007 カジノ・ロワイヤルのレビュー・感想・評価
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ミニレビュー
初めて観た007!
濃く、深くまで
丁々発止。
ボンドカッコいい アクションに圧倒
カジノで時間潰し
007人気が分かった
若いジェームズ・ボンド。必見です。
奇しくも007シリーズの第一作といわれる作品は1967年の『カジノ・ロワイヤル』ですが、意味不明の映画としても有名です。その意味では、この作品は、きちんとした007シリーズとしての『カジノ・ロワイヤル』と言っても良いでしょう。この作品から、ジェームズ・ボンドは、第6代目ダニエル・クレイグに代わっていますが、彼はイアン・フレミングがイメージしたジェームズ・ボンドに一番近いらしいです。
ジェームズ・ボンドが、”00”になる過程を描いています。まだまだ非情になり切れないボンドの苦悩と、最後の最後にこれまでのしがらみをいろんな意味で振り切って”00”になり切っているボンドの両方を見ることができます。その意味では、人間ジェームズ・ボンドを垣間見ることができるのは非常に興味深いですね。
劇中、アストンマーチンがクラッシュするシーンがあります。7回転していますが、これは、映画のクラッシュシーンの回転数としては世界一らしいです。確かに非常に派手でした。
原作者のイメージに一番近いと言われるダニエル・クレイグですが、確かにこれまでのジェームズ・ボンドとは一味も、二味も違います。でも、良いですねぇ。かっこいい優男というより、男臭くて、人間味もあって良いです。これからのジェームズ・ボンドに期待です。シリーズ最高傑作とも言われていますが、確かに良い作品です。
二十一作目 真剣方向への路線変更がうまくいっている
総合:80点
ストーリー: 75
キャスト: 80
演出: 80
ビジュアル: 80
音楽: 70
007は新作の度に商業的要素と娯楽要素が強くなって、そのぶん諜報部員という緊張感が少なくなって作品がちゃらくて軽くなりすぎている感じがしていた。だから本作を初めて見たときに、今までと雰囲気の違う真面目な路線に最初こそ戸惑ったが、かなり良い印象を持った記憶がある。そして今見直してみたがやはりなかなか良い。今までの007の中でも相当に良いのではないだろうか。
娯楽作品らしい相変わらずの派手な活劇はあるものの、かつての軽さは陰をひそめ、真剣な様子で勝負に挑む。しかも脚本は『ミリオンダラーベイビー』『クラッシュ』のポール・ハギスが書いていて、それでせつなさや物悲しさが作品に溢れているのかもしれない。その後の恋愛も、従来のような一晩だけの関係という感じではないし、そのぶん悲しさもつきまとう。娯楽の要素を持ちつつも、路線変更と共に現代風に質感を上げてきているし、何よりも任務や勝負といった行動の一つ一つに緊張感や責任感がある。ちゃらさのなくなった新しい007、いい変化になっていると思う。
2006年で一番。
とても遅くなりましたが、暇なので書きます。
いや~OO7っていったら女好きのスパイが
なんかすごい武器使って敵を倒す!ってイメージがあったんですけど…
見事に覆されました。はい。
この『カジノロワイヤル』は、『バットマンビギンズ』や『スタートレック』
などの最近流行のリブートなんですが、この2作品同様、とてもいい出来でした。
あえてあらすじは書きません。
でも、本当観たときやられました。
最後はとてもすっきりします。鳥肌たちました。
どんな映画に近いかと言われると、『ボーンアルティメイタム』に似てますね。
スリリングな展開で目が離せません。
これまで観た中でTOP5には入る1本。
OO7を観たこと無い人でも簡単に分かります。
ようやく理解した
911時代のリアル
ダニエル・クレイグ007、最高、最強です。
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ソ連・スメルシュのフランスにおける工作員であるル・シッフル。
シッフルは、使い込んだ組織の資金を穴埋めするために、
ロワイヤル・レゾーのカジノでポーカーによる一攫千金を狙っていた。
ポーカーでル・シッフルを負かして破滅させるよう命令されるのは、
イギリス秘密情報部員007、ジェームズ・ボンド。
ボンドは、同僚の女性ヴェスパー・リンドらと連携し、
一度は絶体絶命の窮地に陥りながらも、任務達成に成功する。
直後にヴェスパーがル・シッフルに拉致される。後を追ったボンドも捕まり、
拷問にかけられるが、ル・シッフルはスルメシュの刺客に粛清され、
ボンドは命拾いをする。
ボンドは自分の仕事に疑問を抱いて辞職を決意し、
ヴェスパーとの結婚を考えるが、その結末は非常に辛い悲劇に終わる。
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私の007のイメージを一新させた、
「カジノロワイヤル」
全身全霊を打ち込んで任務にうちこむ姿が、
今までのボンドのイメージと異なっていました。
そのジェームス・ボンドを演じるのは、
ダニエル・クレイグ。
マイアミ国際空港でのテロを阻止した際に見せる、
不適な笑みが、私にとってはものすごく印象に残っています。
ヴェスパーとのラストシーンは、
クールなジェームスボンドが、
女性を愛する、ごく当たり前の一人の男である部分を見せます。
私はこのダニエル・クレイグの演技に、
すっかりのめりこみ、この映画5回観ました。
ボンドの敵、ル・シッフルを演じる
マッツ・ミケルセンの演技も注目です。
シリアスでリアルなボンド
ここ最近の数作はすべては観ていないので何ともいえないが、これまでの007映画としてはある意味異色な作りになっている。悩み、苦しみ、悲しみ、怯える、うろたえる、自信を失う。こういった感情がこの作品のボンドでは描かれている。そういう意味で、スパイ物としてはこれまでの007作品よりもリアルに感じるし、女性をシリアスに愛するというのも、この作品ならではのことではなかっただろうか。主演のダニエルクレイグはこれまでのボンドに比べて華やかさや派手さはないが、その分スパイとしてのリアリティーのある俳優だと思う。
殺人を目のあたりにして、心を痛めたヒロインの女性が、シャワールームでうずくまり泣いているところへボンドが現れ、一緒にシャワールームで水に濡れながらうずくまるシーンは、ジェームズボンドとしてはかなり珍しいシーンだと思った。
最新作の製作が無期限延期で、今後ボンド映画がどうなるのか心配だが、これからも楽しませて欲しい。
生身のタフなボンドが帰ってきた
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