リトル・ミス・サンシャインのレビュー・感想・評価
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少し行き過ぎてるけど妙にリアル
ファミリードラマのエッセンスを凝縮して、それでいてありきたりじゃなく斬新で奇想天外なアイデアが詰まっている。
平凡だけどうまくいかない…まさに『現代に生きる悩める家族』がアビゲイル・ブレスリン演じるオリーヴのピュアな心によって少しずつ一つになっていく様をユーモラスに描いている心温まる作品。
アビゲイルの演技はまさに「リトル・ミス・サンシャイン」で素晴らしかった。
少し行き過ぎてるけど妙にリアルなストーリーを書いたマイケル・アーントの脚本もセンスに充ちている。
こういう作品が出てくるからこそインディペンデント作品は見逃せない。
「人生の勝ち組になるには!!」と熱く語るリチャードの授業には指を折って数えられるほどの人数、恋人の生徒を奪い取られたゲイのフランク、色弱でテストパイロットになる夢が叶えられないドウェイン、明らかにレベルが違いすぎるコンテストに出場したオリーヴ……
だけどそれがどうした!!そう思わせてくれる作品。
「負け犬って言うのは、負けるの恐れて挑戦しないやつのことを言うんだ。」作品のテーマが凝縮された一言。
新鮮な気持ちではないですが
ほのぼの?
ロードムービーであると同時に、家族の絆の再生を描いた作品。
キャストも地味だし、キャラの設定も異様に極端だが、最後に皆でOliveを助けるためにステージで踊るシーンは微笑ましくも温かい。
また、Oliveがあまり可愛くないと思っていたが、家族を最も繋いでいたのは純真な彼女であって、最後には愛らしく見えてくるのが不思議。
兄役のポール・ダノが不気味で良い味を出しているのだが、この後でゼア・ウィル・ビー・ブラッドを観ると、そのギャップがまた面白い。
最後にやられる!
ポール・ダノが鬱屈した思春期の青年を好演
ビューティコンテスト優勝を目指すぽっちゃり体型の女の子オリーブと、彼女をサポートする家族たちのロードムービー。最初はバラバラだったファミリーが、旅する過程で気持ちをさらけ出し絆を深めていく。
ちょっとしたセリフがすごくおかしくて、DVDで何度も見ているが、そのたびにすがすがしい気持ちになる。長男役のポール・ダノが、鬱屈した思春期の青年を好演。
映画館中が大爆笑!!
ミスコンを批判する硬派な作品と
思って見に行ったら大違い。
下手に笑いをとろうとせずに、
つぼをズバズバとついてくるので
逆に笑いっぱなしでした。
ただ、冷静に振り返ると、不幸なことばかりで、
とてもじゃないけど、笑える話ではないのですけど(苦笑)
クライマックスは
お子様のダンスでしょう。
これが全てと言っても、過言ではないと思います!!
心地よく泣ける
子は鎹(かすがい)
変わり者一家がバスで珍道中。
この先話はどう展開していくのだろう・・・と約1時間はやきもきしていたけれど、ヘロイン中毒のエロ爺が仕込んだダンスに圧巻。爆笑でした。
ポンコツのフォルクスワーゲンを押しながら、離婚、破産、挫折、と道中家族が危機を乗り越えて無事にカリフォルニアへ到着。が、コンテストに出場するもレベルの違いに愕然とする親たち。しかし天真爛漫な娘は、見事?なストリップを披露して「あのエロ爺ぃ>o<」と怒りつつも家族みんな最後は開き直ってハッピーエンド。
少女の笑顔に救われて、いつしか少女の夢にみんなが懸けて・・・それが家族の絆へと変わっていく。子は鎹とは言ったもの。子供の存在って大きい。それこそ一家の太陽なんですね。
この映画のDVDは墓場まで持っていきます。
レンタルDVDでも超人気で、長い間貸し出し状態が続いていましたが、このたびやっと我が家に到着!早速、妻と見ました。なぜかR指定(17歳以下は保護者同伴。ちょこっとコカインが出てくるからですかね。)というこの低予算ファミリー・コメディ映画。オスカーにも作品賞含め4部門もノミネート、最近のうわさでは作品賞第一候補???オスカー授賞式の前に見たかったので、ラッキーでした。(結局、アラン・アーキンが助演男優賞、そして脚本賞を受賞!)
内容ですが、まじで、素晴らしい!やばいです。私が映画が好きで3度の飯より映画という理由は、2時間という時間を感じさせず、泣かせたり、笑わせたり、びっくりさせたりという映画に時々出会えるからなのですが、この映画はまさにそれです。お墓にDVD持って行くとしたら?と言われたら、真っ先にフェリーニのLa Stradaー道ーとスターウォーズ帝国の逆襲という、かなり偏った映画ファンである私のお墓リストに入る1本です。きっと、これからも何度も見ると思います。
簡単なあらすじとしては、一家全員がだめだめな負け犬一家。本当にだめなんです。だめっプリが見事なくらいです。彼らが娘のジョンベネちゃんを思い起こさせるビューティーコンテスト会場の西海岸までぼろ車でドライブというロードムービー。絶対におすすめ。この映画を見ていないあなたは幸せです。なぜなら、これから至福の1時間40分が待っているから・・・。
僕らの心を照らすのは誰かの笑顔
なーんて、とっても恥ずかしい見出しを付けてしまったが、本当にそう思ったのだから仕方がない。それぞれに問題を抱えたいびつな家族が、ミスコン出場に夢を賭ける健気な少女(メガネっ子+幼児体系でお腹はポッコリw)の奮闘と笑顔に励まされ心を一つにしていく様は、所々で爆笑しつつも、心が温かくなること間違いなし!
何より練られた脚本と、「シックス・センス」のトニ・コレットに、今やあのスティーブ・ブシェミの領域に近づいたのではないかと思われる「恋愛小説家」のグレッグ・キニア、そして「40歳の童貞男」で名を上げたスティーブ・カレルなど、実力派キャストのアンサンブルが素晴らしい。
中でもヘロイン中毒で、「F●ck!」と、連呼するアラン・アーキン扮する爺さんが最高。彼が巻き起こした、とある事件をきっかけに、物語が大きな変転を迎えるのだが、その最後に待ち受けているカタルシスがあったからこそ、全米で口コミで大ヒットしたのだと思う。
最後に付け加えると、劇場を出る人々が、皆イイ笑顔をしていた。きっと、みんな「リトル・ミス・サンシャイン」とその家族にエネルギーをもらったのだろう。僕らの心を照らすのは、つまるところ誰かの笑顔だと思うのだ。
めちゃ笑えてこころあったまる
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