AKIRAのレビュー・感想・評価
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色褪せないアイデンティティー
独特な雰囲気が好き。 バイクの疾走感、駆け抜ける町並みが緻密で、近未来な感じ、目を引き付ける。 荒廃した町並みに揺らめくテールランプが個人的にはお気に入り。 サントラもどこか厳かなアジアンテイストで独特の雰囲気をかもす。 何年たってもどこか新鮮さを感じさせる個性的な映画。
音響面が確実にパワーアップ
4Kリマスター版をIMAXシアターで鑑賞。 内容に関しては改めて語るまでもないので、ここでは劇場鑑賞の感想をば。 映像に関しては、既存のバージョンとの比較ができないので何とも言えないものの、ドでかいIMAXスクリーンゆえに、画像・背景の描き込みの細かさを再認識。 そして音響面は、従来版よりも確実にパワーアップしていると、素人耳でも分かった。芸能山城組によるけたたましく鳴り響くジェゴグ音、金田たちが操るバイク音、鉄雄がネオ東京を破壊する爆発音などに加え、「さんを付けろよデコスケ野郎!」に代表される名ゼリフの威力たるや。 今は時期が時期だけに、観たくても気軽に劇場に足を運べない人も多いと思うので、事態が収束したら、年に1回のペースぐらいでIMAX上映してもイイのではと思う。
わが青春のサイバーパンク
そうだ、今こそおウチでAKIRAを見よう ということで観賞 最近のスタイリッシュで小綺麗なSFも素晴らしいのだけれど、ドブ臭さ漂うグロテスクで頽廃的な古き良き往年のSFは格別である そこにやはり今では絶滅危惧種のエグいまでの書き込み増し増しなジャパニメーションが合わさりイメージの奔流を見事に表現している 後に今敏のパプリカなどに受け継がれるみっちり線画で画面が埋め尽くされるこの手のアニメが今日あまりみられなくなったのは哀しい限り オリンピックどころではなくなったネオ東京はどうなるのか、そして現実の日本は、世界は? ドブのような東京湾にも光は射す、どんな時でも前を向く剽軽さを忘れない金田は一つの標になるだろう
ただ単にグロテスク
戦争とオリンピックをテーマにしているがこれからオリンピックを行うということに対して不信感また見ていて不快だった。 そして戦争を助長するかのように普通に第3次世界大戦 なんて使っている。 ネオ東京なんて必要ないのに馬鹿っぽい。 今更再上映する必要がない。
30年前からの伝言
IMAXレーザー デジタルリマスター版 原作漫画とは、ちょっと違う所あり。 人類は進歩してるのか、後退しているのか? 2020年、目に見えないウイルスと奮闘中ですが、ヒントが有るかな?無いかな? 芸術作品を鑑賞する感じです。
未来予想は難しい
2019年なのにスマホも携帯も無い。でもレーザー銃はある。難しいねえ。 しかし・・・初公開から32年、通常劇場版、70ミリ劇場版、ビデオ、レーザーディスク、DVDと見てきたが何回見ても素晴らしい。今回のIMAXはとどめをさされた感! これはもうBD買うしかない。
すげー
当時、映画館で見てなくて、ビデオやDVDで見ただけでした。 IMAXでの上映に引き込まれ、この先の展開を知ってるのに、夢中になってしまいました。 すごいの一言! もう一回見たいけど、今回の上映で見られるか…?
凄すぎる!
今から30数年前にこの原作が作られたことに改めて驚く。原作のアイデアは時空を超え多くのアーティストに多大な影響を与えた。日本のアニメ界クリエイティブ界はこの作品で大きく底上げされたと思う。あまりに凄すぎる!大友克洋は。
アキラ150%
29本目 待望のIMAXでの鑑賞 音と映像が別作品かと思うくらいレベルアップしてる そしてCG全盛期の昨今に比べれば、普通は大したことないんだけど、ことアキラに関しては、当時の作画の凄さを改めて感じた 流れるテールランプとか、横滑りで停るバイクとか、ビル崩壊とか、初めてじゃないのに、初めてアキラを見た時の衝撃以上の衝撃だった オネアミスの翼のロケット発射シーンとかもヤバいけど、この作品に関しては原作からアニメまで全てがヤバい (語彙力) 武漢ウイルスで見れない人も多いとは思うけど、劇場のスクリーンで見れたのは本当に幸せ
32年前から見た現代の世界
第三次世界大戦後を描くという所謂戦後ネタはあの当時は大いに流行りました。 北斗の拳もそう、かのブレードランナーもそう、退廃的世界観があの当時の未来像だったと思います。今にして思えば懐かしいですね・・ さすがの大友先生も携帯電話の普及は見抜けなかったようで、所詮人間が描く未来予想図は少なからず外れるからいいんでしょうね、未来は結局のところ誰にもわからないとこが楽しいです。 ラストシーンを観て、2001年宇宙の旅を思い起こしました。人類の進化について、またひとつかんがえさせられました。
短く評価/観てください
歴史的革命作品 世の中を変えようと 暴走族の争い、政治、 テロ、クーデター、宗教、力を手に入れたら 神に近付こうとしてしまう 革命するには・・ 貴方は、何が必要と感じましたか?
アキラの想いで
真っ赤なトマトになっちゃいな。とか。ハワイより陽当たりの良い場所は天国だけさ。とか。 とにかく、大友克洋と星野之宣が大好きでした。サイエンス的には圧倒的に星野之宣。インパクトは大友克洋。「童夢」から入って「気分はもう戦争」、「ショートピース」、「さよならにっぽん」、「ハイウェイスター」と時系列を遡りながら読んだっけ。ニヒリズムがカッコ良く見える年頃に読んだもんだから、未だに記憶してるセリフが結構な数ある訳です。で、AKIRAが来た。連載は途切れ途切れだった様に記憶してるし、一話で全然話進まへんやん!ってのはあったけど、もちろんドはまりです。 でも。 原作好き過ぎて、劇場には行かなかったんです。テレビで見ました。ちょっと、えぇぇぇ!?って思いましたよ、正直。ミヤコ教キャンディーズ(サカキ・モズ・ミキ)は出て来なかったし。カオリもいきなり登場するし。 だが、でも、面白い。最高。 タカシもマサルもキヨコも、すごく好きなキャラ。無鉄砲鉄人な金田もケイも大佐も、懐かしくて震える。ストーリーは今見てもドキドキするし、最近の下手なハリウッド物より遥かに興奮する。 IMAXの画面サイズに画質が耐えるのか不安でしたが、全然問題無かった。どころか、コンピューターに頼らずにココまで出来るのかと感動した。 大友克洋、やっぱり偉大です。気分はもう戦争とか、実写でやってくれんかな。爆弾三銃士とか、笑えるおバカ映画で良いと思うんだけど。 良かった。とっても! 見る人を選ぶ映画だとは思うけど。 ----------- 4/9 追記 原子核の周りを、電子が惑星の様に回っている原子模型が広く信じられていました。現在では「実現することが可能な物理状態」や「振動数条件」を満たす特定の「電子軌道」上に存在するモデルが提唱されています。いずれにせよ、この電子が原子核と結びついているエネルギー源が何であるのかすら、分っていません。分っているのは、電子が切りはなされる時には、膨大なエネルギーが放出される事と、そのエネルギーは、アインシュタインが定義した極めて単純な数式によって計算可能であることです。 AKIRAの中では、こうした物質を構成する根本的なエネルギーを、取り出して制御しようとして失敗した事。すなわち、人類が、それを手の内化して利用しようとし、失敗した姿が描かれています。思いあがった人類へのシッペ返し、ってのはゴジラも一緒だよね、って思います。
色褪せない躍動感とカッコよさ
久々に再鑑賞。 近未来を舞台にしたSFアニメだったが、いつの間にか現実がその時代を過ぎてしまった。なんてこと! でも、今観てもバイクで疾走するシーンや超能力で物が破壊されるシーンや建造物の崩れていく様がいい。あぁ、30年も前の作品なのに。なんて躍動感!なんてカッコよさ! 若干の古臭さがあるのもたしか。でもそんなのは気にならないくらいに魅力が勝っていた。あれだけAKIRA好きな人がいるのも納得。
1988年上映依頼の映画館鑑賞
つい出た「すげぇなぁ」が、 エンドロール終わった直後の素直な感想でした。 記憶ではかつてこれを映画館で鑑賞しているはずで、 そうだとすると30数年ぶりの再鑑賞になります。 ところどころのシーンは覚えているものの、 AKIRAがどんな人物だったかなどは忘れていたので 最後までドキドキしながら鑑賞できました。 今回はIMAXシアターだったので、音響がよく、 音で時々ドキっとすることもありましたね。 アニメゆえ、どこまでも自由に表現したい事が 表現出来るとは思いますが、思慮深さもあって これは大人のアニメですね。権力と実行、 優しさとポリコレ、集団と思想、様々な社会問題が 実は練り込まれています。 これ、30年以上前に作られてるんですよね〜。 2019年の社会にはもはや公衆電話を使う人は 天然記念物でスマホが一般的ですが、さすがに そこまでの未来予測は難しかったかな。 でも東京オリンピックを予想したのはすごい ですね!しかもあの様子だと少なくとも2020には 開催されないでしょうから、そこも正解です。 まさかコビット戦争まで予想していたのかな? 40過ぎの大人が再発見できる良作です。 ぜひ今一度映画館でご覧あれ。
#AKIRA
こんなアニメ映画があったなんて!! 知らなかったです。 映像がアメリカのコミックみたいで、日本ぽくなくて、 かっこいい!! そして、私が1番印象に残っているのは、 なんといっても、音楽!! 映像と音楽の斬新さ!! 文章表現が出来ないのが、くやしいです!
We are not alone?
私はただ映画が好きというだけで、この30年を映画史的に、とか時系列で語れるほどの熱量も知識も持ち合わせていません。 でも、この作品中に溢れる〝知りたい❗️〟という好奇心とか探究心を想像するだけで十分楽しめました。 たぶんあの頃は、UFOとか宇宙人との遭遇、といった人類の発展と宇宙に進出することで生じるかもしれない少し夢見がちなテーマが主流だったと思うのです。 We are not alone だから、それが前提だという一面があったけど、最近はもしかしたら、We are aloneかもしれないという考え方もあるようです。 人間が存在する理由、それは宇宙というものを認識する知的生命体がいないと、誰も宇宙の存在を分かってくれないから。 などという、本気なのか冗談なのか、ただの哲学的な命題なのか、私にはさっぱりわけのわからない説もあるようです。つまり、太陽のような恒星との関係において、水が蒸発することなく、またすべて凍ってしまうこともないような、生命の誕生にとって、絶妙な大きさと距離の惑星というのは、こんなに広い宇宙でも、地球しかないかもしれない、ということです。 ・宇宙は何もない〝無〟から生まれた ・重力(=エネルギー)とは何か? ・いきなりビッグバンから始まり、今も膨張し続けている(ということはいつか限界に達して縮み始める?) ・人間はどうして存在するのか? 素人でも、ノーベル賞の季節などには、にわか勉強で読んだり聞いたりすることのあるそれらの科学的知見のほんの一部をヒントに作家さんたちが想像力を駆使して、AKIRAの世界観を作り上げたのではないか。 そんな作り手の頭の中を想像するだけで、ワクワクさせてくれます。
素晴らしい作品を素晴らしい形で!
30年以上前の1988年に公開された作品ですが、今観ても全く色褪せないのは本当に凄いですね。 これを当時初めてスクリーンで観た人はどれくらい感動したのでしょうか? 自分は今回IMAXで観終えた時、席から数分間立てなかったです。 さて、この映画のどういう所が好きかと問われたら何個も出てくるので非常に迷います(笑) しかし一番に語らないといけないと思うのが、この圧倒的に格好良くてかつ非常に緻密な作画だと思います。 特に冒頭のバイクの暴走シーンは本当にスタイリッシュですし、セル画による迫力あるアクションシーンや爆発シーン等、他にも見所は満載です。 「レディ・プレイヤー1」にも出てきた金田のバイクもカッコいいですね! ちなみに中盤で鉄雄が大砲の弾を空中で止めるシーンは、キアヌ・リーヴスの「マトリックス」にも影響を与えています。 また、大友監督は背景も素晴らしいです。 ディストピア系の映画だと背景が暗い時が多いのですが、これは都市のネオン等が実にカラフルです。 また、冒頭の摩天楼のカットは奥行きがありますし、よく見るとビルの窓の一つ一つも細かく描かれています。 通常のアニメだと灯りしか描かれないのが殆どですが、この作品では窓の中にカーテンやデスク等も映しており、とても他のアニメでは観られない緻密な作画が観ることが出来ます。 なお、AKIRAの原画スタッフのそうそうたる方達がいらっしゃいます。 ・今敏や押井守作品の原画を担当し、カリスマアニメーターと呼ばれてる井上俊之氏 ・「人狼」の監督や攻殻機動隊のキャラデザを手掛けた沖浦啓之氏 ・京アニ全スタッフの師匠として、亡くなるまで支え続けた木上益治氏 ・宇多田ヒカルのPV等も手掛けた素晴らしいイラストレーターの田中達之氏 ・「若おかみは小学生」監督の高坂希太郎氏 ・「ガリレイドンナ」監督の梅津泰臣氏 更に美術スタッフに、ufotableで「Fate」シリーズで写実的な背景美術を書いている海老沢一男氏という、 この素晴らしい方達を集めてあの緻密な作画が作られていますが、それでも大友監督の要望についていくのに苦労したそうです(笑) ただ今回はIMAXで巨大なスクリーンに元々対応してなかったからか、少しボヤけてる箇所もありましたが、それを気にならないくらい他の演出や作画が素晴らしいので非常に満足でした! そして、今回はリマスター版ということもあって音響が非常に良かった! 今まで少し弱く感じていた爆発音含めた効果音が圧倒的に綺麗になっていました。 リマスター版の裏話によると、今回音楽を全て一から録り直しているそうです! 音楽のアレンジをそのままに、新しい音で収録した上にハイレゾで収録されたという話です。これがIMAXの音響が対応してるのかは解りませんが、とりあえずIMAXの素晴らしい音響設備には相当適していたと思います。 音楽は、サイバーパンクなのに電子音を駆使したテクノサウンドではなく竹やガムラン等のケチャを駆使した生音というのも独特です。 哲学的なストーリーやキャラクターについても素晴らしいのですが、語りだしたら切りが無いですね。 とにかく、この映画を巨大なスクリーンで極上の音響設備で観れて本当に良かったです! AKIRAを観るために2000円以上払いましたが、高く払ったかいがありました。
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