あゝ陸軍隼戦闘隊
劇場公開日:1969年11月1日
解説
須崎勝弥が脚本を執筆し、「あゝ海軍」の村山三男が監督した戦記もの。「いそぎんちゃく」の渡辺公夫が、撮影を担当した。
1969年製作/100分/日本
原題または英題:The Falcon Fighters
配給:大映
劇場公開日:1969年11月1日
ストーリー
昭和四年、加藤建夫中尉は、所沢飛行学校の教官となった。加藤は、二人の優秀な教え子を持った。元聯隊旗手から航空に転じた木原少尉と、中華民国陸軍中尉の趙英俊だった。やがて、日本と中国は戦火を交えることになった。昭和十二年北支戦線に出動した加藤戦闘機隊長は、撃墜王の名を欲しいままにした。ある日、木原が、竜のマークをつけた敵戦闘機に不意をつかれ、戦死した。それはかつての留学生趙英俊の機だった。加藤は、一騎討ちを挑み、遂に撃墜するがその一瞬の焔の色が忘れられなくなってしまった。やがて、内地に帰還した時加藤は家に帰らず、戦死した部下の留守宅を廻り、遺族に詫びその姿に遺族は感動した。加藤は、妻・加寿子に真赤な焔の夢を語った。加寿子は、その焔がいつかは夫をも焼く焔であることを悟り、覚悟を決めた。間もなく、日米は開戦し、最新鋭機“隼”が加藤少佐を長とする第六四飛行隊に配属され、マレー半島に進撃した。緒戦の活躍で加藤隼戦闘隊の勇名は轟いた。そして、パレンバン空挺作戦を山下軍司令官に具申した加藤隊長は、みごと重務を果したが、教え子の安藤中隊長以下数名のかけがえのない犠牲を払わねばならなかった。シンガポールが陥ち、ビルマ進攻作戦が開始された。その最前線基地アキャブで、加藤隊長は、単機、襲来した敵爆撃機を追って、撃墜したが、自からもまた火を発して、ベンガル湾上で壮烈な戦死を遂げた。昭和十七年五月二十二日のことだった。
スタッフ・キャスト
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加藤建夫佐藤允
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夫人加寿子藤村志保
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木原少尉平泉征
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安藤少尉本郷功次郎
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大江中尉長谷川明男
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三宅少佐宇津井健
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趙英俊藤巻潤
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立花圭子南美川洋子
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木原慎吾藤田進
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木原寿美平井岐代子
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徳原好道島田正吾
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志村少佐北原義郎
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山下奉文石山健二郎
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本庄大尉仲村隆
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正木中尉露口茂
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人見伍長峰岸徹
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水野軍曹根岸一正
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沢井軍曹三夏伸
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島田伍長高見国一
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手塚軍曹石山律
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松本軍曹森矢雄二
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森伍長喜多大八
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小川伍長稲妻竜二
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歩兵聯隊長見明凡太朗
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A大佐伊東光一
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B大佐杉森麟
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C中佐原田玄
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D中佐小山内淳
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参謀A北城寿太郎
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参謀B花布辰男
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参謀C豪健司
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圭子の母浜世津子
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坊や吉原直樹
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芸者A田中三津子
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芸者B笠原玲子
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芸者C藤道子
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憲兵A橋本力
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憲兵B九段吾郎
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衛兵司令松山新一
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歩兵大隊長早川雄三
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歩兵大隊副官藤山浩二