち明けて大庭逮捕に協力を申し出た。だが貴美子は大庭一味に誘拐され出動した警官隊の裏をかいた大庭は莫大な札束を手に入れて、待ち合せの倉庫に向った。ところがトランクにつまった札束を前に、ギャング一味は仲間割れを生じ、警察への協力がバレて危く殺されかけた早崎は、一人生き残った大庭を奪い取った拳銃で脅しつつ、貴美子の手で警察に急を知らせた。早崎の油断から、大庭は貴美子を楯に、駈けつけた警官隊に最後の抵抗を試みたが、早崎は負傷しつつも佐々木刑事の助けで遂に大庭を警官の手に渡し、貴美子と固く抱き合った。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く