郵便配達は二度ベルを鳴らす(1946)

1946年製作/113分/アメリカ
原題:The Postman Always Rings Twice

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映画レビュー

4.5「二度目のベルは聞き逃さない」

2021年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ルキノ・ビスコンティ版(1942年)と勘違いしての鑑賞(さらに1939年のピェール・シュナール監督版と1981年のボブ・ラフェルソン監督の作品もあるよう)。

「心待ちの手紙を待ってるとするね。ベルを聞き逃すまいと玄関前を動けない。でもベルは2度 鳴る。コーラのために二度そして俺にも二度。皆 二度目のベルは聞き逃さない。 裏庭に居てもね。」

原題 ”The Postman Always Rings Twice”も邦題「郵便配達は二度ベルを鳴らす」と同じタイトルがついているが、物語の核心にせまる部分である二度目でつく決着(レジに入れられた手紙、二回の殺人、二人の殺人に対する裁判)という考え方は非常に福音主義(キリスト教の一派)的。

一度目は過ちを犯すが二度目は過ちを改める。アメリカ的な精神いわゆる「ボーン・アゲイン」(個人の罪が赦され新たに生まれ変わること)がテーマのため、この部分は日本人にはわかりにくいだろう。

「神父さん あんたの言うとおり うまくいったよ。神様は何でも お見通しだな。コーラはニックの命を自分の命で償った 次は俺だ。」
コーラに本当に愛されていたのか?という疑念に対する答えを最後に受け取るフランク。愛の存在(それによって神の存在)を確証したフランクはニック殺害の罪を認め、自分の命で償おうと悔い改める。そして、ついには映画を見ている我々までもが彼を赦すことができる。

91点。

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neonrg

4.0タイトルなし

2019年6月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ラナ・ターナーの美しさ❗

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もーさん

4.0最初から最後まで飽きのこない展開。 いびきをかいて寝ている2名がい...

2017年7月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

最初から最後まで飽きのこない展開。
いびきをかいて寝ている2名がいなければもっと楽しめたがそれは映画館の問題だから仕方ない。

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tsumumiki

3.5愛憎と疑念の行き交う物語が良い

2016年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

総合70点 ( ストーリー:80点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:65点|音楽:65点 )

 犯罪を犯した男女2人の愛憎と疑念の行き交う物語が良い出来だった。犯罪現場をはっきり見せないし、演出は古い映画だけあって迫力があるものではないが、現実に起きた話を基にしたという原作の小説からの物語の出来が作品を引っ張っている。

 子供の頃に、再映画化された天然色のもっと新しいものを最初のほうだけ観たことがある。そちらのほうはさらに良い出来栄えかもと期待させられる。機会を見つけて観てみたい。

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Cape God
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