赤毛のアン(1986)
解説
1908年の出版から、今なお世界で愛読されているルーシー・M・モンゴメリーの小説を自然情景たっぷりに映像化。年老いたマリラとマシューの兄妹は、孤児院から男の子の養子をもらうことに。しかし迎えに向かった駅舎にいたのは、赤毛のおさげを結わえたやせっぽちの少女アンだった。アン役のオーディション当時、16歳だったミーガン・フォローズはこの作品で一躍人気スターに。マリラ役はカナダを代表する大女優、コリーン・デューハースト。
1986年製作/141分/カナダ・アメリカ・西ドイツ合作
原題:Anne of Green Gables
スタッフ・キャスト
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大好きな映画でもありますし、原作をきちんと読む機会を与えてくれた作品でもあります。
映画を先に観たせいかもしれませんが、原作をそのまま映像にしたかのような作品だと思いました。
登場人物はほぼ皆イメージ通りですが、特にアン・シャーリーを演じたミーガン・フォローズははまり役でしたよね。
空想好きで意地っ張りで、大きな失敗もするけれど、でも真っ直ぐで優しいアンが、様々な人々と出逢い少しずつ大人になって様子を見事に演じていたと思います。
グリーンゲイブルスの雄大な自然や当時の人々のファッションも魅力的ですし、名作と呼んでも過言ではないと思います。
ただ残念なのは、今から30年以上前の作品であるため画像が少し粗くなってしまっている点でしょうか。
デジタルリマスター版を是非出して欲しいです。
2013年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 75
音楽: 75
のどかな風景、ちょっと古めかしい田舎の慣習と癖のある人々、そして空想好きでやたらと喋る、不幸に負けない赤毛の元孤児アン。そんなみんなの期待する赤毛のアンの姿がそのまま表現されている。オーディションで多数の中から選ばれたアン役のミーガン・フォローズの演技がまさにアンにはまり役。ただもっと本格的な赤毛でも良かったかなと思う。ちょっと厳格なマリアや優しいマシューもそのままの役柄で登場。
そして物語の中でアンは成長していくし、それをうまく描いていく。会話をするたびにとにかくいちいち文学的表現を使いながら応対するようなおしゃべりなアンの性格が魅力的。そしてだんだんとゲーブルズになくてはならない存在になっていくし、またアンも猛勉強して一人の人間としての道をしっかりと歩み始める。大人として自立していく彼女の今後が気になる。
気に入らないのはマシューの死があまりにあっさりと描かれていること。重要人物だしもう少し劇的に詳しく描いてくれてもいいのではないかと思う。
2010年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
美しい風景と人々のふれあいの様子がとてもいい。アン役のミーガン・フォローズが可愛い。原作の印象的なシーンがイメージ通り描かれていて満足。