ザ・マジックアワーのレビュー・感想・評価
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コメディが世界を救う!三谷作品の醍醐味が味わえる作品です!
三谷幸喜監督によるコメディ映画 佐藤浩市氏の演じる奇想天外なキャラクターが物語を引き立てています。 売れない役者がヤクザに巻き込まれて伝説の殺し屋として演じるはずだったのですが、 本人は偽物とは知らないで大混乱を巻きおこします。 なによりも三谷監督の脚本が生むセリフの面白さや笑いのセンスが必見! アメブロでも公開当時から多くのファンがレビューを投稿しており、 思わず引き込まれたという感想が多く、 そのレビューをきっかけにして、 今は亡き西田さんが見れる作品ということもあり 今回改めてみることにしました。 『ザ・マジックアワー』公式サイトでも、撮影秘話やキャストのインタビュー が掲載されていて、映画の裏側を知ることができます! そちらをみて作品を見ると新たな発見もありより楽しめました! 興味持たれた方はぜひアメブロや公式サイトのレビューもチェックして 再度この作品に触れてみてはいかがでしょうか
三谷幸喜の、三谷幸喜による、佐藤浩市のためのマジックアワー!
ちなみにWikipediaによると(以下引用) 「マジックアワー (magic hour) 、マジックタイムは、日没後および日の出前に数十分程体験できる薄明の時間帯を指す撮影用語で、光源となる太陽からの光線が日中より赤く、淡い状態となり、色相がソフトで暖かく、金色に輝いて見える状態である。」 これに定冠詞theをつけてタイトルにした本作は、″人生の最も輝く瞬間″ という解釈を与えたとされている。 言わずとしれた三谷幸喜脚本&監督によるコメディ映画だ。2008年に公開された。 初監督作の『ラヂオの時間』から、最新作の『記憶にございません』まで22年間で8作品公開されているので、3年弱に一本ということになる。 『男はつらいよ』の山田洋次あたりは年間3〜4本ペースで撮っているが、Netflixやオンラインメディアがあふれる今と単純比較は意味がないだろう。 三谷幸喜はメディア露出も多く、本人自身がなかなかキャラが立っているので、新作公開となればある程度のソロバン勘定はできてしまいそうだ。 ここからがやっと?本作のレビュー(笑) 私は本作を見て佐藤浩市が好きになった。 実は、デビュー作の『青春の門』を劇場で見て以来、ちょっと気になる存在ではあったが、実父である三國連太郎の存在の大きさとの比較、私から見て役柄や演技に偏りを感じたこともあり、同じく二世俳優の中井貴一ともども、嫌いじゃないけど好きでもない存在に固定化されていた。しかし、 本作を見て佐藤浩市が好きになった。 道化役を引き受けた妻夫木聡や西田敏行の持ち味もよくでており、寺島進も素晴らしい。 ということは、脚本も素晴らしいのだろう。 ナイフを舐め回すシーンの佐藤浩市と西田敏行は、何回見ても腹を抱えて笑わずにいられない。 ラストシーンも素敵だ。 私にとって、三谷作品の中でナンバーワン。 蛇足だが、 中国映画『トゥ・クール・トゥ・キル 〜殺せない殺し屋〜』としてリメイクされ、日本映画のリメイクとしてはナンバーワンヒットとなり、興行収入は500億円を超えたらしい。 やはり、脚本が素晴らしいのだろう。
愉快な作品
組織のボスの愛人に手を出してしまった主人公が、
助かるために出任せで伝説の殺し屋を連れてくるといいい、
映画監督のフリをして三流俳優にその役を演じさせる話。
俳優はよほど天然なのか、その話を信じて殺し屋の役を演じ、
組織側も全く怖がらない俳優の雰囲気に、本物と勘違いしてしまう。
偶然の連続で、不思議と会話が噛み合ったりして、お互いに気付かないまま、
物語は進行して行き、最後になってようやく気付く。
随所に小さな笑いがあり、愉快な作品となっている。
洋画でも同じようなネタがあったが、
「これ、ひょっとしたら撮影じゃないな?」と気付いた時の間抜けさには笑った。
アンジャッシュのコント
噛み合ってないのになぜかうまくいく。そういうパターンが三谷映画に多い気がする。
そんな上手くいくか!?と思いつつ、最後にはスッキリ感とちょっとした感動しを与えてくれる、そんな安心感が三谷映画にはある。
勘違いなのに噛み合うコント劇
マジックアワーだから、てっきり手品関係だと勘違い。 手品全く関係なし!! 勘違い✖️勘違いなのに、見事にかけあってるからおもしろい!役者ならではの勘違いを見事に使いこなしててうまい!演劇に携わる人ならではの笑いで最高におもしろい。M1レベル! 騙される村田(佐藤浩市)が最高!マフィアのボス相手に堂々と振る舞ってるのには、笑いが止まらない。村田のくどい演技もニセ冨樫には見事なハマり役! ☆3なのは、長尺なので疲れが出てしまった。コメディだからスパッと二時間の方が「笑った!楽しかった!」でスッキリ終われる気がする。 マジックアワーの言葉の意味と励ましは、誰にでも当てはまるので名言ではある。でも、この映画に感動はなくていいかな。 マフィアと真っ向対立ではなく、知恵を絞って演劇のノウハウを使った対決は見事!
【”日に一度、現れるマジック・アワーは、次の日も訪れる。真面目に生きていれば・・。”ノリノリの演技で殺し屋になり切る佐藤浩市は必見作。】
■港町・守加護を牛耳るギャングのボス・天塩(西田敏行)の愛人(深津絵里)に手を出した手下の備後(妻夫木聡)は、5日以内に伝説の殺し屋・デラ富樫を連れてくるよう命じられる。 ところが、デラは一向に見つからない。 困った備後は、“映画の撮影”と偽って無名の俳優・村田(佐藤浩市)にデラを演じさせ…。 ◆感想 ・相変わらずの、豪華俳優陣を”これもか!”と配した布陣と、それに応える演者達の姿が面白き作品である。 <三谷幸喜監督が、楽しい映画ネタを全編にちりばめられた、映画愛あふれる作品。(どれだけ分かるかな・・。) それにしても、一時期混迷を極めた三谷監督が、現在でも一線で活躍している事は、嬉しき限りなり、と思った作品である。>
安心して観られる作品ですね。
偶にはこういった何も考えずに気楽に観られる作品も良いですね。 セットという事がきちんと分かるように作られた街並みは素敵でしたし、全てに渡って映画に対する愛情の感じられる作品でした。 よくこれだけの役者さんを集めれたと思う程、役者陣は豪勢でしたし、話も分かり易く、少しのハラハラ感と終始笑顔で観ていられるコメディ作品でしたが、三谷幸喜さんのこのノリについてこられないと厳しいかもしれないですね。 終盤の展開はちょっと微妙に思えましたし、もう少し短くても良かったような気もしていますが、佐藤浩一さん演じる偽物のデラ富樫はいいキャラクターですね。 特にあのナイフのシーンだけでもこの作品を観る価値があるような気がしています(*´□`*)
見ても時間の無駄。それでも、途中から1.2倍速で見切った。
脚本家が撮った映画が、『脚本が矛盾だらけ』と感じる。
僕の感性がどうかしている?何も心に残らない映画だと思う。
笑えない。泣けない。怒れない。ただ時間が流れた、だけの映画だった。
台詞の小気味良さもなく、落語のオチの様な場面もない。こんなドラマは10分毎にコマーシャルでも入れたら、俳優の人件費が浮く。
兎も角、こんな脚本家が『大河ドラマ』でしょ。まぁ、旧国営放送のドラマなんて、そんなもんだ。この脚本家の一つ前の『大河ドラマ』確か『新○組』だったかなぁ。そのドラマ我が亡父が見て、『この脚本壊れている。もっと、歴史を大事にしろ』って言っていたのを思い出す。親父は時代劇が好きで『水戸黄門』『大岡越前』が好きだった。そんな、歴史を知らない親父が、のたまわったのだ。
安っぽい、セット組んで映画を撮るのは良いし、セット丸出しにしたのも意図する所があったのだろうが、あの映像なら、ディズニーランドへ行って、『イッツアスモールワールド』を眺めたほうが良い。
彼の書く脚本や、彼の撮る映画は、彼自身の個性が無い。全て何かのパロディばかり、初めて見た時は、面白いと思ったが、結局パロディの域を超えていないと思う。また、彼は1時間枠のテレビの仕事で良いと思うが。
近い内に『12人の優しき日本人』を見てみよう。
しかし、
あくまでも見る側の意見だが、彼に才能は無い。
成功と失敗の差は、マジックアワーのような僅かな隔たり、つまり紙一重なのだと確信を深めた映画です。
三谷幸喜作品の中で一番好きな映画です。 キャスト: 佐藤浩市、西田敏行、小日向文世、妻夫木聡 、深津絵里、綾瀬はるか、戸田恵子 etc. ユーモア溢れる中にも、人として大事なこだわりが散りばめられた素敵なストーリー展開になっています。 決して妥協することなく、信念をもって生き様を証す村田大樹(佐藤浩市)や、その生き方を受け止め応援するマネージャー(小日向文世)のバディシップに心が動かされます。 「現実」と「映画」の狭間のような世界観 「チャレンジすること」と「諦めること」の絶妙な心理状態 etc. まさに昼と夜とを隔てる僅かな時間「マジックアワー」という映画タイトルに相応しい内容になっています。 信念をもって今日を全力で生きる人に、明日の可能性が訪れるのだと確信を深める素晴らしい映画です。
マジックアワーをいつまでも待ち続ける人達の物語。
内容は、舞台は日本にある架空の街スカゴ。映画の様な舞台の街で繰り広げられる生き残りをかけた裏社会の人々と映画内映画🎬とを組み合わせたドタバタコメディ映画。好きな言葉は『自分が1番輝ける瞬間!マジックアワーを太陽がある限り明日を待つ』との姿勢は役者としての呪われた一面で得る楽しさと共に辛さもあり自由とは不安が伴うものであるのだなぁと感じさせられました。他にも『俺に会いたきゃ映画館に来なっ!』銀幕ラッシュの憧れとそれを実感した喜びの表れる良い言葉でした。陰ながら見ていてくれるスタッフについて『良いスタッフに巡り会えたからさ』は映画内映画に於ける面白い一面を覗かせてくれた様な気がしました。映画の最後に流れる舞台を作るタイムラプスによるスタッフロールはあの世界観をまんま全て作る仕事には驚きました。そしてエンディングの最後で映画の最初のカットに繋がり終わるあたりが映画は作り物ですと現実に引き戻され程よい余韻に浸る事が出来ました。綾瀬はるかの演技には驚きましたが、そのほかの演者は三谷劇団の人達で意思疎通がまとめられ素晴らしい出来の様に感じました。コメディとは本来暴力的なもので、それを柔らかなオブラートに包まれた安心感を表現する事の上手さを感じた作品。自分の一番好きな場面は『このままくたばってたまるか!』と言う場面。昔の憧れの銀幕俳優のお爺さんが今現在の意思を伝える場面は、ホントに元気が出ました。映画や舞台や表現活動に関わる全ての人にマジックアワーが訪れる事への希望と応援と感動を感じさせる人一倍の作者の思いを感じました。舞台上で視線誘導させられる様な感覚は好き嫌いあるかもしれませんが面白かったのを思い出しました。
「撤収~っ!」 それが良し。
チョイス間違えた。確かに笑えるんだけどゲンナリしてむかつく。疲れた時に観るんじゃなかった。疲れた頭と体に”笑いを”と思ったんだけど。 作りものの世界。 設定がすでに入れ子状態。セットも某テーマパーク等を思い起こさせる可愛い作りもの感満載。 その中で展開していく嘘の物語。嘘が嘘をよび空回り。 駆け引きの緊迫したやり取りの映画は好き。 それが、妙に外された”間”なんて、だ~ぁい好き。 だから、心地よくだまして、笑わせてくれるんだろうと、この映画をチョイスしたのに。 何が、こんなにげんなりさせられるんだろう。 役者の演技がすごくて、笑いは出る。 でもなんだろう、このイライラ感。 騙されていく人が哀れで、自分すらも騙している人も切なく。人を利用して生き残ろうとする人が鼻につく。 … そうか、まじめに真剣にやっている人を、陰で笑っているようなそんな気持ちになるんだ。 三谷監督は確かに人物観察は見事。いるいるこんな人というのを描き出すのが上手だし、役者への当て書きができるのもその観察眼で役者の特徴を捉えられるからだ。すごい才能だ。 でも、それをどうやれば笑いになるか、上から目線で采配して、クスクスおもしろがっている。 コント・コメディ、喜劇って、もともとそういうものだ。コント55号、ドリフターズ、クレイジーキャッツ他、あまたあるコント・コメディ・喜劇は大好きだ。羽振りのいいギャングが騙されていく姿を、いつばれるのかというスリルとともに小気味に描いた『スティング』は大好きだ。自分自身もその渦中にあって、笑い・失策の対象になる可能性もあることが前提の笑い。 だけど、それらと三谷監督の「笑い」とは、質が違う。一緒に楽しむというよりも、陰に隠れて馬鹿にした感じで笑っている。その人が他者に見せたくない、ひょっとしたら自分自身でさえ自覚したくないところを炙り出して、さらけ出す。その姿を指さして、陰で笑っている感じ。その場面を笑うことで共犯者にさせられているんだ。そんな状態にゲンナリさせられてイライラするんだ。 どこかのレビューで「(三谷監督は)『何かをごまかすためのドタバタ劇というのが好きな監督』」とあったけど、私もそう思う。誤魔化さずに向き合ったことってあるのだろうか。いつも、眼がキョドキョドしている。 そして、観客は笑うけれど、この映画の登場人物で幸せになった人はいただろうか。『スティング」は敵討ちができた。他の喜劇も、かき回されはするものの、ちょっとしたハプニングによる刺激があり、また日常に戻っていく。けれど、この映画は?私がちゃんと見ていなかっただけか?今までの生活が破城したように見える。そこに、新しい価値観の創出もなく、たんにおちょくられただけ…。 西田さんの演技だけが鬼気迫るし、信じようとする心の哀れさが見事。 村田だって、村田なりに一生懸命やっているのに。この映画を観た大部屋俳優の方々って、笑えたんだろうか? 役者は当て書きしてもらって演じやすい役をノリにのって演じられるから役者冥利に尽きるのだろう。そんな風にノッテいる演技を観るのは楽しい。 でも、普段仕事や人生でまじめに頑張っているのを笑われているのってイライラする。 だのに「人生のマジックアワー」って綺麗にまとめているつもり。 その偽善ぶりにイライラしてゲンナリする。 話や演出は、おもちゃ箱ひっくり返して、話のつじつま合わせとか、展開とか全部無視して、とにかく監督がやりたかったこと全部やったという感じ。そりゃ、この時点での自己最高傑作だろう。やりたいこと全部やったんだから。 それを「見て観て見て」ってどれだけナルシストなんだ。 と、映画に対してはボロクソですが、やっぱり役者の怪演は見事です。 佐藤さんも見事なダサぶり。 西田さんの凄味の中に見え隠れするヌケ感。… etc. 役者の芸は堪能できます。 美術もすごい。 内容は☆マイナスだけど、役者と美術に☆2つです。
みてられない
うーんなんかしょうもない喜劇って感じ。設定に無理ありすぎてみてられん。こんな人も出るんやみたいな面白さだけ。 西田敏行はよい。 ストーリー 60点 配役 75点 音楽・映像 70点 全体 70点
ドタバタコメディ最後しっとり
サスペンスやドキュメンタリーばかりを見ていてちょっと心が荒んでいたときに見た。 いや~これぞ三谷幸喜の真骨頂。 レビューには、ありえない展開などと批判をしている方がおられるが、 いやいやそんな批判は的外れ。 出てくるキャラクターすべてが愛おしくなるような 笑いあり、涙ありの映画でした。 最後はハッピーエンド、なところが三谷幸喜らしい 素晴らしい映画でした。
要はドッキリ
騙しとリアルとのギャップを笑いのツボとして売っていたのに途中から路線を変えたのが失敗の始まり。途中から嘘がばれてからは全てが空回り。これなら最後まで嘘を突き通すか、 クライマックスで嘘がばれた瞬間をオチとして使うか、 いずれにしても途中まではかなり笑えるが路線が変わってからはかなり退屈。個人的には佐藤浩市ではなく唐沢寿明で見たかった。 佐藤浩市はダンディーなイメージを演じて欲しい。
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