007 カジノ・ロワイヤルのレビュー・感想・評価
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完全に一新されてました
思い描いていたボンド像を覆された
だいぶ好みが分かれる変え方だなと感じた
何でもスマートに余裕ある感じが私のボンド像だったので、「ムキムキド派手アクションたまにかっこいいセリフとおマヌケ」
頭良くなったジェイソン・ステイサムかな?
と言ったのが最初の感想
そして長すぎるが次の感想
セリフの言い回しは全体通してかっこよかった
ポーカーと車のクラッシュのシーンでお釣りがきた
ただ、スパイ…?これはもう殺し屋なのでは…?
ダニエル・クレイヴ 思ったよりもはまり役
「007シリーズ」はショーン・コネリーものしか観たことがなかったが、本作続編出演のオルガ・キュリレンコ目当てで本作から鑑賞。
しょっぱなからの高所での大捕物は、腰が抜けるかと思うほど大迫力。なんという身体能力!
ダニエル・クレイヴのジェームズ・ボンドもなかなか様になっていて、ハラハラドキドキ目が離せない。バハマの景色もきれいに撮れていとても良い。
そして「慰めの報酬」へつなぐラストシーン。立て続けに次作を観てみよう。
ジェームズ・ボンドが007になるまでの物語‼️
これは007の新しい時代を切り開いた6代目ダニエル・クレイグによる名作ですね‼️数ある007作品の中でも5本指に入る作品だと思います‼️殺しのライセンスを得たボンド‼️ある犯罪組織の資金源を調査するうち、テロリスト支援専門の資本家ル・シッフルの存在を突き止めたポンド‼️ル・シッフルが「カジノ・ロワイヤル」で大勝負をするらしいと知ったボンドは、英国財務省のお目付役ヴェスパー・リンドとともに、ル・シッフルとの大一番に挑む・・・。金髪碧眼でアメリカ人が演じるボンド‼️とにかくクレイグ版ボンドがホント魅力的で、それまでの華麗にスマートにロマンチックで大人なボンドたちとは違い、何とか一人前になろうと向こう見ずでチョット生意気なボンドが、肉体的・精神的に成長していく姿に、感情移入当然‼️思わず応援したくなる‼️あんまりボンド映画ではないことです‼️モノクロで描かれるボンドにとって初めての殺しのシーン‼️建設現場である高所での追っかけ‼️めまいがします‼️空港での追跡もかなりリアルでハードです‼️かと思えばカジノでのル・シッフルとのポーカー対決‼️この見事な心理戦は洗練された007映画の味わいですね‼️悪役ル・シッフルに扮するマッツ・ミケルセンのカリスマ的存在感もたまりません‼️そしてヴェスパーとの本気モードの恋愛‼️ここまでボンドが一人の女性を愛するのはトレイシー以来でしょう‼️このヴェスパーに扮するエヴァ・グリーンがかなり魅力的‼️ボンドがポーカーを中断してわざわざキスしに行くシーンなんて、思わずうなずいてしまう‼️ホテルのシャワーでボンドとヴェスパーが水に打たれるシーン、海岸でのラブシーン、水没するベニスの家屋での悲しいラストまで、忘れられない余韻を残してくれます‼️そしてラストの名セリフ「ボンド、ジェームズ・ボンド!!」‼️この作品の公開当時、「ボーン」シリーズのリアルな作風で、スパイ映画の王者の座が危うかった007映画にとってのホント救世主‼️
初の金髪のボンド
9.11テロ以降スパイ活動も変わり国対国の活動よりも国対テロ組織や犯罪組織との戦いにシフトしておりそんな時代背景において前作の様な非現実的なストーリーでは興行収入は望めないと考えたプロデューサー達は当初はピアース・プロスナンが新作もやると契約したそうだが00要員成り立てのストーリーを製作する為にプロスナンでは年齢設定に合わないため新たにボンド役に決まったのは初の金髪のボンド。
当初は金髪はあり得ないとかまるでKGBのスパイだとか否定的意見が多かったが物語の中盤で海パン姿で海面から姿を現すシーンでそれが払拭された人は多いだろう。
ダニエル・クレイグは撮影前に肉体改造をし格闘技はクラウガマ、射撃スタイルはIDPAの練習をし現代的なスタイルに生まれ変わった。
スパイに成り立てのボンドが行う活動としては冒頭から大使館爆破やむやみに人を殺したりと上司のMも悩まされていたがテロ組織への資金を凍結させテロ組織を壊滅させるためにも成り立てのボンドをモンテネグロへと潜入させるしかなかった。そんな中、財務省からボンドをサポートする為に派遣されたヴェスパーと親密になるというサイドストーリーも見逃せない。
以前までの作品では少々非現実的なガジェット装着やマニーペニーやQも出て来ず何よりオープニングのテーマソングに載せたガンバレルシーンもなく何せ『Bond・・James Bond』と名乗るシーンもラストシーンに持ってくるという新たな試みをしている。
そしてこのカジノロワイヤルがダニエル・クレイグが演じたボンド映画の全ての始まりになっていることが回を重ねるごとに判る様になっていた。
う~ん。
昔の007は別にして、最近のものは見ていなかったのですが、割と高評価なので見てみました。
結果、それほどではなかった。この映画は、ジャンル映画の定型的様式、型の追求みたいな視点で楽しむものなのかな?
伝統芸能のような?
オールタイムベストボンド映画
間違いなくシリーズ最高傑作!
普通の映画ならクライマックスレベルのアクションを前半に2つも持ってくる粋さ!!
二転三転する展開にハラハラが止まらない!
15年以上前の映画なのに今見ても古臭さが全くない!
この映画は2006年だから15年以上前だけど
そっからまた15年遡ると1991年だからターミネーター2の年。
00年代の映画が古く感じないのは、それから現在までの映像技術の進歩が昔ほど凄まじくはなくなったからなのかな。
エヴァ・グリーンって
個人的にはジェニファー・コネリーと同じ系統で怖い女性のイメージだったんだけど、改めてカジノロワイヤル見直したら
15年前だからかまだ若いし美し過ぎてやば過ぎた。
彼女以上のボンドガールはいないでしょう!!
オリジナルファンにはどうなのか?
今までも何回か大転換がありましたが、ついに古き良きジェームズボンドは亡くなりました。
これはこれで割り切ればそれなりに面白いでしょうが、もはや007シリーズではありません。
昔からのファンはどうとらえるのか?
但し、クレイグ選手は写真で見るより動いてるの観るとなかなかボンドっぽくて感心です。
Daniel Craig/Height5' 10" (1.78 m)
金髪碧眼で長身痩躯の俳優さんなんかハリウッドには無数にいるはず。身長178cmは007史上一番背が低くて要はチビ。ちなみにキムタクの身長は176cm(ジャニーズ事務所)だから2cmしか変わらないし誤差でしかない。つまりキムタクが007を演じても不思議ではない。ダニエル・クレイグとキムタクの違いは白人か有色人種かの違いでしかない。ちなみに令和の現代は日本人でも190cm超えは珍しくない時代(ハリウッドの平均身長は180cmなので190cm代は意外と長身)。007が肌の色にこだわらなければ日本人が007に選ばれても不思議ではない事になる。ちなみにキムタクの身長はサバ読みで実際に計測すると約163cmが妥当でバック・トゥ・ザ・フューチャーのマイケル・J・フォックスがHeight5' 4¼" (1.63 m)だから同じくらいとなる(あくまでもゴシップで推測の域を出ない)。
見たいが詰まっている
もう、最っ高。たまらん。ようやく007シリーズを見始めたわけだが、今までなんで見てこなかったんだと後悔。しかしながら、これ以上面白いものに出会える気がしないのだが笑 好きな俳優もいっぱい出てたし、個人的には大満足。
007シリーズ初参戦の私にとっては、若干難しかったかな。しかしながら、話の展開は分かりやすく、一切飽きさせない最高密度の脚本。もうかれこれ16年前の映画なのに、少したりとも色褪せてない。なんなら、16年経って、ワインのように深みが出てきている。こういう作品こそ、名画座とかで見たいんだけどな。
愛おしきマッツ・ミケルセンが出演しているなんて、知らなかった。もう言うことありません。血の涙を流す、というなんとも分かりやすいキャラクター像と彼の冷酷さがマッチ(・ミケルセン...すまん)。もっと見たかったよ、彼の活躍ぶりが。そこが惜しい。ファンタビのグリンデルバルドの原点はここだったのね。
ジェームズ・ボンドという男が全然完璧ではないというのが、このシリーズが愛される理由なんじゃないかと勝手に推測。歴代ボンドがどういったキャラなのがは分からないけど、ダニエル・クレイグとの相性が想像以上にいいことは確か。感傷的で人妻好きで大胆で破壊的。でもやっぱりカッコイイし、結構人間味があって魅力的。ダニエルの美しき瞳がまた見とれさせてしまうのです。
ナイブズアウトとは真逆のキャラクターで、ギャップを楽しむのもまた一興。グラス・オニオン配信前にのこり4本も見たいところ。この映画が面白すぎて、逆にこれからが思いやられますが笑
極上のエンターテインメント
結論からいうと最高です。
そもそも007シリーズは、B級のスパイアクションの立ち位置から始まったと認識します。それが回を重ねる度に色んな要素をコテコテに盛ってきて、何処に向かっているのか理解できない展開でした。初期の傑作は個人的にゴールドフィンガーだと思っています。
カジノロワイヤルはA級の出発です。各シーケンスが高品質でエスプリがあり映像が綺麗です。特に序盤のパルクールアクションは秀逸だと思います。また、ヴェスパーとのお互いのプロファイル、バックグラウンドの演繹的推理の会話シーンはシャーロックホームズ的です。
キャストが超一流です。各人個性的でスマート、出過ぎず引き過ぎずダニエルクレイグを盛り立てています。エログロ描写が控えめなところも好ましいところです。
総括すると、ミッションインポッシブルとジェイソンボーンのいいとこ取りです。
007誕生
映画館で見たきりの久しぶりに見返した作品。新しいボンドを決定づけるオープニングは力入ってますね。カッコいいだけじゃない泥臭いアクションも織り交ぜながら軽くない重い雰囲気で突き進みます。このまま最新作まで一気に行きそうなほど面白いです。次回作につながる感じも好き。
ストレートフラッシュ
私としては007といえばダニエル・クレイグなのよねーで、2回目の鑑賞。長さを感じさせないこれぞ映画!
色々と細かい所に意味があったりするのだけれど、2回目だから気付く事も。知っているから切なくなる事も。
マッツ・ミケルセンも悪役がよく似合う。しかし、あっけない。結局あの手でお金を取るのであれば危険を犯してカジノ対決するのかな?ただのギャンブル好き?毒殺しようとするならもっと他に手があるんじゃない?と思いながらもこれが007よねーエヴァ・グリーンも好き
な役者さん。あー面白かった。
家族が観ている横でチラ見していただけなので星は3にしましたが、(何...
家族が観ている横でチラ見していただけなので星は3にしましたが、(何でもアリだな!と思いつつ)カッコよかった。
終盤、「そうなるよね〜」と思ったけど、こうなってくれなきゃ困りますよね⭐︎
ポーカーのディーラー役の人がチャーリー・シーンに激似で家族が大興奮していた。私は海外俳優さんはディカプリオとジョニー・デップとライアン・エッゴールドくらいしか知らないので「?」ってなったけど。(アンドレアス・ダニエルさんという俳優さんだそうです。以後お見知り置きを)
あとマティス役のジャンカルロ・ジャンニーニさんを「どこかで見た、絶対見た!なんに出てた人だ!!」とこれまた家族が騒ぎ出し。調べたけど、『ハンニバル』観てないしこれといってピンとくる作品がなく…。「ジャンカルロ・ジャンニーニ 似てる」で検索したらデヴィッド・リンチ氏が出てきたけどこの方でもなく。何で見たんだろう……
これぞ!原作付きの映像化に望むもの
うわぁ、全然違う〜。それが冒頭数分間を観ての率直な感想であった。
ティモシー・ダルトン2作目「消されたライセンス」のレビューに、私は下記のように書いた。
「前作で原作尊重の原点回帰を果たしたが、リアリズムを追求すればするほど『荒唐無稽なファンタシー』『そんなんあり得ないだろー!とツッコミ入るくらい男のロマンを盛り込んだご都合主義』『ユーモア溢れる明るいスパイ活劇』という、コネリー&ムーアが築いてきた『007映画』という伝統から外れてしまうんだなぁ。」と。
然るに!本作はそのような『007映画の伝統』を完っ壁に脱ぎ捨ててきた!
オープニングでは、シリーズの伝統であった女性シルエットを用いず、徹底的に男性(ボンド)シルエットのみである。スーツは吊るし、酒はマウントゲイのソーダ割り、時計はオメガだが007がオメガを使うようになったのは「ゴールデンアイ」以降だしロレックスと比べれば庶民にも手が届く範囲に思える。ロジャー・ムーアがコネリーボンドとの違いを出してきた時のような「ちょっとズレ」ではなく、徹底的に違うのだ。
隙のない洗練された紳士ではなく、荒削りな庶民派の兄(あん)ちゃんだ。
女性に対してもクール。美女よりも任務最優先。
なるほど、まるで別作品だと聞いているしなぁ、、、と思いつつ、とりわけ女性対応に重点を置きながら見ていたが、しかし、完全なる冷血漢とゆーわけでもない。それどころか天然タラシの素養は充分に持ち合わせている。そして何より女性に対してたまらなく優しい、、、!いや、これって原作そのもののボンド?
そうこうしているウチに、出てくる出てくるアストンDBS!
タキシード!ワルサーP99!
そして、そして「ヴェスパー・マティーニ!」
00要員に昇格したばかりの未熟な若武者が、どんどん我らの知っている「ジェームズ・ボンド」になってゆく!
そうか!だから原作小説イアン・フレミングの「第1作品目」か!
「新生ボンド」を生み出すのにこれ以上のシナリオはない。だって、誰しもが知っているボンドの「前日譚」で良いのだから。
007ジェームズ・ボンド誕生のストーリーを描いた映画は未だ存在していなかったのだから!
単に、映画版権絡みで紆余曲折あった不遇の第1作として選ばれたのではなかったのだ。
そう気付いた時、監督と脚本陣に多大な拍手を贈りたくなった。
作品の中身に目を向けてみれば、序盤、アフリカの工事現場を舞台とした高所アクションも実に良い。
大航海時代の水夫は、帆船のメインマストからヤード、シュラウドを自由自在に移動出来ねばならないという話が思い浮かんだ。そう考えれば高所アクションはイギリスの伝統的お家芸か。
爆弾密造人役のセバスチャン・フォーカンはパルクール産みの親の1人だそうで、おかげでダニエル・クレイグも走る、走る。
どれだけ自動車相手に走るシーンがあるんだ!とマンネリに感じ始めた頃から上手くカーチェイスに移行する。
DBSの7回転切り揉みシュートもお見事!カースタントさん、ご苦労さん!である。なんとギネス記録だとか。
(80年代以前は、目上に対しても「ご苦労様」は普通に使用する言葉でしたので敢えて使います。上から目線で書いてるわけじゃありませんよ。だって本当に大変な苦労でしょう?あの技術は。90年代以降に生まれた「マニュアル暗記のビジネス用語」はどんどん日本語をおかしくしているぞ?)
スカイフリートの株操作は、現在のボーイング社が安全な飛行機を造るハズの「エンジニアリング企業」から株価を釣り上げる事に血道を上げる「金融マシン」へと体質を変えてしまった皮肉を思わせる。
架空の航空機であるスカイフリートS570のベース機はボーイング747-200であるが、2018年〜19年に2度も墜落事故を起こしながら運用され続けた737MAXを想起させた。
本作は2006年か。未来予知ではないが21世紀らしさを見事に描いているね。
アクションだけじゃなく、練り込まれたドラマと、人間模様の細やかな感情の機微も描き込まれている。
小物に見えてしまうル・シッフルでさえも、オーソン・ウェルズ(1967のカジノ・ロワイヤル)の役柄に比べたら充分に存在感がある。
そしてラスト・シーンにて、ついに(ようやく!)おなじみの決め台詞登場!そのまま突入するエンディングにてボンドのテーマが流れる。
うっわ〜!こう来たかぁ〜!
21世紀に合わせた新生ボンドに生まれ変わらせておきながらも、その一方で見事に『007』を継承しているではないか〜!
伝統をまったく無視した別作品などではなかったのだ。
レビュー冒頭、「原作回帰のリアリズム」と「荒唐無稽なユーモアスパイ活劇」を対比させたが、イアン・フレミングの原作もそんなにしっかり固茹で卵と言えるのはこの「カジノロワイヤル」だけなんだよね。そのままいけばチャンドラーやハメットの系譜に並んだかもしれないが、フレミングはそれよりもむしろ「大衆娯楽小説」を書く事を望んだ。だから作風はどんどん映画に近いファンタシー路線に近づいていく。
だから、マーティン・キャンベル監督と3人の脚本家達が本作を見事なハードボイルドに仕上げてくれた事は大変嬉しい。
原作のボンドは当初から一流の腕利きだが、作中の回想で00ナンバーに昇格したトピックが登場する。映画ではそこにスポットライトを当て、タキシードを着るまでのボンド物語を前半たっぷり使って新たに創造し、カジノロワイヤルのシーンを中盤に持ってくるなど実に上手い構成だ。(ヴェスパーはボンドが結婚を考えるほど愛した女性、というのは原作通りです。アレンジは非常に秀逸ですが。あ、拷問も原作通りです。監督&脚本に罪はありません。苦情はお空の上の原作者へw)
これこれ!これですよ!原作付きの映像化に望むものは!
「解体・脱構造化・再構築」とはこうであって欲しいの!
原作の魅力を余すところなく注ぎ込みながらも、手を入れるところは想像の翼を広げてアレンジする。
しかし、新しく造った部分も原作との整合性は見事に取れている。表面的な部分は大幅に変えていても、根幹の大事な部分は変えていないから本当に嬉しくなってしまうんだ。
しかも本作は、長らく乖離していた原作と映画の作風の違いまでもすべて飲み込んで1つにまとめてくれた!ダルトン・ボンドやブロスナン・ボンドで監督達が悩み、やろうと腐心した事をついに昇華させたのだ。本作は007映画史上において、大変重要な快挙を成し遂げたと言えよう。
見始めた時には、カーク船長とミスタースポックのスタトレがピカードとライカーのジェネレーションズになった時くらいの「新生」感を感じたが、エンディングではすっかりショーン・コネリーの血脈を受け継ぐ「正統派007」として受け入れている自分がいた。
(これを機に「消されたライセンス」にも初めて007の冠がついた。それならいっそのこと「ネバーセイ・ネバーアゲイン」もラインナップに加えていいんじゃないの?と思うが、やっぱりそれはまた別問題なのね。本作でフィリックス役に初めて黒人が起用という記事を読み、「あれ?そんな事ないはず。過去にも黒人フィリックスいたよ?」と思ったのだが、あれはネバーセイだったか。)
スカイフォールが最高傑作だと聞くから評価は厳しくしておくかな?と悩んだが、これに星5をつけねば自分のレビューすべてを辛口評価に変更せねばなるまい。
キャスト・スタッフ、すべてに感謝したい素晴らしい作品である。
007は自ら炎で身を焼くフェニックスのように、ここに21世紀作品として見事な転生を成し遂げたのだ。
ヴェスパーにつきる
公開当時、映画館で観たが、新作を観るために2度目の鑑賞。
ところどころのシーンは覚えていたが、ほぼ初めてのような感覚。人間、すぐ忘れるよね。まぁ15年ぶりの鑑賞だしね。ダニエルが若い!
私の中では、ピアース・ブロスナンが、ジェームズ・ボンドの理想なので、ダニエル・クレイグはイマイチなのだが、007が大好きなので、シリーズは映画館で観続けている。
当時鑑賞した時、ダニエルの荒々しく、感情むき出しのマッチョなボンドが、あまり受け入れることができなかった。今回は、そこはもう慣れていたが、何よりもヴェスパーがステキだった。
あの表情。忘れられない。
最後のシーンも何となく覚えていたけれど、細かい内容は失念していた。肝心のヴェスパーが裏切っていたところを思い出したのは、口座番号を入力後の暗証番号入力後の、あの切ない表情を見た時。
あぁ、そうだった。せつないストーリーだった。
ということで、次を観ます。
新作はギリギリ劇場で観ることができそうな年末年始。大きな音の良いスクリーンで観たかった…。このところ、時間が全く取れず、お正月休みに鑑賞予定。スクリーンで観ることができるだけ、良しとしよう。
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