3時10分、決断のとき

劇場公開日:

3時10分、決断のとき

解説

エルモア・レナード原作の傑作西部劇「決断の3時10分」(1957)を、ラッセル・クロウ&クリスチャン・ベール主演、「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」のジェームズ・マンゴールド監督でリメイク。困窮した生活から抜け出すために、悪名高い強盗のベン(クロウ)を、3日後の3時10分発の汽車に乗せるまで護送をすることになった牧場主ダン(ベール)の決断と運命が描かれる。共演はピーター・フォンダ、グレチェン・モル。

2007年製作/122分/アメリカ
原題または英題:3:10 to Yuma
配給:シナジー
劇場公開日:2009年8月8日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第80回 アカデミー賞(2008年)

ノミネート

作曲賞 マルコ・ベルトラミ
音響録音賞  
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映画評論

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映画レビュー

4.0渋い

2024年10月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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5.0これぞ「男」な映画、良かったです

2024年7月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

観応えある作品でとっても良かったです
ラッセル・クロウ、クリスチャン・ベール、この2人だけで良い作品になるのも当然なのかもしれません
余計なものがなく、ひたすらシンプルに男の生き様を観せてくれました
悪人のベン、善人のダンという描かれ方ですが、このベンが悪人ながらとっても魅力的
ダンの方はというと、家族を養えていない自分を恥として感じているよう
捕まってしまったベンを護送するダン、3時10分の列車を待つホテルでの2人での時間が2人の関係を変えたように思いました
ベンの抱えていた劣等感、息子に誇れる父になりたいという想い、お金より信念
ホテルから駅までの800mを2人で走る時には、友情とか絆とかじゃなくて、ベンからダンへの敬意みたいなものがあったようでした
そしてあのラストには涙
観る前は邦題の「決断のとき」というのがダサいように思いましたが、ベンとダンの3時10分のそれぞれの決断があって、観終わってからはこの邦題がしっくり感じました
ベンが最初から最後までひたすらカッコ良く、渋いラッセル・クロウがハマり役だったと思います

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小町

4.0がんばるお父さんは美しい

2024年1月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:3.8
クリスチャン・ベールの健気さが胸を打つ。
ラッセル・クロウの荒々しくも知的な悪名高い強盗のベンが、この西部劇をインテリな作風にしている。
また忠実な部下役のベン・フォスターの演技が哀愁漂い。この役者を好きになってしまった。

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カメ

3.5悪者の論理が明解なのは生き延びる方法として誰よりも現実的だからだ。しかし、人生はそう単純ではない。

2023年8月14日
PCから投稿

5年前に死んだ親父が西部劇映画が好きだった。こと在るたびに僕を連れて映画館へ行った。それは決して嬉しいことではなかった。暗闇が怖かった。その頃は・・・・
そんな頃にこの映画のマスターを見た記憶が微かにある。訳も分からずにラストシーンに眼を閉じ口を塞いでいたような気がする。
そんな映画のリメイク版を見るとは思わなかった。不思議だがこの映画を観ている最中に遠い昔のことを思い出した。それは懐かしいというよりは小学生の頃に見たこの映画で感じたことと今、このリメイク版を観て感じたことがほぼほぼ変わらないということなのだ。あの頃が早熟だったはずはなく、と言うことは全く成長の跡が見られないということに結びついてしまった。
男同士の感性の共鳴。父と息子の確執。家族と社会性。愛国心の行く末。そして「死」とはなにか・・・描くものと演じる者が迷わずに突き進む姿が画面から滴り観ている者の心を震わせてしまう。デブったラッセル・クロウは哀しみに囚われ過ぎた狡猾で残忍な老いた狼を見事に演じている。
純朴が故に嘘で固めた恥ずべき過去を語れぬ牧場主。クリスチャン・ベールは息子に尊敬されたいと思い続けるあまりに信頼を失くしているダサい男を懸命に演じる。

そんな二人の名優がラストシーンに見せる訳の分からぬアクションに固唾を飲んで観るのは糞暑い夜には格好の西部劇かもしれない。

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はる