劇場公開日 1971年2月6日

「異色ウエスタン」真昼の死闘 Masayaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0異色ウエスタン

2022年7月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

興奮

ガンマンと尼僧のコメディ・タッチなロード・ムービーとあって、イーストウッドに女には目もくれぬ (イーストウッド本人は女性好きですが…) 孤高のヒーロー像を求める向きには不向きな作品かも知れません?ヒロイン役のシャーリー・マクレーンは演技派として上手く演じているものの、イーストウッドの相手としては不釣り合いで空回りな感じです。
それまでの米西部劇にはあまりなかった風変りな設定とメキシコが舞台だつたりで、アメリカン・マカロニ・ウエスタンといった風情の作品です。加えて、エンニオ・モリコーネの音楽が一層のマカロニ感を醸し出していますが、この音楽こそがこの映画の最大の価値だと言えます。
イタリアからアメリカ帰還から「ダーティハリー」によるブレイクまでのイーストウッドとドン・シーゲル監督のコンビネーション模索中の1本といった作品でしようか。

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Masaya