パンズ・ラビリンスのレビュー・感想・評価
全144件中、101~120件目を表示
傍から見たら完全にバッドエンドだけど、少女の成長の物語としてみなら...
傍から見たら完全にバッドエンドだけど、少女の成長の物語としてみならまた違う
果たしてハッピーエンドなのか違うのか
大学でスペイン語をやってるのでスペイン語の聞きたさだけで鑑賞。のはすが、思った以上に重くて、深くて、観終えた後のなんとも言えない感情が、、どっときてしまいました。疲れてる時に観るのはお勧めできませんね。
オフェリアは、王宮を復活させるためにパンに利用されたんですかね?女王様のように持て囃してみたりきつく言いつけをしたり、、
パンは、王宮への道を開くには無垢な人間の血が必要と言ってましたね。だから義父にはパンの姿が見えなかったのでしょうか、、でもオフェリアのお母さんを治した不思議な植物と、チョークは見えていた、、謎だらけ。
映像が綺麗でとても世界観に引き込まれた。
そして何よりラスト。ハッピーエンドともバッドエンドともとれる。でも、どちらにせよオフェリアは息苦しい現実から解放されたわけだからハッピーエンドなのかな?と私は思うのですが。
解釈が多岐にわたりますね。でも、投げやりな感じはゼロなので後味の悪さは無い。
あと、あのペールマン?とかいう手に目のついたオバケは印象不快ですね。夢に出てきそう(笑)
暗い
少女が終始可哀想だった。
大尉は悪魔でしかない。子供に銃を向けるなんて最低だ。また、女を弱い生き物として見下しているのが気に食わない。
パンはただただ怖い。森の番人にしてはなんか小さい感じ。悪役と言う感じしかしない。
アリス的要素が含まれていて、少女の試練の話しだけであればファンタジーであと味もそんなに悪くなかったはず、、、
話の筋がぼやける
扉の中の世界やグロテスクなシーンなど、緊張感のある場面はあるが、単発的。
現実とファンタジーで混成されている上、ストーリーもあまり惹きつけられず、ぱっとしない。
大傑作
現実とファンタジーが絶妙にまじりあう感じが素晴らしい。ファンタジーなんか現実には存在しないのだけど、もし存在するとしたらこんな感じがリアルなのだろうと思わされる。
現実が厳しいからと言って空想世界が癒しになるかと言えばそうでもなく、化け物に叱られたり殺されそうになったりして、そっちも厳しかった。
DVDを持っているんだけど、イオンのシネパスで見返したらやっぱり腰が抜けるほど面白かった。とにかく世界観とストーリーが面白すぎる。
意外とグロかった
4回ぐらいにわけて見てしまったので、あまり世界観に入り込む事は無かったけど、それを差し引いてもそんなに面白い作品じゃなかったと思う。印象に残ったのは結構グロい描写をするんだなってことくらい。
世界は残酷、でも夢は魅られる
思ったのと違った。こんな話だったとは。アリスや千尋のような不思議な世界に迷い込むという説明だと、もっとメルヘンチックな感じかと思うけど、非常に残酷で痛い痛いスプラッターな中で話が進む。ここまで残酷な描写だと、少女が現実から逃避するために夢想してるんだと推測するが、エンディングではその通りの結末になってしまう。
結末には賛否あるようだけど、もっと夢想なのか現実なのか判断に迷うさじ加減にして欲しかった。
一口だけのファンタジー
この映画はファンタジーでありながら、異世界のほんの入り口しか見せていないように思え、その先に進んだらもっと面白い出来事にありそうなのにあえて見せないあたりが評価高いです。
ダーク
ナルニアみたいに、別世界繰り広げられるファンタジーだと思って観たが…
別世界に行くまでの過程のストーリーだったか…
パンズ・ラビリンスは、不幸な生活のなかで現実逃避として幻覚のようにみたものだったのだと感じた。
自らの死をもって試練を終え、自分の行きたかったところに行けた。せつないラストだった。
El laberinto del fauno,英: Pan's Labyrinth
内戦後のスペインに生きる薄幸の少女を描くダーク・ファンタジー。
パンから「この迷宮が地底の王国の入り口であり、姫君であると確かめるためには3つの試練を果たさねばならない」と伝えられたオフェリアは、過酷な現実と幻想の世界を行き来しながら、3つの試練に挑む。
少女を取り巻く環境はいつも残酷。
出てくる妖精や怪物?も気持ち悪く、現実でも見ていられないほどのシーンが多々あった。
そして言葉にならないラストだけど、長く考えさせられる内容。
ただのファンタジーではない。
色々と深く読むことができるようで、考察されているサイトがちらほら。作り手のこだわりが詰まっていて、そういった作品には不思議な魅力があります。
現実の残酷さを浮き彫りにするストーリー。
でも人は何かを作り出すことが出来る。それが少女の、ひいては人間の希望。なのかな。
気楽に観れる作品ではありませんが、じっくり味わうにはもってこいです!
悲しくて、残酷で、綺麗。
終始とても悲しいお話ですが、とにかく映像が綺麗!!まさにダーク・ファンタジーの如く芸術的な作品です。
そして、妖精たちのCGと実写の織りなす違和感が少し不思議で、怖くて、特撮好きにはたまらない演出でした。
ただただ残酷で悲しかった…
映画としては★5なんですが、あまりにも残酷すぎて悲しくて★4…。
他のかたもおっしゃってますが、最後は救いがあったのかなかったのか…。
生きるって・人生って、残酷、っていうのをわかりやすく表現したような内容でした。
あと、怪物的なものたちは、あくまでもファンタジーとしてフツーに平気な顔で見れたのですが、人間のほうは「痛い痛い…」ってなりました、視覚的に…。
感情って混乱するんですね
絶句しちゃいました。
ゼロ・グラビティのアルフォンソ・キュアロン監督が、製作に関わっている事から鑑賞しました。
現実とファンタジーが隣り合わせの物語です。
設定としては『ネバーエンディングストーリー』や『ダンサー・イン・ザ・ダーク』、『エンジェルウォーズ』などが近いと思います。
ところが……もう暗いのなんのって、娯楽なのだから「もっと楽しませてよ」と、本気でへこんでしまいましたよ。
家族向けの冒険活劇を期待したら、途方もないカウンターをくらいます。
そのため、鑑賞直後は無駄な時間を過ごしたと思いました。
数時間後、どうにも釈然としないので本作をネットで検索したら、色々な意見と見方がある事を知りました。
一つの物語に多角的な視野をもって、複数の解釈が同時に出来る作品のようです。
それを踏まえて再鑑賞してみると、確かに一回目とは違って暗いだけだった印象の払拭は出来たのですが、悲しいのか喜ばしいのか、幸福なのが不幸なのか、もうゴッチャになって分かりません。
複雑な感情です。
凄い作品だと思います。
ただ、ここまで崇高な事を前提だとすると、映画観点の造詣に深い人以外は、受け入れし難くないですかね?
私も色々と情報を踏まえて、二回目の鑑賞で、やっと少し感じ取れただけです。
まぁ、それでも感想には正解も不正解もありませんから、人それぞれが何よりですね。
珍しいですが、情報を仕入れて見た方が楽しめる作品だと思います。
物語の深淵さを覗き、あれこれ想像して満足する事請け合いです。
論説や解読が好きな方にオススメです。
全144件中、101~120件目を表示