劇場公開日 2020年4月3日

AKIRAのレビュー・感想・評価

全182件中、1~20件目を表示

5.0日本アニメを変えた1本

2020年4月28日
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鑑賞方法:映画館

80年代、バブル絶頂時に制作費10億円を投入して作られた本作は、今見ても色褪せない。リアルを追求した2コマ打ち作画に、プレスコでリップシンクされた表情芝居、カメラを意識したレイアウト、当時としては画期的だったCGの導入、細部までこだわり抜いた背景美術など、技術的な見どころだらけの作品だ。大友克洋の絵をそのまま動かすことを目標に作られた本作は、日本アニメの歴史におけるエポックメイキングな作品であることは間違いない。もともと、リアル志向の大友のデッサンを動かすだけでも大変な作業だったろう。
本作が作られたのは日本がバブル経済絶頂期の80年代だが、あの時代でなければこのプロジェクトは成立しなかっただろう。世紀末を迎える当時の終末論的な空気感を感じさせる内容が、2020年代の今の日本とどこかリンクしてしまうのが恐ろしい。日本社会が退廃的な方向に行くことが決定的になってきた今、この映画の空気感は公開当時よりも一層リアルに感じられるかもしれない。

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杉本穂高

3.5やっと観た。

2024年4月21日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

大学生の時に友達から勧められて漫画を借りたけど、結局途中までしか読まずに返してそれっきりだった。
こんな話しだったんだ。

深い意味もありそうな話しだけど、わたしはその意味をハッキリと感じ取る事は出来なかった。
でも、どんな結末になるのかドキドキしながら観られた。

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きゃな

4.0不朽の名作

2024年2月29日
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鑑賞方法:VOD

興奮

知的

 映画館では見てません。チャンスがあれば、是非見てみたい。原作漫画は読んでいません。これも機会作って読みたいとは思っています。
レンタルビデオやテレビ放送で何回か見て、休日にアマプラで見ました。

何度見ても色褪せない。
何故だろう?

 個人的に「アキラ」の正体が、体の全てを解体されて、ホルマリン漬けで更には冷凍保存をされていることが、毎回「グっとくる」それは、超有名なあのバイクのシーンが「カッコ良くてグッとくる」のとは違って、「人の恐ろしさ、業の深さ、罪深さ」が胸を詰まらせる「グッとくる」です。
 異能の超能力を持っているからと言って、そこまでするのか・・・・・

 死しても尚、存在をしているアキラ・・・・・もう、それって神様の領域で、神を手に掛けて、酷い扱いをする・・・罪深いなぁと、このレビューを書きながら、そう感じました。

 テツオの脳みそをいじくり、その能力をコントロールしようとすること、それが敵わずテツオが暴走するとSOL(衛生レーザー)を使用してでも殺そうとするという、傲慢さも酷い話だ。

 原作がもの凄いクオリティーと熱量で、原作者が監督をするということで、その熱量がきちんと映画版に込められているんでしょうね。

 映画館で見たいし、漫画も読みたい。

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ヤナコ

5.0カオスの密度が濃すぎる!凄すぎる!!「“さん”を付けろよこのデコスケ野郎!」

2024年2月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

これほどまでの名作を創りあげられた大友克洋作品なのに、原作は1Pたりとも読んでいないのですね。『気分はもう戦争』は友人の勧めで読んで、大変面白かった記憶があるのですが。
大友さんでないと描けない絵柄は大変印象的、かつ魅力的です。
アニメではのっけから、カオスすぎるにも程がある世界観描写と、芸能山城組によるオリエンタルチックで不穏な雰囲気の劇伴にノックアウトされました。劇場の音響の整った環境で聴くことができたなら、まさしく鳥肌物だったろうになぁ。
なのに、大変間抜けなことに昨年のIMAX上映を見逃していたんですよ。残念無念。
o(*≧д≦)o″クヤシー!
非常に滑らかに感じた作画は、調べてみると“2コマ打ち”という破格の作画枚数による緻密な手法が用いられていた賜物のようですね。赤色の使い方がとても印象的でした。
加えてプレスコ方式で絵作りするとか。どんだけ手間かけてるねん、って話です。
レビューを書くにあたって、ネットの各資料をカンニングしたんですが、原作コミックはもっと世界観の広がり&掘り下げがあったようですね。
イケイケのバブル当時でも、さすがに十億円単位で続編をいくつも作るってことは、そう簡単にはできなかったのかな?あんだけ狂ってたバブル時代だったからこそ、3部作構成くらいでやってほしかった気がします。大変惜しいけれど、今さら言ってもしょうがないじゃない。
実写化の話もあれこれと出ていたようですが、時代が追い付いた今こそ実現させてほしいものです。
(コミックの実写化に関しては「とりあえず作ってほしい派」なんですよ。成功か失敗かは、後で決めりゃいいから。私なら失敗しても原作レイプとか辛辣こと言わないし・笑)

ちなみに、この劇の主人公って一体誰?と思って調べてみると、面白いことが書かれていました。まさかの『鉄人28号』リスペクトからの金田正太郎そのまんまの、金田がそのポジションらしくて。
なのにこの主人公、普通のパンピー少年なんですね。あくまでも、ただの健康優良不良少年。
そこ目線のお話だから、それが物語にリアリティを持たせる裏打ちになってると思ったの。
突拍子もない荒唐無稽なお話になりそうなところを、ギリギリ“あってもおかしくはない”近未来SFで踏み止まれたと思ったの。
想像の余地のない現実のお話と、あくまでも絵空事のホラ話。ここの塩梅が絶妙のバランス感覚だったと思うの。
いかにも世紀末に現れそうな怪しい教団も出ていたし。劇中ではあっけない最後だったけれど。
こういうところを何部作かで丁寧に描いてほしかった気が。今さら言ってもしょうがないじゃない。
面白かったのは、教団のパンフレットが1部500円の良心的価格だったこと。しつこい勧誘さえなければ、絶対に買いに行くのに。「ムー」みたいな感じの小冊子なのかな?

興味深いのは、同じく退廃したカオスな街を舞台にした『ブレードランナー』との関係性。
どちらが先か調べてみると、劇場公開はブレラン(1982年)の方が先だったようですね。但し『AKIRA』の原作コミックも同年からの連載(1982年)。 構想から察するに、どちらもほとんど同時期になるようですね。
全く同時に天才ふたりが同じ世界観で物語を作ったのは、非常に面白いです。神からの啓示でもあったのかな?

ところで男子の永遠の憧れのアイテムのひとつ、金田のバイクって電動?それともエンジン駆動?劇を観ていると、明らかに排気音が聞こえてきたのに「やっとモーターのコイルがあったまってきたところだぜ」との台詞もあるし。もしかして燃費と環境に優しいハイブリッド?

ただね、非常に惜しいことに一個だけ難を挙げるとするなら、ナンバーズの少年少女の声が、ちょっと棒気味だったことくらいかな。まぁ、減点材料になるほどでもないんですが。なんであの起用になったんだろう?
声優さんを調べようとしたのですけれど、三人ともWikipediaにもデータがないんですよ。この作品っきりの素人さん?

もう一点、不思議に思ったことがあって。タカシとニアミスしただけの鉄雄が、何故タカシ以上に強大な力を手に入れたのかが?でした。もともと鉄雄に、能力者の素養があったのかな?
わからないことの全ては、そりゃぁ…遺伝子のせいだなぁ。

あのエンディングは、原作通りなのかな?それとも劇場版用の締め方なのかな?劇場版『銀河鉄道999』みたいな。
原作の連載期間が1990年終了なのに対して、アニメは1988年の作品だしなぁ。原作未読って、こういうところで困ります。

情報量の多すぎるこの作品、語り出すとキリがないので、このあたりでお開きにしておきますね。
逃げるんじゃないやい!マジで超長文になりそうだから、文字数制限的に遠慮してるだけだわい!

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野球十兵衛、

4.5AKIRAそして鉄雄

2024年1月28日
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鑑賞方法:VOD

《全能の破壊力を持つ》存在なのか?未来なのか?
1988年。
原作・脚本・監督は大友克洋。
「ジャパニーズ・アニメ」として「日本アニメの世界的ブーム」の
火付け役となった、とのことです。
海外での評価はSF映画の古典とされている。

私が注目した点のひとつは、その反社会的反抗心。
既存の社会秩序を壊す存在としてAKIRAを描いた映画である点だ。

1988年7月16日、関東地方で「新型爆弾」が炸裂した。
そして第三次世界大戦後のネオ東京。
2019年の新首都「ネオ東京」は、反政府ゲリラと軍(アーミー)の
衝突が続いていた。
オートバイで暴走を繰り返すグループ「ナンバーズ」の一人・鉄雄は、
事故をキッカケに内なる能力が覚醒する。
そんな超能力者・鉄雄に目を付けた軍(アーミー)は、
鉄雄をAKIRAと並ぶ能力を秘めた実験体として管理下に置こうとする。
しかし鉄雄は病院を脱走して次々と人を襲うようになる。
もう元の人格は消えて人間兵器に成り果てている。
そんな鉄雄は2020年東京オリンピック会場の地下に向かい
AKIRAの封印を解く。
《ここが見どころなのです》
そこにあったのは分析のためにバラバラに分解されたホルマリン漬けの
臓器だった。
《ショックでした》
AKIRAはイケメンの美青年か?美少年だと思い込んでたもの。
また《2020年が2回目の東京オリンピックだ》ってことは、
誰が予知してたのだろう?

駆けつけた軍の敷島大佐は『SOL』によるレーザー照射を行う。
それによって鉄雄は右手を失う。
(ちなみにSOLとは対地攻撃用静止衛星型のレーザー兵器のこと)
鉄雄は肥大する能力のために身体のコントロールを失い、
鉄雄は膨れて溶ける肉の醜い塊となり怪物へと変容する。
しかし鉄雄の能力は凄まじかった。
ビルを一瞬で破壊し、人を一撃で殺してなんの後悔も感じない。
危険な破壊王だった。

そして遂にAKIRAとナンバーズは鉄雄を宇宙の果てに追放する。
しかしネオ東京を飲み込んだ《光の球体》全てを吸い込む爆風が起こり
ネオ東京は完全に崩壊する。

しかし瓦礫の山の中でも生き延びたゲイ・甲斐・金田は
バイクを疾走して嵐が去ったネオ東京を走り去って行くのだった。

人間の行き着く果ては《デストピア》
という虚無的な思想を感じます。

またバイク愛が強烈で人間よりバイクを愛してる。
鉄雄は宇宙の果てに追放されたが、目に見えないAKIRAが
どうなったのか分からないのだった。

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琥珀糖

3.5普通の夜景に興味はないが、AKIRAの夜景は大好物!

2024年1月9日
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鑑賞方法:映画館

久しぶりに観た。
けど、昔の衝撃はなかったな。
改めて観ると承認欲求強めな厨二病が偶然手にした力の上にあぐらかいてたらその力にいつの間にか飲み込まれてしまった、という退廃的なお話でしか無かった😂😂😂幼馴染の小競り合いに日本中を巻き込むなー💦

このストーリーそのものよりも、バイクのシーンが印象的✨首都高羽田線だとAKIRAの世界観を感じられる大好き過ぎる夜景。

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らまんば

2.0見た。

2023年12月31日
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中学か高校の時、友人がめっちゃ面白いって言うんで見た。イマイチやった。

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プライア

3.5すごいけど、私にはあまり合わない。 鉄雄可哀想だし、金田との縦構造...

2023年12月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

すごいけど、私にはあまり合わない。
鉄雄可哀想だし、金田との縦構造がキツい。

DVDで鑑賞

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madu

4.5マスターピース

2023年11月20日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

20年ほど前から過去複数回観ています。
残念ながら劇場での視聴が一度もないので、人生で一度は映画館で観たいと思っています。

近未来の日本が舞台で、混沌を極めています。
珍走団の少年が主人公で、序盤は他人に迷惑をかける自己中なクソガキにイライラさせられっぱなしでした。

でも、考えてみれば世が世なので、未成年者が自暴自棄になるのは当然だよな、と今では思います。

珍走団同士の抗争では暴力的な描写があり、『もののけ姫』のCMを初めて見た時と同様の衝撃がありました。
同時に場面としては一瞬ですが、女の子に乱暴をする描写があり、初めて見た時気分が悪くなりました。

序盤から中盤に掛け、それらの人と人の争いがいかにちっぽけなものだと言うことに気付かされ、主人公金田の友人である鉄雄に異変が起こり始めた頃には、この惑星の存続に関わる大きな危機に気が付きます。

タイトル『AKIRA』は、鍵を握る人物の名前ですが、当の本人が登場するのは2時間のうち1分もありません。にも関わらず、その存在感、インパクトは他の追随を許しません。

クライマックスからエンドロールまでの魅せ方も完璧です。ゾクゾクするテーマ曲を始めとする音楽は言わずもがな。文句のつけどころは尺の長さくらいなものです。

ネトフリだと(日本語のみですが)字幕付きで観られます。大音量、大画面で是非お楽しみください!

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蜷川吝塀

2.5道標

2023年11月9日
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鑑賞方法:VOD

今の時代の人間が観ても、正当な評価は下せない…
というのはそうなのかもしれないが、
とはいえ今の時代の人間が今の時代の教材とすることはできる。

エンタメ界に未だにはびこっている、
「一番すごいなら、一番面白いはずだ」と主張する困った自信家たち。
アマチュアならともかくプロの企画職にもかなりいてしまう。
こういった適性の乏しい者を入り口で排除する、またはチュートリアルで矯正する構造を構築できなかったことが、エンタメ界のボトルネックとなっていることは間違いない。日本だけに限った話ではなく、全世界的に存在しているクリエイティブ界・プロデュース界の「お悩み」だが。
で、そういう「一番すごいなら、一番面白いはずだ」という教徒にとりあえず見せたい作品として、現代でも非常に意義があると思う。
本作はすごい。
その作画のすごさは、世界を獲る気概にあふれている。
だが、本作が「面白い」という評判は、リアタイ勢に尋ねても不自然なほどに口から出てこない。

致命的なのは二つの点に絞れるだろう。
一つは目、脚本と紐付くキャラクター性。全員が、一過性でしかなかった無軌道な昭和の若者バリバリであり、時代のふるいを超えられる人間性が描けていない。そういったイキりをかっこいいものとして描いており、現代人からすると辛い。現代で言うなら、煽り運転を「エネルギッシュで怖い物知らずでかっこいい」という具合でキャラクターたちに当てはめている。
同時代の作品で考えても、「昭和の人間」ではなく「人間」を描いて時代のふるいに残り続けている作品は(もっと低予算でも)多く存在しており、それらに対して脚本のセンスで大きく負けてしまっている。
二つ目は、「すごい作画」にしても力点のミスである。背景やアクションは滅茶苦茶すごいのだが、人物のビジュアルは全然力をいれていないレベルであり、かっこよくない・かわいくない。とくに、女性キャラクターたちが男性キャラクターたちとほぼ変わらないビジュアルというのは、いくらなんでも力の入れ方にミス(修正できない妙なこだわり)がありすぎる。

結果、技術力の誇示が続くスーパームービーだが、それが押し出されすぎており、「どうだ、すごいだろう!すごい映像が見れて楽しいだろう!」であり、観客を「楽しませようとする」ことに付いては低次元というのが伝わってきてしまうパッケージングに留まる。

全体としてすごいのは疑いようがない。
しかし、すごいからといって面白いとは限らない、というのをここまで明確に示してくれる作品も、またとない。

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映画読み

5.0とてつもない熱量を持ったアニメ

2023年11月5日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

音楽、作画、セリフ、世界観、ストーリー、全てに圧倒され、結果十数回観る羽目に…(笑)
漫画も読みましたが、私はアニメの方が良かったです。ミヤコ様が〜カオリが〜という意見も凄くわかりますが、それでもアニメ版が好きです。
ネオ東京を舞台に「アキラ」を巡る壮大なストーリー。このネオ東京のディストピアっぷりがたまらない!超高層ビル、眩いネオン、暴動、暴走族、少年達がたむろする怪しい飲み屋、退廃的な雰囲気を満載した世界観が素晴らしい。
各キャラクターのセリフがいちいち格好良い!全てのセリフが名言だと言っても良い位、声優の熱が伝わってきます。特に有名な「金田ぁー!」「さんをつけろよ!デコ助野郎!」は何度観てもシビレます。作画や声優の熱演により、キャラクター達が凄く活き活きしています。
ストーリーに関しては初見ではよくわからないかも知れません。とりあえず細かい事は気にせず、この世界観にどっぷりと浸りましょう。ラストの圧倒的カタストロフィは筆舌に尽くしがたく、このアニメが永遠に語り継がれるものであることを証明しています。

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どすこいたろう

3.5セリフが面白い。 ♪ラッセラーラッセラーなどBGMが意味深。 赤い...

2023年10月7日
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鑑賞方法:DVD/BD、VOD

難しい

セリフが面白い。
♪ラッセラーラッセラーなどBGMが意味深。
赤いバイク超カッコイイ。

さすが漫画家の巨匠鳥山明先生にも多大な影響を与えただけあるアニメ。

丁寧に書き込んだ作画は、繰り返しの視聴に耐え得る。

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Don-chan(Daisuke.Y)

4.5リマスター版で鑑賞。音が最高。深く話を追うよりも、音と映像に身を委...

2023年9月27日
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鑑賞方法:映画館

リマスター版で鑑賞。音が最高。深く話を追うよりも、音と映像に身を委ねるのが吉。
『NOPE』の金田バイクの意味がわかったぜ!

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ouosou

4.0先祖返り

2023年8月23日
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レント

5.0アキラ

2023年6月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

知的

世界中が震撼した日本アニメの最高傑作。

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Y&M

5.0正義と科学が結びついた業の果てしなさ

2023年5月17日
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鑑賞方法:VOD

第三次世界大戦後、荒廃したネオ東京を舞台に、新しい人類の進化を統治に利用しようとする軍部の極秘研究に、不良少年のカネダとテツオがたまたま巻き込まれてしまう物語。

本作を数十年ぶりに観たが、その完成度やメッセージの多層性と深耕度合い、驚異的な映像美など、とにかく度肝を抜かれた。映画評を言葉で記録するという行為(つまりこのブログ)自体が無粋と自認していたものの、ここ数年で最もそれを強く感じてしまった作品。

本作の劇場公開が1988年ということを鑑みると、アニメーションに限らず、後の映画製作全体与えた影響は計り知れない。例えば本編ではたった数秒たらずのカナダのバイクシーンでさえ、そのオマージュをYouTubeで検索すると、わんさか出てくる。本作に影響を受けたと公言する世界的映画監督はゴマンといて、さながら音楽界のビートルズ、バスケット界のマイケル・ジョーダンのような存在である。

言葉で感想を書き連ねることが無粋であり、加えて、もはや論評し尽くされた名作である点を承知で敢えてひとつ、本作で興味深かった点を記録しておくとすれば、正義と科学が結びついた業の果てしなさ、であろう。

人類の歴史はそのまま暴力の歴史と言って良いくらい、地球上には争いが満ちている。時代を経るごとにその数自体は減っているが、なくなることはない。暴力といえど、そこにはそれぞれに守るべき正義があって、正義の名のもとに暴力は正当化される。科学は良きにせよ悪しきにせよ、正義の庇護のもとで暴力を増大させる方法を編み出し発展し、それによって正義がまた肥大化するという永久機関のような、戦争のメカニズムたる共犯関係が生まれる。AKIRAとは、そうした暴力と科学の業の名前であり、本作はその業を終わらせる、また別な観念の現出を描いた作品である。

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えすけん

3.5実写では表現できない芸術

2023年5月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

当時リアルタイムで観ておりましたが改めて視聴。

退廃、猥雑、妖艶の絵のセンス及び、音楽が素晴らしい。その2点がずば抜けてる。
また、ネオtokyo、オリンピックの想像力が素晴らしい。

中身はあっという間の2時間で中だるみなし、ではあるが、改めて観ると、まあ、そこまでかな。

未来なのに暴走族は北斗の拳ぽいがレトロサイバーパンクという言葉で語れるものなのか。金田のバイクは格好良い。荒野の中で大佐が何を想うか。

例の子供の存在、政治家など、少し補足もあったほうが理解しやすいと思われる。

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ho

3.0ChatGPTと重ねてみれる

2023年5月11日
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鑑賞方法:VOD

本作のテーマが「人間が生み出したもの(あるいは人間の欲望)がコントロールできなくなり人間を脅かす」だとすると、ChatGPTはまだまだ子どもの被験者で、今後AKIRAが出現するかもしれない、など現代でも当てはめることができる普遍的なテーマなのだと改めて感じた。

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にち

5.0ジャパニメーションの究極作品

2023年2月25日
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鑑賞方法:映画館

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日本が舞台で日本人が主役のSFがカッコいい。日本でもモンゴロイド体型でもかっこいいSF作品がここにある。

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FUNAO