ロスト・ハイウェイのレビュー・感想・評価
全19件を表示
Echoes of Nightmares
Looking back at Lynch's tale of mirrored surrealism is evidence at the auteur's influence on rock and metal music videos for the decades to come. One can see how the director might have configured a narrative as a release for the existential terror that haunted him at night. At one point dated as 90's cheese, it looks cool all over again. Some rock cameos show he was already kids in the scene.
究極のファム・ファタール
飛び込んだ家に映写機から映し出されるブルーフィルム(ポルノ)、それは私の知っている女だった・・・このシチュエーションは「ゾンゲリア」でもあったなぁ(宣材チラシだけが怖かったホラー映画)
あちこちの映画館でデビッド・リンチ追悼上映が行われ、先日観た「マルホランド・ドライブ」で、すっかり舞い上がってしまった私でした。
いきおいに乗って、じゃ次は「ロスト・ハイウェイ」観ちゃう?
観る前に、この映画はガソリンスタンドで出会った女に車を盗まれる追っかけミステリーかと?!勝手に憶測してたら全然違っていた・・・
前半は、ちょっとウトウトしてしまい見逃してしまったシーンもありました。
正直つかみ所がなく退屈でしたが、ある場面を境に画面から目が離されなくなりました。まぁこのシーンは往年のハリウッド映画なら魔法使いが出てきて“お前の願い叶えてやろう”ボヨヨーン“あっ変わった!?”て入れるところなんですがリンチ監督は、あえてカット。観客は何々!?と画面に惹きつける事となります。
後半はマフィアのボスの女を寝取った事で組織から狙われる羽目になるわで、
また、その女にそそのかされ殺人にまで手を染めてしまい、まじヤバイよ!
私のトラウマ映画でもあるフリッツ・ラング「スカーレット・ストーリー」を
思い起こしヒリヒリハラハラもうマジ、そんじょそこらのホラー映画より怖かったです。この怖さはポランスキー「反撥(はんぱつ)」以来。両作品に通じるのは小道具である写真を、うまく使ってる。下手だったのはキューブリック「シャイニング」・・・これ、ただの記念写真だろ!
話はロス・ハイに戻って結局後半の展開は何だったの!?
この映画の展開に似ているロベール・アンリコ「ふくろうの河」もいいよね
(←観てないけど)
ゲリー・ビジーが良識あるお父さん役で出てたのは良かったです。
この映画は奇をてらったシーンは、ほとんど出てこなくて、
何度も出てくるホテルのルームナンバー・・・妻の浮気を疑う
男の苦悩に寄り添った映画でした。
ところで火災の逆回しシーンはノーラン「テネット」を予見してるのかな。
判ったつもりで少しも解っていない
4K追悼上映
リンチ映画
コレは入れ替わりモノでいいの?
映画を見続ける意味がここにある。
映画凍結期の作品の嬉しい再映。デヴィッド・リンチの未見だった作品にようやく出会えた。
これは大傑作だった。
終始緊張しつつ悦びに震えた。
女性の魅力が全身から溢れ出し滴り落ちるパトリシア・アークエット(一人二役)、そして彼女に翻弄され、狂い、堕ちていくビル・プルマン(サックス奏者の夫)とバルサザール・ゲティ(若き車の修理工)、あるいは自分。
恋をして、ドキドキして涙し、激しい恐怖に襲われるも決して抜け出すことはできない。
そう、映画の中で溺れた。
恐怖の中で幸せになった。
リンチの手のひらでコロコロと転がされているのか?
それにしてもパトリシア・アークエット💕
「マルホランド・ドライブ」のローラ・ハリングと同様、脳裏に焼き付けられ決して褪せることはない。
好きだから許せるってだけ
何回観ても難解w
ツインピークスの次作。
リンチはツインピークスの大ヒットによりマスに向けても自分の赴くままに作品を製作する事が許された数少ないハリウッド監督になったが、そういう意味では本当に撮りたかった作品って本作含めそれ以降のものと言っても過言ではないと思ってる。
基本的に映像と音楽でアートエンタメを表現したい監督なので、他人にとってわかりやすいストーリーなんかは頭に無く構成されているため、時系列はバラバラ、同一キャラクターを複数の役者が演じる、複数のキャラクターを一人の役者が演じる、突如不思議な人物が現れるなどで本当に理解は難しいが、それを知った上で鑑賞すると味わいが出てくる面白い作品。
内容をどうこう言うものではないが、他の作品と大きく異なるのはデビッドボウイ、マリリンマンソンなどのメジャーアーティストの音楽を使ったことが特徴的だと思う。
O・J・シンプソン事件から着想を得たそうだが、そう言われても冒頭と末尾のハイウェイでセンターラインをひたすら走る映像以外は「なるほど」とはならないくらい理解へと導くキーワードとしてはほど遠いが、リンチがこの映画の意味について尋ねられたときに「サイコジェニック・フーガ」(記憶や性格を含む自分のアイデンティティの意識を一時的に失う解離の一形態)と答えているのでレニエとアリス、エディとディックだけでなくフレッドとピーターも同一人物と思って観るべきであろう。
劇中に出てくる白い家と中の家具がリンチ所有だったことは有名だが、ある朝早くインターホンが鳴り「ディック・ローラントは死んだ」と言われ窓の外を見たが外には誰もいなかった、と言うのは本当に彼自身の身に起こった事。
またロバートロッジアはブルーベルベットのフランク役をやるつもり満々でオーディションに来たがデニスホッパーが演じることが決まっておりリンチにブチ切れ罵倒したが、リンチはそれを覚えており本作の起用とあのロードレイジシーンに繋がったんだそう。
結構実際に見聞きした経験からインスピレーションを得て作中に影響を与えていると言うのも面白い作品。
デビッド・ボウイも映画の一部です
1997年公開。米仏合作。
『インデペンデンス・デイ』で戦闘機に乗って大暴れしていた大統領役のビル・プルマンが主役。
ちなみに本作で主役が住む白い家は、デビッド・リンチの自宅らしい。
デビッド・リンチ監督のテイストがスクリーンから溢れ出さんばかりの作品に仕上がっている。
かの有名な『ツイン・ピークス』以来、すっかりデビッド・リンチのファンになってしまった私。。。
彼の作品(特に『マルホランド・ドライブ』あたりまで)を見続けると、以下の特徴が出てきてしまう。
◆小さな矛盾や多少の理不尽は気づかないフリをする
◆時系列の前後は一切気に留めない
◆妙なキャラクターが急に登場しても自然に迎える
◆起承転、あるいは、起承転転でもイラつかない
◆謎は解くものではなく楽しむもの
◆赤いカーテンが出ると無条件に喜ぶ
◆Don't think, feel.
ざっとこんな感じですね(笑)。
本作は、デビッド・ボウイが主題歌を担当。
ラストシーン〜エンドロール
暗い夜のハイウェイの路面が映し出されるのだが、
その疾走感あふれる映像に重ねられるのが、
デビッド・ボウイの『I'm Deranged』
もちろん映画を観た帰りにサントラ買いました(笑)。
Funny how secrets travel…
デビッド・ボウイの謎めいたボーカルは、
『ロスト・ハイウェイ』の一部です。
よって、☆5.0
『ロスト・ハイウェイ』(1997) 公開当時は全く理解できなかった...
あいつ何?悪うセールスマンみたいな
扇町キネマで
アークエット姉?妹?がエロいという感想にひかれて見たが
顔がブサイク顔の骨ごつすぎ 体張ってるけど肌見せファッションにヒール 憧れはまったく感じなかった
なにこれ 嫌い
薬をしてる幻覚幻聴の中の話みたい
キメセクで結ばれた男と女 娼婦AV女優 若い子らもやばいやつばっかり
「ツインピークス」流行った時期あったけど
まだまだ映画の良しあしがわかっていない人がもてはやす
はやりに流された類の映画だと思った
町山智浩さんの考察でよくわかるらしいが有料
他の人のブログ読んだけど 途中までは私もわかってた
死刑間際の妄想だとはそこまで言い切ってる人もいてそんなものなのかな…と。
昔の携帯が出てくる
ビデオテープや笑うセールスマンおじさんはもう一人の心の中の自分だと思った。
寝なかったが時系列いじりすぎ
音楽の力頼りすぎ。
ヤク中の頭の中という感じがした。
サントラのみで
似非映画好きには難解過ぎた
夫婦の下に、謎のビデオテープが送られてきたことから始まる謎の物語。
一言では言い現わせない不条理サスペンス。私のような「似非映画好き」には理解出来ない内容で、鑑賞後にはネットにある解説サイトを幾つか確認。「成程」と思いながらも釈然としない気持ちが残る・・・そんな映画です。
それでも、鑑賞時には最後まで引き込まれたのですから、流石にデビッド・リンチ監督・・・というところなのでしょう。
「ALLTIME BEST」に選ばれたのは納得出来る完成度ですが、個人的な趣向から外れている映画でもあるので、評点は標準にしました。
正真正銘何をやっているかわからない
難解と言うヨリ残る謎!?
個人的にD・リンチの難解三部作「ロスト・ハイウェイ」に「マルホランド・ドライブ」に「インランド・エンパイア」その中でも本作が一番観やすい気がする。
90年代に入り「ワイルド・アット・ハート」と「ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間」を撮り映像のLOOK自体はコレ等の延長線上な感じも!?
物語は前半と後半的で主人公も入れ替わりミステリアスからカップル物の青春犯罪映画的に。
難解と頭を抱えるよりも素直にこの世界に入ってヤッパりリンチを好きになれるか、ドウ?か。
白塗り謎の男の最後まで謎な感じや単に主人公の現実逃避にイカれた妄想を観せられているだけなのか。
ワクワクさせる謎展開に取り残される快感!?
しかしリンチとD・ボウイの相性は抜群でマリリン・マンソンまんまに俳優モードなヘンリー・ロリンズのハードコア・パンク魂は何処へ!?
白人女性の芸術物
比較的理解を得られる作品であり、リンチ入門といっても良いのではないだろうか。そこまでマニアじゃないから主張も憚れるが、マルホやインランドに較べたらまだストーリーや構造、テーマの理解を得やすい作品である。とはいえ、ストーリーのループ構造や映像の構図、そして被写体としての白人女性のネイキッドな美しさは非常に強いパンチとして観客を陥れるのではないだろうか。
入門とは言ったが、ヘルプが必要だったのでネットで解釈を拾ってやっと理解出来た要素が多い。もっと難解で解釈できない作品もあるのだから、出来ただけマシ。
こういう作品を作れる後継者が今後映画界に現われるのだろうか、心配するばかりである。劇伴と効果の絶妙さといい、奇才の才能が垣間見えた作品である。
混乱し、心もとなく
全19件を表示