自虐の詩のレビュー・感想・評価
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阿部寛はちゃぶ台返しを相当練習したんだろうな
阿部寛の目力と藤谷美紀の美しさ。きれいな人は薄幸でもあんまりかわいそうに見えない。いろんなキャラが出てきておもしろかったです。
ちゃぶ台返しよりも、この作品の凄さは後半部分にある。映画でも再現さ...
ちゃぶ台返しよりも、この作品の凄さは後半部分にある。映画でも再現されていてとても良かった。尺の都合ではあると思うけれど最重要キャラである熊本さんの話が少ないのが残念。ただエンディングの感じはすごく良かった。
自虐の詩 熊本さんという2つのワードで泣けてしまうので、こんなにも少ないアジャコングの演技も特別よくみえた。海原の月も名曲、泣けます。
原作は★5
悲しみと喜びと
相混じる良い作品でした。
キャストが素晴らしい。
原作に忠実な脚本が良かった。
中谷美紀と阿部寛のキャストが最高。
阿部寛のロングヘアーと寡黙な演技、
不幸な役をやらせたら右に出る女優が
ない中谷美紀の好演は見る側をうならせる。
発展を遂げた日本には今時ない背景だが
原作者もこの出来には満足ではないでしょうか。
以外な好作品ではあるが全体的な虚無感や、
絶望的な流れが心に突き刺さり複雑な
感情が沸き起こる。
映画ってエンターテイメントだから
ギャグ的な要素が含まれてるては言え
中盤まではかなりブルーな気分になります。
最後のおちでやっと救われる。
そう言う意味ではしてやったりの堤作品。
来るだけ漫画の原作を見て
鑑賞することをお薦めします。
コメディー映画だから笑いだけだと思っていたら不覚にも泣いてしまった...
コメディー映画だから笑いだけだと思っていたら不覚にも泣いてしまった。
キャストが最高にいいですね。みんな絶妙すぎる。
ラーメン屋のマスターがすごいいい味だしてます。
でもクローズZEROではヤクザの組長役で出てきたからそのギャップが。笑
自分の周りにもイサオと幸江のような、なんでこんな人と付き合ってるんだろうって人いるけど、
それはその二人だけにしか分からないいろんな過去とか時間があってだからこそ一緒にいるんだろうなって思いました。
阿部寛と遠藤憲一
この二人は、、
連ドラで見たんです。
えーっと、パン屋さんでした。
有名な子役の本当の父が阿部さん、
養父が遠藤さんで、
子供を取り合うのですが、、
どっちが先の作品かわかりませんが、
この組み合わせはいいですね!
怖いのは女子生徒の設定で、
友達からビンタされるところ。
アパートのおばちゃんで、カルーセルマキさんが
ええ味を出してるんです!必見!
勿体ないです。
ある一点が気になって、面白さ半減でした。
映画としては、役者さんに救われている部分が大きいな、と思います。
阿部寛さん演じる『葉山イサオ』は、まるでサイレント映画を見ているかのような寡黙ぶりで、楽しませてもらいました。
中谷美紀さんも、実在する人物かと見紛うぐらいの、幸薄い『森田幸江』を披露してくれました。
素晴らしかったです。
物語は、ありきたりで普通です。
それでも、コメディパートから、少しずつ夫婦愛に流れて行く構成は自然でした。
しかし、どうしても気になった点が一つありました。
それは、『葉山イサオ』の惚れたキッカケが、描かれていない事です。
そこはハッキリと見せて欲しかったです。
そうでないと、『森田幸江』に『葉山イサオ』がどうして惹かれるのか、人柄なのか生い立ちなのか、どちらか解らず感情移入が出来なかったからです。
何でもかんでも説明する映画も嫌ですけれど、そこを説明すれば、その後の二人の情報は断片的な方が面白いと思うのです。
足りない部分は、視聴者の脳内補正に任せておけるはずです。
イサオの変貌も、『世間の厳しさに打ちのめされたんだろうな』なんて想像で、私は楽しんで見ていました。
役者さんが良い演技をしているだけに、勿体ないと思います。
笑いの中でもホロッとしたい方にオススメです。
ずっと手にしていたもの
みんな高く飛べない、登場人物たち。
いくら飛んでも、透明の低い天井に頭を打ちつける。
そんな限定された世界で、彼女は生きる。
毎日ちゃぶ台がぶっ飛ぶことも、どこか嬉しい。
どんな小さな家でも、自分の居場所がある、それだけでいい。
彼女は生死の境をさ迷ったとき何を感じたのだろうか?
母が腹の中でわが子を守り、出産するということ。
自分が母になって初めて、満たされた心、母の強い気持ちを知る。
産んでくれただけ、こんなにも在り難いことだったと・・・
母になる前は、どうか私を愛してください。
それが全てだった。
その満ち足りない欲求が、精神のバランスを少し崩していた。
閉塞感のある世界でも、手にしていた強さで生きていける。
堤幸彦監督、トリックのように
どこか不足している人物たちが不思議な笑いと共に描かれている。
イサオが好き!
とっても面白かったです最初から最後まで楽しめました(*´∇`*)
ちゃぶ台ひっくり返す映像がもう最高!
どのキャラクターもすごい個性的で、特にイサオの性格はすごい(・∀・)イイ!!
服のセンスとかも超うけるww
しかし、昔と現在ではイサオの性格が違い過ぎ一体なにがあったんだろう?
その辺も描いて欲しかったかなぁ?
自虐?
冗長なドラマが退屈で,
中盤までは面白さを感じられない。
ところが,事故のあとの急展開は,
感情豊かな演出が冴え,画面に入り込めた。
台詞過多な言葉がもったいないけれど,
幸せは常に存在していると語りかける幸江のメッセージに共感。
ただ,笑える箇所が少なく,
人情の街,大阪の舞台背景が活きていない点は残念。
もっとコテコテの方が,
あったかさ溢れる人情喜劇として盛り上がったかも。
▲ エンドクレジットの後に幸せが待っているので,
最後の最後まで席を立たないように!
実は暴力夫じゃないんです。
同行した友人が「テレビCMとかで阿部ちゃんが怖い顔でちゃぶ台ひっくり返すシーンばかり見てたからDVダンナの不幸話かと思ってた…」と言ってましたが違うんです。
短気で超寡黙な夫だけど、妻・幸恵の事はとても愛していて、決して手を上げません(阿部ちゃん暴れん坊だったので、私がその事に気付いたのは見終った後ですが)。
幸恵は子供の頃から不運の連続ですが、そんなときに誰かがちょっと優しくしてくれる…だからそんなに不幸ではない様にも見えました。
前半は笑って、最後に感動の涙を流して「不幸も幸せも、ちょっとした想いの変化で変るものよね~♪」なんて納得しまして、すがすがしい気持ちになりました。
オススメ映画がまた増えました。
舞台は大阪飛田なんだけど、大阪人が嫌味なく描かれているところもすごい。
カルーセル麻紀みたいなオバちゃんもいそうだし、遠藤憲一みたいなラーメン屋のオヤジもいるよ、きっと。
エンドロールが終わる頃の中谷美紀のセリフ、ジーンと来ます。
ちょっと感動
物語は坦々と進み、感情に変化をもたらしてくれない。
と思いながら観ていたら、ラストで涙出ました。
最後はあったかい気持ちになれます。
でも個人的には嫌われ松子のほうが好きです。
これは松子に比べると生ぬるい気がしました。
笑って泣ける、完成度高いプロのお仕事
「トリック」で御馴染みの堤ワールドと四コマ漫画の相性がこれほど良いとは。思えば、堤ワールドは矢継ぎ早に繰り出されるギャグの積み重ねで形成され、4コマ漫画の形態によく似ている。原作から厳選された笑いのネタと、堤独特の現場のノリが絶妙に絡み合い、爆笑必至の良質コメディに仕上がっている。
後半からラストにかけて、今度は観客を泣かせにかかる。主人公の幸江が幼馴染の熊本さんとの想い出を回想し始める段になって、映画はヤクザな夫イサオとのエピソードを集めたこれまでの一本筋から枝分かれを始める。突然の脱線にしばし不安を覚えるものの、これがラストに見事な着地を見せる。演技素人のアジャ・コングが見せる笑顔に泣かされるとは予想もしなかった。堤ワールド、恐るべし。
幸江とイサオの馴れ初めを描く一連のシークエンスがやや冗長で凡百なのが惜しい。イサオがヤクザな生活に身を落とすまでの過程を省略したことも、感情移入の障害になっている。とはいえ、一流の役者たちによる名演(中谷、阿部の怪演、遠憲、西田、カルーセルらの好サポート)と、経験に裏打ちされた堤の絶妙な画作りはまさにプロの仕事。見て損のない一本だ。
本ビジュアルチラシに異議あり!!!!
日本一泣ける四コマ漫画の実写化。
観終わった後の感想。
『なんだ、この映画は!!!』
チラシ、ポスターのビジュアルを見ただけでは伝わってこない、良さがある!!!
阿部寛、中谷美紀が最高に良い。
ベストキャスティングだと思います。
私は1800円払える映画です。
ただ、チラシの裏にある人物相関図みたいなのは異議ありです。
観ていただいた方はわかるはず…。
ALWAYSも始まるし、今年の邦画も熱いですね★
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