紅い眼鏡

劇場公開日:

解説・あらすじ

「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」などのアニメーション作品の監督として知られるほか、「Avalon アヴァロン」などの実写映画の監督も務めてきた押井守が、1987年に手がけた初実写映画。

20世紀末、警視庁は激増する凶悪犯罪に対し、強化服「プロテクトギア」と重火器で武装した「対凶悪犯罪特殊武装機動特捜班」=略称「特機隊」を組織するが、苛烈な捜査手法が非難を受け、組織は解体を余儀なくされた。しかし一部の隊員が反乱を起こして解体に抵抗。そのひとり、都々目紅一(とどめこういち)は、プロテクトギアとともに海外逃亡を果たす。そして3年後、紅一は大きなトランクを手に帰国するが……。

主人公・都々目紅一を演じるのは声優の千葉繁。もともとは千葉のプロモーションフィルムを作ろうという自主映画として出発した企画が徐々にスケールアップし、最終的に35ミリフィルム撮影の映画として完成した。主演の千葉のほか、鷲尾真知子や田中秀幸、玄田哲章、永井一郎、大塚康生ら声優やアニメ業界関係者が多く参加している。1987年に劇場公開されてカルト的人気を博し、後の「ケルベロス 地獄の番犬」「人狼 JIN-ROH」など、押井が監督や脚本を務めた「ケルベロス・サーガ」と呼ばれる作品群の起点となった作品。2025年3月、35ミリフィルムからレストアされた4Kレストア5.1chバージョンが劇場公開。

1987年製作/120分/G/日本
配給:東京テアトル
劇場公開日:2025年3月21日

その他の公開日:1987年2月7日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
脚本
伊藤和典
押井守
製作
斯波重治
林大介
撮影
間宮庸介
照明
保坂芳美
編集
森田清次
音楽
川井憲次
助監督
伊藤和典
エンブレムデザイン
高田明美
プロテクトギアデザイン
出渕裕
造形プロデューサー
安井尚志
コスチューム造形
品田冬樹
ファイアエフェクト
納富貴久男
マット画
開田裕治
スチール
樋上晴彦
エンブレム造形
外川祐
マスク造形
速水仁司
オーディオプランナー
浅利なおこ
記録
甲斐哲子
タイトルデザイン
栗本貴之
製作主任
糠塚忠幸
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映画レビュー

4.0タイトルなし

2025年4月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

華麗なる殺人のようなイタリアSFジャンル映画のような美学。ロブグリエの映画も近いかもしれない。吹き替え多様なところなどもそこを意識してるのかも。

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タカシ

3.5映画館はおじさんばかり

2025年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

40年近く前にうる星やつらのマニアで、一度これを観たことのあるような、かなり年を取ったおじさんが集結。おばさんも僅かにいるが、若い人はなし。音声はかなりよくなっている(当時とは比較しようがないが)。昔懐かしの人が観るのはいいが、 初見の人はほとんどいないよう

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nats

2.5天たまも観られないこんな世の中じゃ。

2025年3月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ある意味聖地巡礼的な、キネカ大森でこの作品と触れ合うという貴重な体験をしてしまった。

ゴリゴリに武装した3人が廃墟に流れ着き万事休す。
そのシーンのワクワクを引きずったまま2時間、私の目は私の体を離れて不思議な夢の世界へ迷い込んだ。
正義と超正義、天使と獣、現実と夢…多様性も良いけど、きっぱり二つに分かれて更に難解とは、これいかに。
鮮烈な色に辿り着けるように、何か一つ揺るぎないものを持たなければ。

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や

2.5劇場に行った自分に失望したよー

2025年3月25日
スマートフォンから投稿

寝られる

失望したよーのセリフの時、劇場に来た自分に失望しました。。。アヴァロン、アサルトガールズも劇場に行って後悔したけど、またしても。よくも悪くも押井ワールド。実写には向かないのかなあ。万人ウケはしない。客層もチョイヤバ単独ニキしかいませんでした。アニメだとそこそこ面白いのに、なぜ実写だと微妙なんだろう。監督の色が強過ぎなのかな。つまらないと、芸術の微妙なラインでした。始終薄暗いというかノワール的?な雰囲気で、少し長く感じました。詳しい人に解説してほしい

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ユメ

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