地下鉄(メトロ)に乗って

劇場公開日:2006年10月21日

解説・あらすじ

人気作家・浅田次郎の同名小説を堤真一主演で映画化。営業マンの長谷部真次は、仕事帰りの地下鉄の駅で、父が倒れたとの連絡を受ける。気難しく威圧的な父とは高校卒業と同時に絶縁しており、長い間顔を合わせていなかった。地下道を歩きながら、父とケンカして家を飛び出したまま帰らぬ人となった兄を思い出す真次。そんな彼の前を、亡き兄に似た人影が横切る。後を追って地上へ出ると、そこは兄が死んだ昭和39年の東京だった……。

2006年製作/121分/日本
配給:ギャガ・コミュニケーションズ,松竹
劇場公開日:2006年10月21日

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(C) 2006 METRO ASSOCIATES

映画レビュー

3.5 [仁]の別の話??

2025年9月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

見始めは何だかよく分からなかったのだが、所々、興味深い場面はあった。
キャストのそれぞれの演技は頑張っていたし浅田次郎の作品は好きだが、真次の本妻は?息子は?そっちが全然描かれていなくて、愛人に溺れ過ぎなのは父親の遺伝としても不倫や浮気が美化されているのは失楽園など時代によるものなのか。

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まるりん

3.5 こういう話も有っていいんじゃないって思う

2025年8月17日
PCから投稿

浅田次郎氏の原作

メトロの行き先の
父は、母は何を思う
(演技に誘われ)
その世界に入る。
入って知った真実に
とんでもない熱量の
愛情がとめどなく流れ
幸福感と喪失感が訪れる。

消し去るためと
残すための決意

実は奥の深い物語。

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星組

3.5 大沢たかおの演技が凄い

2024年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

タイムスリッパーとなった主人公が、過去に戻って父親の人生を目撃する話。傲慢な父親が嫌いで家を出た主人公だったが、やがて心の中で父を許し、和解していく。
若き日の父親が子供にかける夢を語る場面、そして、その後に続く「生まれてきてくれただけで嬉しかった」という台詞には、全父親が涙すると思う。

しかしSFとしての出来は、いろいろ辻褄が合ってなくて少しげんなり。地下鉄に乗って過去と行き来するルールだと思っていたら、急にベッドの上で夢から覚めたみたいに現在に戻るのは、なんだかなーという感じ。小説だったらそのあたりうまく流せるのだろうけれども、実写になると自然な表現が難しいのだろう。

最後に、印象に残った台詞をひとつ。
“「あのねお嬢さん、親っていうのは、自分の幸せを子供に求めたりしないものよ」”

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ROKUx

4.0 営団地下鉄のノスタルジー

2024年9月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

郊外からお袋のデパート巡りに付き合わせられてよそいきを着て地下鉄に乗る高揚感。黄色い銀座線、赤い丸ノ内線、三越前に近づくと一瞬消灯。暗がりの車窓は好奇心と不安が混じった感じ。幼児体験が思い出される、運転席からの映像シーンが好き。この作品は、そんな記憶をくすぐりノスタルジーの世界に浸れる。
浅田次郎の原作や作品のでき以上にまた観たくなる。

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Bluetom2020