1970(日本は1971)年公開、アメリカ・メキシコ合作映画。
原題:『Two Mules for Sister Sara』(シスター・サラの2頭のラバ)
114分。
【監督】:ドン・シーゲル
【脚本】:アルバート・マルツ
【原案】:バド・ベティカー
主な配役
【流れ者 ホーガン】:クリント・イーストウッド
【尼僧(?) サラ】:シャーリー・マクレーン
■ドン・シーゲルらしさ。
まずはクリント・イーストウッドとのタッグ。
本作で出会った2人は、『ダーティハリー』で階段を駆け上がった。
ふたりは師弟関係ともいわれる。
ドン・シーゲルは苦労人だ。
B級映画のステージが長く、低予算で作るノウハウもある。ノンクレジットの仕事もこなしてる。
サム・ペキンパーはドン・シーゲルの助監督を数作務めたのち、スター監督の仲間入りをしたが、59歳で亡くなってしまった。
お涙頂戴が大キライな監督。
大賛成。
アクション映画は、アクションに徹せよ。
■シャーリー・マクレーンとラバと。
AIに尋ねた。ラバってなに。
ラバは「オスのロバ」と「メスのウマ」を掛け合わせて作られた交雑種(子供)です。ラバ自身には子どもを作る能力(生殖能力)がほとんどありません。
作中、シャーリー・マクレーン演じる尼僧に扮したサラはラバに乗って移動する。
ラバの時も「騎乗」というのか?などと訳の分からないことが気になりつつ、この絵が、まあコミカルで面白いのだ。
なにかと挙動不審なサラ。
不器用なのか、素朴なのか。
その謎が明かされるのは、ラス前。
ラストシーンも、シャーリー・マクレーンとラバを観ることができる。
■西部劇黄金期の終焉。
邦題は、典型的な西部劇を示す。
まったく内容を反映してない。
ハライチの漫才をオチだけ見るようなものだ。
1970年代は「西部劇だったら売れる」時代は終わる。
作る側も、観る側も飽きたのだ。
本作は終焉を迎えた西部劇のジャンルに入るだろうが、
早撃ち決闘はなく、
先住民も登場するが、主敵はフランス軍だ。
正統派のウェスタンからすれば、
かなりの変化球だろう。
☆3.5