許されざる者(1992)

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

クリント・イーストウッドが、師匠であるセルジオ・レオーネ監督とドン・シーゲル監督に捧げた異色西部劇。1870年代の米ワイオミング。かつては無法者として悪名を轟かせたウィリアム・マニーだったが、今は若い妻に先立たれ、2人の幼い子どもとともに貧しい農夫として静かに暮らしていた。そこに若いガンマン、キッドが立ち寄り、賞金稼ぎの話を持ちかける。共演にジーン・ハックマン、モーガン・フリーマン、リチャード・ハリス。92年度のアカデミー賞では作品、監督を含む4部門を受賞した。

1992年製作/131分/アメリカ
原題または英題:Unforgiven
劇場公開日:1993年4月17日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第17回 日本アカデミー賞(1994年)

ノミネート

外国作品賞  

第50回 ゴールデングローブ賞(1993年)

受賞

最優秀助演男優賞 ジーン・ハックマン
最優秀監督賞 クリント・イーストウッド

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀脚本賞 デビッド・ウェッブ・ピープルズ
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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

5.0真実は誰も知らない

2024年9月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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猿田猿太郎

4.0なぜこの映画を好きなのか考えたけど、どうして好きなのかよくわからなかった???

2025年1月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

オスカー獲得作品だけど、何かとややこしい映画だよね。クリント・イーストウッドが西部劇の勧善懲悪(正義のヒーローが悪をボコボコにしてスッキリしちゃうとか?)という虚飾を暴いたということなんだけど、、、そこまで単純な映画じゃないよね。

とはいえ、確かに善悪があいまい、娼婦を傷つけた牧童も悪は悪なんだけど、二人とも殺されるのは変だよね。男子の大事なとこを笑われてナイフで娼婦を切り刻んだ男はまだしも、もう一人は何もしてないし、むしろ娼婦たちに申し訳なく思っているようなのに、一番最初に殺される。

暴力が暴力を生んで、その連鎖がややドタバタ気味で進んでいく。元フレンチ・コネクションのドイル刑事の保安官リトルビルも、ある意味正義なんだけどちょっとイカれているし、元ダーティハリーのキャラハン刑事の主人公マニーも、全然かっこいいガンマンではない。でも二人は立場が違うようでも本質は同じだってお互いに認めているようなシーンもある。

そうしたすでにキャリアがあってキャラも立っているようなイーストウッド、ハックマン、モーガン・フリーマンらが、それぞれいい味を出していて物語は進んでいくけど、自身のパロディっぽくは見えない。イーストウッドは、そこはうまいよね。相手役が新人だろうがベテランだろうが生かす。みんな同じになってしまうスタローンのエクスペンダブルズ・シリーズとは違うよね。

でも結局、相棒のネッドの死をきっかけに、マニーはお酒飲んじゃって、ダーティハリーに変身しちゃう。普通の西部劇になっちゃうんだよね。もちろんイーストウッドはいつもの喜怒哀楽がよくわからないあの表情なんだけど、登場しない奥さんの存在感やら、イーストウッドがお世話になった二人の監督へ捧ぐとか、いろいろ魅力的な要素もあって、この映画は面白いよね、暴力のないシーンの景色がきれいだというのも大きいかな。

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クラウディア🫶

4.0娼婦を人間らしく扱え‼️

2024年12月21日
iPhoneアプリから投稿
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共感した! 2件)
りか

4.0シニアオールスター

2024年11月3日
PCから投稿

オスカー取った名作です。
ハックマン、フリーマン、ハリス各先輩をゾロリと揃えてそれぞれの持ち味を十分に生かした演出はさすが同世代の俳優出身の監督ならではです。
派手さも起伏もあまり感じない地味なストーリーをゆったり鷹揚に演出している点が映像の深みと西部劇情緒を際立たせています。

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越後屋