リトル・ミス・サンシャインのレビュー・感想・評価
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ほっこりロードムービー
ほのぼの家族愛
家族がひょんな事から一緒に暮らすことになり、元々個性的な性格も揃っていて会話もはじけて面白い!ミニバスに乗り込むのも息の合った協力が必要。だんだんみんなが仲良くなって行くのがまた観ていて気持ち良い。楽しい映画でした! ドラマ24のクロエがちょっと出て来ます!
すばらしかった
以前にレンタルDVDで見たきりだったのだけど、コロナ禍のお陰で劇場で見ることができた。おじいちゃんのように老いてどうにもならなくなったら麻薬やってみたい。その頃には大麻も合法化していてほしい。お兄ちゃんの神経質なところはうちの長男にも、同じ面があるので、あんなふうになったら大変だ。お父さんがひどくて反発したくなる気持ちもわかるけど、最後の最後やっぱりお父さんは頼りになって、そうありたいものだ。
モンスターペアレンツとはこういう事か
家族の形はいろいろ
率直な感想としてとにかく笑わせてもらうシーンが多く面白かった。これに尽きる。
父親は頑固で精神論が強いくせ者。
長男は口を開くことなく言葉を文字として相手に伝え一切喋る事をしない、いわゆる厨二病を拗らせたようなくせ者。
祖父は女遊びもクスリ遊びも現役で行う遊び人。
叔父は鬱病持ちのゲイ。
母と娘は比較的まともだが、このくせ者がそろう一家が娘のコンテストの為に一緒に会場まで向かうただそれだけだ。
くせ者がそろうとやはり小さな事も無駄に大きな事に繋がりエネルギーを使う。
そんなトラブルを常に笑える描写として描かれている為終始笑って鑑賞ができる。
終盤にはあっさり祖父が死んでしまう。あまりにも呆気なく死んでしまう為笑っていい場面なのか一瞬迷いは生まれたが、祖父の死体を大会まで持っていく描写や、途中で警官に止められ車内をチェックしようとし、死体の存在がバレかけるのだが、生前に買ったポルノ誌と叔父のゲイ雑誌が警察の車内チェックを阻む。祖父の死そして祖父の死体をきちんと笑いに変えてくれるわけだから天晴れだ。
その直後長男が車中で色盲である事が呆気なく発覚し、色盲であるが故にパイロットになる夢を断念せざるを得ない事実を知る。
もちろん長男はパイロットになる為に口を閉ざすことをした訳だし、強い夢だったから発狂する。
ただものの数分で事実を受け止めてあっさり口を閉ざす事をやめる。この辺のストーリー展開の荒々しさは本当に笑わせて貰った。
最後はコンテスト場でも一波乱。祖父から教わったダンスを娘は披露するのだが年齢に相応しくないいやらしいダンスを披露し会場にいる他の客や関係者を不快にさせる。
それでも娘、亡くなった祖父を思い家族は共に踊り最後は要約みんなが同じ笑顔をして話は終わる。
この作品の良い点は変にくさいシーンなどなく、常に笑わせてくれる作品の為とにかく面白く楽しい。
ただ最後の場面のように所々心に優しく響くシーンもあり緩急があって見やすい。
理想の家族ってどういう家庭環境なのか分からないけど、少なくとも誰しもがまずは世間体を気にする事は大切だと考えると思う。
もちろん人様に大きな迷惑をかけてまで得る幸せは理想とは言えないが、例え世間では変わってると見られる個性豊かな者が集まった家庭でも、この作品のように家族みんなが一つに向かってなにかに取り組み、そしてみんなが同じ笑顔を作れる事は理想の家庭の姿の一つであろう。
どんなに世間体がよくてもバラバラであっては序盤のこの一家となんら変わらない事であろう。
バカな事を家族みんなでバカをし、そして最後は一つになり、みんなで笑う。こんな姿を観ていると日本の作品だと野原一家なんかを思い出した。
笑いながら心が温まるとても面白い作品であった。
2006年ベストムービー!⭐️✨
電話口で、ミスコンの予選に繰り上げ当選した事を聞いて、歓喜の声を上げるオリーブが可愛い過ぎます!💖笑
決して長くはないセリフのやり取りの中で、家族それぞれの個性が面白く描かれ、心理描写に優れた作品でした。
こんな素晴らしい作品を映画館で観られて、良かった!(笑)
ようこそ。負け犬ワールドへ。
ま、チャレンジして負けた人を「負け犬」って言うのもアレだけど。
勝負に挑んで負けた家族達の話は、2006年公開のロードムービーで、800万ドルの予算で撮られたそうで。ラストのホテルを出発する押しがけの場面。VW Transporter タイプ2のリフトゲート・ウィンドウに並んだ顔は、スティーヴ・カレル、トニ・コレット、ポール・ダノ。このスリーショットだけでもゾクゾクする!
小太りと言った方が良いアビゲイル・ブレスリンは、まだ6歳。昨年、監督としてメジャーデビューしたポール・ダノは21歳の初々しさ。仮に今、このメンバーでコメディを撮れるとしたら、贅沢だよねぇw
心地良かった。無言のポール・ダノの演技も、ふっくらしたトニ・コレットの演技も、すごく好き。爺さん振り付けのダンスは、戦地の慰問団のオネエちゃんを彷彿させる気品の高さ。マダム方の顰蹙振りが逆に愉快。「こりゃ止めといた方が良い」と逃げ腰になってた男連中が、空気を読まずに拍手でオリーヴを盛り上げるシーンとか最高。
負けた後が肝心なんだよね。って言う、アンチ・アメリカン・ドリーム物語り。マイクロ・バスの押しがけシーンが楽しそうで良かった!
ちなみに、三か月前からスマホのロック画面を、この映画のポスターにしてた俺。観たかったんですよねぇ。願いが天に通じたか、劇場二回目の鑑賞。
良かった。とっても!
Fucking Marvellous !
*2024.01.12. 2回目の鑑賞(映画館では初めての鑑【kino cinema 心斎橋】
①やっぱり好きだ、この映画。映画が備えているべきものを全て備えているなぁ。
②映画の冒頭からパバが威勢よく『人間には2種類しか無くて、勝者と敗者のみだ』と如何にもマチズモの国アメリらしく威勢よく吹くところから始まるけれども、本作のテーマ自体がそれのアンチテーゼになっている皮肉。
そう、人間に種類なんてない。「勝者」と「敗者」なんてない。あるのは“人間である”ただそれだけ。だから人間らしく自分を見つめてながら生きていけば良い。
仮に「敗者」というものが有るとすれば、本作の家族はみんな敗者揃いである。
グランバは自分は敗者だと思っていないから初めから敗者ではない(だから退場が早かったのかな)。
でも、「敗者」✖「敗者」✖「敗者」✖「敗者」✖「敗者」(オリーブですら、くだらない“美少女コンテスト”のお高い標準からすれば敗者と言える)=の敗者を5乗した結果の爆発力を見よ!との心行き。
そう人生なんて上手くいく方が稀である。生きて行くって大変なんである。
だからこういう映画が必要なんである。
此れを教えてくれるから映画は堪らない!
④冒頭の朝食の長々としたシーンの上手さ。演出と俳優陣の動き方と台詞の掛け合い。編集無しなら大したものである。小津安次郎の『麦秋』の冒頭のシーンを思い出させてくれた。
⑤現在『指輪物語』全巻を読破中。此れを読み終わったらいよいよマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』に挑戦だ!
(1回目の鑑賞時)
①始まって10分くらいでこの映画を好きになってしまった。でもラストクレジットまで「おじいちゃん」がアラン・アーキンとは気付きませんでした。いや、お恥ずかしい。②映画だから誇張してあるけれども、どの家族でも誰でも問題を抱えている。思い通りに行かないことはいくらでもあるし(というか思い通りにいく方が珍しい)、人生の最後まで解決しないことも多々あるでしょう。でも結局自分で向かい合うしかないし納得しなければならない。一人で出来れば良いけれども支えてくれる家族が居れば尚更良いだろうという人間讃歌・家族讃歌(家族主義者ではない私が言うのも何ですが)。③途中オリーブのダンスの練習シーンを一切見せないでラストにサプライズがあるというのはよくある展開ながら、競争相手のレベルを先に見せて「オリーブ大丈夫か」という観客の心配と家族の心配とをシンクロさせた上で、あのクライマックスを持ってくるので既視感が全くない演出が上手い。④いい気持ちで観終わったが、考えてみればあの家族、帰っても結構ヤバい状況が待っているんですよね。でも何とかなるだろうと思わせてくれるのが、この映画の一番良いところ(笑)
Winners don't give up. ほっこりファミリーロードムービー
大きなインパクトがある訳ではありませんが、見終わってほっこりできるロードムービーでした。家族全員が拗らせてるのですが、娘の為に頑張る姿が良いですね。
破天荒なおじいちゃんが突然死んじゃってビックリ‼️でも、そのおじいちゃんからトンでもないダンスを教えられてても、それに疑問ももたずに素直に楽しそうに踊ってるオリーブちゃんが何とも可愛かったです❤️家族全員で舞台で踊るシーンはとても楽しそうでした。パイロットになれない事がわかってメッチャキレてたドウェーンにそっと寄り添うオリーブちゃんのシーンも○。凸凹でも家族の絆っていいなぁっと思います。
オリーブちゃんを演じてたのは「ゾンビランド」等に出てたアビゲイル・ブレスリンだったんですね。こんな小さい頃から映画に出てたんですね!士官学校に入るまで全く喋らない「沈黙の誓い」を立ててた長男はポール・ダノ。一筋縄ではいかない役どころを演じるのが好きそうなイメージです。でも「沈黙の誓い」とかやられたら親は困るだろうなぁ。スティーブ・カレルは安定感ありますね。アラン・アーキンのおじいちゃん、実際アメリカにいそうだ!
あの押さないと動きださない黄色いバスがキーポイントですね。大爆笑はなくても、ほのぼの観れた作品でした。
なんか勇気づけられる
黄色いバン
何回も観たい!
ほんとにちょっとだけほっこりロードムービー
タイトルなし(ネタバレ)
リトルミスサンシャインというミスコンで優勝を目指すオリーヴは平凡な女の子。
自分は平凡なんだと気づくよりも前の年齢。
本来なら2位だった予選が繰り上げ当選になり、自宅から遠く離れたカリフォルニアまで、家族総出で、車で向かうことになる。
負け犬にならないメソッドで一山当てようとしているパパ、そのパパといつも口論になるママ、パイロットを夢見てニーチェにあてられた口をきかない兄、ヘロインで老人ホームを追い出されたファンキーおじいちゃん、そして恋人にフラれて絶望し自殺未遂したおじさん。
問題だらけの家族で一つの車に乗り込み、遠路はるばる向かうのだが、いろんなトラブルに見舞われてその度に家族は崩壊寸前。
なんとかかんとか問題を解決して前に進んでいく。
特にパパの提唱しているメソッドで、負け犬にならない為に、コンテストに出るなら勝て!負けるなら出る意味ない!というようなシーンがあるが、
実際のコンテストでは娘と他の出場者のレベルが違いすぎて(女優と田舎娘ぐらい違う)、それとなく出場をやめるように進言する。
出場して傷つくことがわかっているから。
でもオリーヴはそれを断り、ステージに出て行く。
バービーちゃんみたいな服を着ていなくても、目鼻立ちがさほど整っていなくても、特技が平々凡々でも、オリーヴは最後までやり遂げるのだ。
そこにはおじいちゃんの、
負け犬っていうのは、怖気づいて挑戦するのをやめることだという言葉がある。
あぁ、おじいちゃんの言葉がここで効いてるんだなあと思って見ていたら、おじいちゃんらしく孫娘に仕込んだダンスが炸裂する。
やっぱりファンキーじじい、一筋縄ではいかないよな、と苦笑い。
何事も挑戦するのは悪いことではない、負け戦でもやることに意味がある。
オリーヴのふっくらした大福みたいなほっぺや、ぽっこり出たおなかはとても愛らしい。
ストーリー的にもっとシリアスかと思っていたので、コメディ要素にハマる人は高評価なんだろうけど、あまり好みではなかったので2.5。
人生は勝ち負けじゃない
タイトルなし(ネタバレ)
大好きなスティーブカレルが出てたけどやっぱ好き。
レビューを軽くみて泣ける映画かと思ったけど、泣けず。
感動ものかといえばそうでなく、コメディーかといえばまた違う。
ただ旅に出て一人一人が問題に立ち向かってく姿はいい。
彼らにとってオリーブは癒しだったし、守るべきものだった。
バラバラな家族だったけどそこだけは一致していた気がするね。
コンテストのシーンでさんざん隠されてたダンスの内容が。
明らかにされ思わず笑う。ジジイwww
笑って終われる映画でよかった。
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