紅い眼鏡
劇場公開日:2025年3月21日
解説・あらすじ
「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」などのアニメーション作品の監督として知られるほか、「Avalon アヴァロン」などの実写映画の監督も務めてきた押井守が、1987年に手がけた初実写映画。
20世紀末、警視庁は激増する凶悪犯罪に対し、強化服「プロテクトギア」と重火器で武装した「対凶悪犯罪特殊武装機動特捜班」=略称「特機隊」を組織するが、苛烈な捜査手法が非難を受け、組織は解体を余儀なくされた。しかし一部の隊員が反乱を起こして解体に抵抗。そのひとり、都々目紅一(とどめこういち)は、プロテクトギアとともに海外逃亡を果たす。そして3年後、紅一は大きなトランクを手に帰国するが……。
主人公・都々目紅一を演じるのは声優の千葉繁。もともとは千葉のプロモーションフィルムを作ろうという自主映画として出発した企画が徐々にスケールアップし、最終的に35ミリフィルム撮影の映画として完成した。主演の千葉のほか、鷲尾真知子や田中秀幸、玄田哲章、永井一郎、大塚康生ら声優やアニメ業界関係者が多く参加している。1987年に劇場公開されてカルト的人気を博し、後の「ケルベロス 地獄の番犬」「人狼 JIN-ROH」など、押井が監督や脚本を務めた「ケルベロス・サーガ」と呼ばれる作品群の起点となった作品。2025年3月、35ミリフィルムからレストアされた4Kレストア5.1chバージョンが劇場公開。
1987年製作/120分/G/日本
配給:東京テアトル
劇場公開日:2025年3月21日
その他の公開日:1987年2月7日(日本初公開)
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