「ピーター・フォーク登場」ベルリン・天使の詩 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
ピーター・フォーク登場
総合30点 ( ストーリー:30点|キャスト:60点|演出:40点|ビジュアル:65点|音楽:60点 )
空から地上へと流れるように写していき、そのうち建物や人々を除き見るような撮影方法はいかにも天使の視線という印象を与える。人の社会を俯瞰し覗き見するような描き方には独特の雰囲気を醸し出す。
だけど退屈でつまらない。物語には動きが少なくて、天使が人間界に突然触れて心の動きがあったけど、それがどうしたの。質が低くてくだらなくてつまらない作品もあるが、本作品は芸術的な難解さゆえにつまらない。物語の大筋が弱くて展開が少なく、それでも独特の雰囲気で作品の高尚さを理解しろという押し付けがある。ベルイマン監督のいくつかの作品にも似ているが、自分はこの手の作品には昔からはまれない。
ピーター・フォークが登場していた。『コロンボ』以外で彼が登場する作品をもしかすると初めて観たかも。
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