48時間

タイムリミットものとしてはワクワクしない。

今では考えられないむちゃくちゃな映画。
一番は警官がウィスキーの飲みながら車運転。それも急加速、急ハンドルの危険極まりないハンドルさばき。
映画の中やから許されると言うことなのか？
あれで事故れへんのが不思議。
子供が見たら悪い人を捕まえるんやったらお酒の見ながら荒っぽい運転してもええと思わないやろか。
当時のアメリカでは当たり前やったんかも知れないけれど人種差別がえげつなく描かれている。
ストーリー自体は面白いんやけれど現在ならSNSで大炎上作品やろなあ。

エディーの出世作らしく少しおとなしめのエディーが見られる。
ニックは少し太りすぎの感がある。
二人の殴り合いのシーンの割にはけがの描写が違和感があるのと運転中の会話のシーンと周りの景色が別撮りなのがよくわかるのもこの時代の映画ということで許されるか。と思います。
そんなこんなでも、今見ても面白い映画かな。

ウォルター・ヒル監督の演出がムチャクチャかっこよくて何回も観ています
特に前半のホテルでの撃ち合いはド迫力、腹まで響くほどの銃声と見事なカット割りが素晴らしいアクション史に残る名シーンの１つだと思います
そして後半の夜の映像も素晴らしい、この時代“夜”を撮らせたら右に出るものはいないとまで言われた青みがかったスタイリッシュな映像、その中での地下鉄追跡やカーチェイスシーンにシビれます

エディ・マーフィさんの劇場映画デビュー作としても有名な本作、この時はまだシリアスな演技でエッジが利いていてとても良かった

主人公ジャックを演じるニック・ノルティさんがメチャクチャ渋くてカッコいい

ジャックの恋人エレインを演じるアネット・オトゥールさんがすごく綺麗、出番が少ないのが残念

その全体観を包み込むジェームズ・ホーナーさんの音楽も素晴らしくエキサイティング、最高にカッコいい、アクション映画の傑作です

サンフランシスコを舞台に、看守を殺して脱獄した凶悪犯を逮捕するため、刑事ジャックは彼らの事情を知る服役中の黒人レジーを48時間の期限付きで釈放してもらい、コンビを組む・・・‼️自由になりたい、女遊びはしたい、ジャックを出し抜くし、殴り合ったりするし、最初は協力しないが、次第に刑事ごっこが面白くなっていくレジー‼️このレジーに扮して映画デビューしたエディ・マーフィがサイコー‼️マシンガントークもサイコー‼️ニック・ノルティとの凸凹コンビぶりも絶妙ですね‼️そしてノルティの恋人役のアネット・オトゥールもホントに若くて美しい‼️ウォルター・ヒル監督も全盛期とも言える仕事ぶりで、アクションシーンも凄みがあって強烈‼️凶悪犯を路地裏に追いつめるクライマックスは迫力満点ですね‼️とにかくウォルター・ヒルほどバディを描くのが上手い監督も他にいないでしょう‼️今作はもちろん、「ストリート・オブ・ファイヤー」のマイケル・パレとエイミー・マディガンもコンビだったし、「レッドブル」のシュワちゃんとジェイムズ・ベルーシの米ソ代表コンビも素晴らしかった‼️