AKIRAのレビュー・感想・評価
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30年以上前に劇場で見て以来、懐かしくもあり再び見ました。 ストー...
30年以上前に劇場で見て以来、懐かしくもあり再び見ました。
ストーリーも分かってましたが、鑑賞後は「あ~面白かった!腹減った~」って感じ。
連載漫画の最終回を読み終わった時と似た満足感がありました。
テールランプの軌跡や爆煙等、極めてマンガチックな表現で構成されているので昨今のアニメを見慣れた方にとっては、なんかもっさりした映画だと感じられると思います。
なぜなら、これはMANGAですから。
それと、一つ気づいた事。今敏監督作品「パプリカ」の奇妙で怪奇的なシーンは「AKIRA」にインスパイアされたのではと思いました。
大友作品は「気分はもう戦争」から入った私ですが、やはり大友作品は漫画を読む事お勧めします。
SFとアニメ映画の歴史における重要な教科書
40年前の未来予想
原作よりも…古今のアニメよりも…
正直、漫画を知っているとどうしても物足りなく感じてしまうアニメ…という印象をずっと持っていたわけで、何度も見て、今回4Kでドルビー高音質で改めて体験したものの、当初の思いが変わることはなかった。
どんなに時代が発展しても、残念ながら、もはやこの画質はこれで頭打ちなのかもしれない。アナログ時代のジョーとかコブラ、ルパンの画像がパワーアップされているレベルと比べると、この4Kは明らかにしょぼいと言わざるを得ない。原画自体がそれほど力強いものではないのか、ポスプロ過程が悪いのか…革新的と思えた近未来はもはや時代遅れなものになってしまったという印象。
あの時代のこだわりとは何だったのか。所詮大量消費を謳歌していた80年代半ばの一過性のエンタメでしかなかったのか。
─と不満はたくさんあるけれど、あの時代に完成し尽くしていた作品だったと捉えると、形だけ変えて登場してくる複製品に対してああだこうだと文句を言うべきではないのかもしれない。ただ、原作の電子書籍化もされない中で、中途半端に感じ続けているアニメだけが何とかデジタルにすがりついている現状を目の当たりにすると、得体の知れない頑固な固執が見え隠れして、妙に古臭いものを感じてしまった。
なんか批判的なものになってしまったけれど、このコンテンツは非常に好きなわけで、なおさらにこのリニューアルには不満だったわけです。
どうせなら、もう一度作り直してみては?ハリウッドじゃなくて─、なーんて思っている人は自分だけではないはず。
これが噂の…
エネルギーの暴走・破壊と、幼馴染の確執…。
SFチックな未来の退廃的な世界観と最先端の未来予想図が描かれる一方で、
人間誰しもが持つ普遍的なテーマ:力への憧れと劣等感・不安のエネルギーが半端なく暴走していく。ああ、誰にも止められない…。
原作未読。
興味をそそられながらも、生半可なエネルギーじゃ対峙できないと、いつも背表紙、もしくは最初の数ページを読んで挫折していた漫画。
それが映画化ってどんな作品になるのだろう。
「世界中の映画監督他に影響を与えた…」と聞き、鑑賞。
正直、現時点では、物語のストーリーだけを書いてしまえば、似たような映画・アニメはごろごろ転がっている。
人類を超えた”新人類”ものは、私にとっては、石森章太郎(当時)先生・平井和正先生の漫画『幻魔大戦』(1967、アニメは未見)や、竹宮恵子先生の漫画『地球へ』(1977-1980連載、アニメは未見)等で洗礼・衝撃を受けたので、特に目新しくもない。
けれど、この緊張感の持続は何なんだ。
この先はこうなっていくんだと思うんだけどという安易な予測を裏切るところと、その通りになるところが混在していて飽きさせない。
さくっと皆殺しの残酷なシーンがあるかと思えば、実験体を食い物にすると思われた大佐が実験体を気遣う場面も。
世紀末の破壊が描かれている一方で、幼馴染の確執が軸になっていたりする。
スタイリッシュな世界観の中に、共存する泥臭さ。
この世界の舞台の年をちょっとだけ過ぎた今、1980年代に考えられていた未来と今の比較や、昔懐かしい暴走族、全共闘世代などの泥臭い世界観が散りばめられる。
人物デザインに関しては、チラ見した原作の方が美しくて、この映画に対して不満が残るが、途中ベジータか?と見まごう絵もあり、つい食いついてしまう。
そして何より、破壊されていくシーンの見事なこと。実写では表現できないだろう、うねりとか、デザイン画のような美しさ。
そして音楽。ここでこういう音を合わせるかや、無音の演出も含めて、堪能させていただいた。
ストーリー展開は、なんとなくこういう設定なんだよなと思いつつ、ちらっとだけ見せても、なかなか明らかにしない。じれったい。説明不足の散漫なストーリー。『MI-Ⅲ』のように、話の中心にありながら、正体が判るようでちゃんと説明されない”AKIRA”。そんな脚本の、破壊しそうでギリ繋がっているところも、この世界観にマッチしている。
突っ込みどころも満載。荒削りな演出のようで、計算されつくした演出のようにも見えるし、なんとも不思議な映画。
原作者が監督なので、バッサリ切っても、原作を変えても、原作の世界観が一本筋が通っているから、分解せずにすんだのだろう。
グロさに目をそむけながらも、破壊の場面の美しさに目が釘付けになり、音楽に鼓動が高鳴る。
そして、思春期の心は金田にシンクロし、中年の心は鉄雄の心にシンクロする。会社での地位を己の力と混同して暴走しそうになりつつも、本当の自分の小ささに、それが露見すること、自覚することに恐れおののき…。今はコントロールで来ていると信じつつも…。そんな己の状態のチェックとして、親友・金田のような存在を必要としつつも疎ましく…。
物語が似たようなものでも、脚本、演出、映像、音楽でこれだけ見せていただける作品になるんですね。
多分、何度も見直す度に新たな発見がありそうな映画です。
DVD等で何度も再生・止めて、マニアックなシーンを見つけるのも楽しいけれど、音響が良くて、映像の良い大画面で堪能したい。
こりゃマニアックなファンがつくわ。
アメンボが人間ほどの力と知恵を得たら
『アキラ』見ました!
色褪せないアイデンティティー
音響面が確実にパワーアップ
4Kリマスター版をIMAXシアターで鑑賞。
内容に関しては改めて語るまでもないので、ここでは劇場鑑賞の感想をば。
映像に関しては、既存のバージョンとの比較ができないので何とも言えないものの、ドでかいIMAXスクリーンゆえに、画像・背景の描き込みの細かさを再認識。
そして音響面は、従来版よりも確実にパワーアップしていると、素人耳でも分かった。芸能山城組によるけたたましく鳴り響くジェゴグ音、金田たちが操るバイク音、鉄雄がネオ東京を破壊する爆発音などに加え、「さんを付けろよデコスケ野郎!」に代表される名ゼリフの威力たるや。
今は時期が時期だけに、観たくても気軽に劇場に足を運べない人も多いと思うので、事態が収束したら、年に1回のペースぐらいでIMAX上映してもイイのではと思う。
わが青春のサイバーパンク
そうだ、今こそおウチでAKIRAを見よう
ということで観賞
最近のスタイリッシュで小綺麗なSFも素晴らしいのだけれど、ドブ臭さ漂うグロテスクで頽廃的な古き良き往年のSFは格別である
そこにやはり今では絶滅危惧種のエグいまでの書き込み増し増しなジャパニメーションが合わさりイメージの奔流を見事に表現している
後に今敏のパプリカなどに受け継がれるみっちり線画で画面が埋め尽くされるこの手のアニメが今日あまりみられなくなったのは哀しい限り
オリンピックどころではなくなったネオ東京はどうなるのか、そして現実の日本は、世界は?
ドブのような東京湾にも光は射す、どんな時でも前を向く剽軽さを忘れない金田は一つの標になるだろう
ただ単にグロテスク
30年前からの伝言
未来予想は難しい
すげー
凄すぎる!
アキラ150%
32年前から見た現代の世界
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