ロッキーのレビュー・感想・評価
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人間ドラマの名作
ゴリゴリのボクシング映画と思われがちだが、ベースはヒューマンドラマ。ロッキーと彼を取り巻く人々との関わりを描いた作品。
そして、ロッキーの成長を描いた作品。
人間臭いロッキーや、人見知りのエイドリアン、短気だけど根は優しいポーリーなど個性が生きてて良いし、そのおかげでよりストーリーがリアルに感じられる。
この映画の見所はたくさんありますが、
ラストのファイトシーンで、ロッキーが倒れても立ち上がるシーンには圧巻ですね。
それと個人的にはエイドリアンが自ら控え室から出てロッキーを応援しにくる所が好きですね。
本当はボクシングの試合なんて見たくない。でもロッキーのために自分も勇気を出した。
ロッキーだけの成長物語ではなく同時にエイドリアンの成長物語でもあると思いました。
脚本、キャスト、音楽などが上手く合わさって生まれた名作だと思います。
元気になるんだ!
この映画、初めて見たのはいつだったんだろう?いつ見ても、自分が何歳になってもワクワクできて、笑えて、興奮して、泣けるってすごいな、と思う。テーマ音楽が麻薬みたいで、自分を盛り上げて仕事するときに聞いたこともあったような気がする。仕事というか、家事だったかな。
ロッキーとエイドリアンのカップルは、本当にかわいらしい。ミッキーのジム、臭そうだな。でも、ボクサーみんなの眼がキラキラ、ギラギラしてた。
昔は粉末プロテインなど無かったから、生卵か…。ロッキーの服装などの趣味のどうしようも無いところにも、好感がもてる。それでいて、自分のことをちゃんとわかってる。
何回見ても飽きない映画があるって、幸せだと思う。
うーん…
名作なんだけど…
なんか全体的にスピードがゆっくりだったなー。
ほんとセリフもほぼボソボソ…って感じだったし…
な〜んかダラ〜っとした雰囲気だった。
眠気が何回もきてしまったし…。
終わり方も、ほう…ここで終わりか…って感じで、
つづくって感じがしたなー。
うーん。。。
これはあしたのジョーではないのか
いまにして思えば、ロッキーとジョーはよく似ている。どん底から拳ひとつではい上がる姿が、なんとも熱い。似てるとかパクリとかというよりも、ボクシングというものがまさにジョーやロッキーのようなものなのだろう。
ビル・コンティの音楽とスタローンの絵が見事に融合した文句なしの傑作でしょ!
この気持ち、女性にはわからない?
ストーリーは典型的なアメリカンドリームで単純。スタローンの演技も今ひとつ。妻はどこがいいのと言っている。しかし、何回見ても、後半からは心がうち震わされ、熱いものが込み上げてくる。。ここいら辺りは、女の人にはわからないのだろうな。
スタローンの演技力!!
ボクサーの映画でもあり人間ドラマの映画でもあり誰でも楽しめる作品だと思いました!
外国人は絶対にしない生卵を飲むシーンや鍛え抜かれた体などスタローンのこの映画にかける思いがすごくてよかったと思います!
新たな発見!!
この映画はもう40年近く前の映画だ。最近でもテレビで放映されている。なので何度も見てきたがふと感じたことを書いてみたい。
まず、この映画はスタローンの出世作だが、制作費をぜんぜんかけずに大ヒットを飛ばしたことだろう。キャストもジョーフレイザーとか元世界チャンピョンが登場したり、エドニアンもゴッドファーザーで女優賞を取った人材の演出だった。
興味深いのは、スタローンとミッキーの共通した口説き方だ。スタローンはエドリアンをスケートに連れて行き、その後自分の家に連れて行くのだが、ボクシングの話ばかりしている。またミッキーもロッキーのマネージャーにしてもらいに家に駆けつけるがそこで昔の自分のボクサーとしての話しかしない。
通常、相手の事を考える人間は相手に質問したり相手の興味のある話をして打ち解けるものだ。その不器用さがもろに映画に演出されていて面白い。
あくまで個人的な感想です。
今まで観た映画の中で最高の一本。
これから先これよりも素晴らしい映画に出会える気がしない。
演出、音楽、ストーリー、出演者、何をとっても最高の一言です、自分はこの映画に出会えて本当に良かったです。
スタローン全身全霊をかけた傑作
100点 ( ストーリー:90点|キャスト:100点|演出:100点|ビジュアル:75点|音楽:95点 )
不朽の名作、アメリカン・ドリームそのもの、青春映画の金字塔等、この映画を形容する言葉はいくつかあるが、どれも妥当なものである。古い映画なのに今見てもやはり素晴らしい。成功するかどうかなど問題ではないし、実際必ずしも成功するわけではない。だが自分の出来る精一杯をやってやってやってやりつくしたという充実感が、ロッキーと視聴者が一体となって、今までいたところよりはるかな高みに持ち上げてられるような高揚感に包まれる。これほど主人公との一体感を感じる映画も他にない。その場で試合を見ていたかのような気分になる。
不器用で朴訥でぱっとしないままに社会の底辺にいる負け犬にすぎないロッキーに、強いチャンピオンのかませ犬役として巡ってきた偶然の機会。誰もロッキーが勝てるなんて思ってなんかいない。ロッキーは通っているジムの自分のロッカーすら取り上げられていた。だがそれでも夢にむかって努力するという物語だけならばありふれているが、彼の人生とその周囲の人々の友情・愛情・信頼が前進する彼に巻き込まれていく。恋人エイドリアンの愛情、場末のジムの所有者ミッキーのボクシング人生、用心棒をしているギャングや街の人々からの応援。その過程がまた面白いのである。そしてスタローンの人生とロッキーがかぶってしまうのがより視聴者の共感をよぶ。
音楽も名作である。実は特別上手なトランペットではないと思う。だがこれも主人公のように不器用だが人を前向きにさせる不思議な力がある。彼の不屈の闘志をかきたて、ぼろぼろになりながらも立ち続ける彼の人生を賭けた戦いを、精一杯後ろから支えているのである。
シリーズものの走りになった映画だが、この最初のものが一番良い。シリーズを重ねるたびに、不器用な精一杯生きる共感できるロッキーが、安っぽいアメリカン・コミックのスーパーヒーローのようになっていってしまった。そのあたりも良くも悪くもスタローンの人生を反映しているようだ。
自主映画の可能性
観客への期待を煽る演出は上手いが、作品としては平凡の域にあるこの作品がこれ程までに多くの人に愛され語り継がれているのはロッキーという人物像、スタローン自身、そして何よりアメリカの時代背景、今までのどんな映画よりも運命的なアメリカンドリームを体現したからである。
現在も続くブロックバスター映画の流れをつくり、スタローン自身も時代に後押しされるようにスターダムへの階段を駆け上がった。
しかし、その裏には彼の懸命な努力があったことを忘れてはならない。
"努力したものが報われる"アメリカンドリームの本質を体現したリアルなドラマが裏に在ることこそが語られるべきなのかも知れない。
男は甲斐性ってやつですね
新しいのが作られるごとにショービズ化してしまったこのシリーズも、最初はかなり地味な演出で、目線も低く、ほんと中身のある作品でした。アメリカ映画史に残る名作なので、内容やこの映画ができるまでの泣けるいきさつなどは結構有名です。よって、ここでは割愛させていただきます。
子供の頃から何回か観て感動した本作が、ムービープラスで放映されておりました。改めて観ると、今までと違うシーンで印象に残ったり、笑ったりなのですが、やっぱりエンディングの感動だけは不変です。
エイドリアンを初デート後に自分のアパートに連れ込み、不潔なソファに誘うロッキーの鈍感さに何故か勇気づけられたのは、わたくしだけでしょうか?うちの母親が「ロッキーってバカ男の代表だけど、ハートあるから許せる」と言っていたのが思い出されます。
無名の三流ボクサーだった主人公が、世界チャンピオンの挑戦権を手にいれてからというもの、それまで冷たかった周りが手のひら返したように親切になる。それでも、それを受け入れるお人よしな所なんか良いですね。特に、トレーナーのミッキーおじいちゃんを一度は追っ払うものの、すぐさま走って追いかけ、仲直りするシーンなんか泣けました。
この映画で、スタローンがアカデミー男優賞取っていたら、今とは全然違う俳優になっていたかもしれません。本作の屈託のない、気の抜けた演技好きです。
これを名作と呼ばずして何と呼ぶのでしょう。
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