ラヴ・ストリームス

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ラヴ・ストリームス

解説

激しすぎる愛情ゆえに精神を病んでいく女性とその弟の愛と苦悩を描いた、ジョン・カサベテス監督の集大成ともいえる作品。

小説家のロバートは愛や孤独を題材にした作品で評判を呼んでいたが、実生活では他人を愛することに不器用で離婚歴もあった。そんな彼の家に、長年連れ添った夫と別れた姉サラが訪ねてくる。娘が父親との生活を選んだことに傷ついたサラは、狂気の世界へと足を踏み入れていき……。

1984年・第34回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞。

1984年製作/141分/アメリカ
原題または英題:Love Streams
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2023年6月24日

その他の公開日:1987年10月(日本初公開)、2012年5月26日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

2.5ジーナ・ローランズの入退院

2024年6月20日
iPhoneアプリから投稿

カッコ悪くてカッコいいぞカサヴェテス。
「グロリア」「オープニングナイト」につづき3本目だぞカサヴェテス。
長いし序盤は(退屈じゃないけど)眠いし後半はむちゃくちゃ破天荒だぞカサヴェテス。

ジーナ・ローランズの存在感ってほんとに独特だなぁ。愛嬌があってスタイルもいいのにエロくない。女子校のアイドルになれそうな男前。なのにファッションはエレガント。美脚。
そしてとにかくカッコよくてカッコ悪いカサヴェテス。
内容は「……」だったので置いとくとしても、ともかく撮り方(撮影)がものすごく変わってる。
たとえば後半の動物が出てくるシーン、本来そのショットでは動物も入れるのが普通だと思うけど、それをフレーム外に置いて俳優(監督本人)が悪戦苦闘するさまだけを見せる。
観客としてはおあずけを食ってるわけなので、若干のストレスがある。そうすると画面に独特の粘り(テンション)を感じる、というわけ。
終始その調子なので観る方は気力が必要。これが賞を獲った理由はよくわからないけど、こういう手法もあるんだなぁと感心した。
あとこのやり方だと役者の負荷は大変だろうな。

作家なのにぜんぜん仕事しないで遊び回るカサヴェテスは身近にいたらとんだメンヘラ製造マシーンだが、周囲の受け止めは割とサラッとしてて、なのにおまえがメンヘラに振り回されるのかよ!っていう皮肉。
結局、他者への愛なしに自分勝手に生きることは至難の業っていう独身者には救いのない話。
想像だけど「こわれゆく女」と続けて観た方がしっくりくるんだろうなぁ。

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ipxqi

4.5一方的な愛の流れ

2023年12月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

痛々しいのに、清々しくてチャーミング。
生きる為に必要なさじ加減なく、常に全力投球。大量の荷物も動物たちも。
行き場のない夫と娘への愛を抱え込み、献身的な弟の愛を受け取れない。
それでも、変人扱いじゃなく、懸命に生きる人として見せてくれるから、抱き締めたくなっちゃうな。
弟と老婦人のダンスシーン、可愛らしかった。

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アメリカの友人

4.0カサヴェテス特集ラスト

2023年12月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

幸せ

にして初めて、全然眠気感じなかった。カサヴェテス耐性が付いたのもあるが、大分観易くなったのは確か。音楽もポップ傾向で、多用が目立つ。しかし油断してると、子どもは逃げ出すわ、動物は買って来られるわ、プールサイドでのローランズはしゃぎのイタさは激痛。これは「こわれゆく女」の続編なのか? 最後は嵐で、これは題名にもある流される果てなのだろうか? バッサリ終わらないと収拾つかなかったのは確かでしょう。
レトロスペクティブ完走のご褒美にトートバッグを買った。ジムザドッグに癒やされました。

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トミー

2.5残念だが、わからなかった…

2023年8月19日
iPhoneアプリから投稿

2023/8/19 1回目の鑑賞
2023/9/8 2回目の鑑賞

つい先日、鑑賞したことを忘れてしまって
また観に行ってしまった。

初めての映画のつもりで観ていたのだが
あれ、これ知ってるな、観たことあるぞ
が続き、ラブストリームスとわかった。

しかし、前よりも新鮮に観られたような気分だった。

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JYARI