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映画「ロバート・デ・ニーロの ブルーマンハッタン BLUE MANHATTAN I・哀愁の摩天楼」 ロバート・デ・ニーロの ブルーマンハッタン BLUE MANHATTAN I・哀愁の摩天楼
解説
おんぼろアパートに越してきた青年ジョン。彼は向かいに建つマンションの部屋を盗撮し、“覗き芸術”映画を製作していた。そんな彼は覗き見た一室の住人ジュディに恋し、自らの素性を隠して彼女をデートに誘うが……。黒人差別やベトナム戦争問題といったテーマにも触れながら、青年の日々をコミカルに、そして時に辛らつに綴る。
1970年製作/87分/アメリカ
原題:Hi, Mom!
スタッフ・キャスト
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2022年7月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
丸見え向かいのマンションを隠し撮りしてポルノ映画を作ろうとする青年の物語から、デ・パルマなら殺しが起きる展開へとサイコサスペンスの方向性に突き進み兼ねない要素が!?
主演ながらデ・ニーロの立ち位置が意味不明、全体的にコミカルな雰囲気を保ちつつ異常な行動のオンパレードに『タクシードライバー』や『キング・オブ・コメディ』の面影が浮かぶ。
途中から"黒人になれ"と連呼する演劇集団のドキュメンタリー映画に様変わりする場面が長尺で、そこから単純に思えた物語が難解で複雑になりながらもデタラメに感じる乱暴さがデ・パルマの初期衝動として!?
人種差別、ベトナム戦争、テロリズム、スコセッシやポール・シュレイダーの前にデ・パルマがデ・ニーロをトラヴィス・ビックルに仕上げた感は否めない。